新地中華街

横浜や神戸と並ぶ中華街ですが、長崎名物ちゃんぽん・皿うどんを筆頭に新地中華街ならではの料理を楽しむことができます。この地は1702年（元禄15年）に海を埋め立ててできた人工島で、かつては中国貿易の品を保管する倉庫が並んでいました。残念ながら倉庫は残されていないものの、周辺には崇福寺や唐人屋敷跡など、かつての中国の関係を示す建造物が残されています。公式サイトはこちら

眼鏡橋

中島川に架かる石橋。1634年（寛永11年）、興福寺の黙子如定禅師が架設しました。長さ22m、幅3.65m、水面からの高さが5.46m、日本初めてのアーチ式石橋です。実際の橋と水面に映る橋が重なると双円を描き、まるで巨大なメガネに見えることが橋の名前の由来です。国の重要文化財であり、また日本三名橋のひとつにも数えられています。

興福寺

崇福寺・福済寺とともに長崎黄檗宗を代表する寺で、国宝や重要文化財を多く収蔵しています。日本の黄檗宗の開祖は隠元禅師で1654年（承応3年）に来日、興福寺の住持を務めていました。インゲン豆、レンコン、明朝体文字、ダイニングテーブル発祥の地でもあります。境内にはソテツの大木があり、その実がオレンジのハート型であることから恋愛成就のお守りとしても人気があります。

浜の町アーケード

長崎県下一の繁華街で明治創業のお店や呉服店が多く立ち並んでいます。長崎人が「まち」といえば、このエリアで、「浜の町」「浜町」と書き「はまんまち」と発音します。2本のアーケードのうち、浜市アーケードは実は国道の一部です。クロスするベルナード観光通りは、ヨーロッパのアーケードデザインを参考にしたのだそうです。

唐人屋敷御堂

16世紀から貿易で出入りしていた中国大陸からの船「唐船」。元禄2年（1689年）、それまで市中で活動していた中国人を隔離居住させるために作られたのが「唐人屋敷」です。いわば中国版「出島」で広さは出島の2倍。現在は市場や住宅地となっていますが、当時をしのばせる個性的な4つのお堂が煉瓦で再建されています。