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大正時代に三角形が大好きなロケンロールな紳士がいた!江迎町の天下の奇人「頓痴奇屋(とんちきや)」

「海風の国」観光マイスター

更新日:2022.11.11
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大正時代の江迎(えむかえ)町に見た目も生き方もロケンロールな通称「頓痴奇屋」
こと徳田真寿(とくだ・しんじゅ)さんという方がいました。
その昔、炭鉱で栄えた江迎町で金融業を営み、財を成した「頓痴奇屋」さん。
見た目はまるで内田裕也さん!
生き方もロケンロール。
趣味は旅行と古銭収集。
汽車代は全て、天秤棒で担いだ布袋に入れた一銭銅貨で支払ったのだとか。
三角形が大好きで、お墓までも三角形なのです。

 

地元の方に「頓痴奇屋」さんについて聞いてみると、「面白い人やろ。江迎支所に
行ってみらんね?」と言われ、江迎支所へ。
佐世保市役所江迎支所には「頓痴奇屋」さんのコレクションを展示したスペースが
ありました。
輪島塗の食器や印鑑…全て三角!!△△△△△△△
千灯籠まつりの灯籠タワーが三角錐なのも、「頓痴奇屋」さんにちなんでなんですよ。


千灯籠まつりの灯籠タワーに使われている土台

いつもお世話になっている、元江迎町助役の吉永圭一さんにお話を伺うと、「江迎支所に
行ってみらんね?」と言われ、一緒に佐世保市役所江迎支所へ。

吉永さんが助役をしていた頃に、江迎千灯籠まつりの灯籠タワー建設の話が持ち上がり、
町議会で「頓痴奇屋」さんにちなんで三角錐の形にする事が決まったそうです。
しかし、出来上がってみると…先が尖っていない!
三角じゃない!?
先端部分は後から付け足したそうです。
「あの時は、だいぶ怒られたばい」と吉永さんは仰っていました。

江迎町にこんなにもキャラクターの濃い人物がいたことはまだまだ知られていないので、
たくさんの方に知ってもらえるように、現在、江迎のガイド育成を行っています!

江迎のまち歩きガイド達が、たくさんの方に「頓痴奇屋」さんをはじめ江迎の魅力を
伝えてくれるのを楽しみにしています。


佐世保市役所江迎支所にある「頓痴奇屋」さんのコレクション

※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。

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