(C)新上五島町観光物産協会
ウバメガシ
青方郷大曽字元納屋の恵比寿神社のそばにあり、幹の周りが約2m60、樹高約13m。地上3mのところから多くの枝が出て、円状に繁茂しています。
ウバメガシは九州には少なく、五島には自生しません。ブナ科のカシ類の仲間で、葉が一番小さく成長が遅いため、カシ類の材は一般に硬いが、ウバメガシの材はその中でも一番硬いとされています。
ウバメガシは、皮は漁網の染料、材は硬いので「櫓(ろ)」などの漁具類などに使用されてきました。また、この材を焼いた木炭は「備長炭」と称し、世界の木炭の中で最も堅いものです。和歌山の紀州備長炭は有名です。
この木は、慶長年間(1597)に紀州からこの地に移住した漁師たち(法村氏、道津氏)が、紀州から持参して植えたものです。地元の人は『紀州ガシ』と呼んでいます。『五島青方ウバメガシ』 は上五島漁業史のルーツを物語る貴重な資料として、昭和53年(1978)8月22日、県の天然記念物に指定されました。ちなみに、五島市上大津町の五社神社にある県指定天然記念物「福江五社神社のウバメガシ」は、青方氏が大曽の一株を移し植えたものです。
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ウバメガシは九州には少なく、五島には自生しません。ブナ科のカシ類の仲間で、葉が一番小さく成長が遅いため、カシ類の材は一般に硬いが、ウバメガシの材はその中でも一番硬いとされています。
ウバメガシは、皮は漁網の染料、材は硬いので「櫓(ろ)」などの漁具類などに使用されてきました。また、この材を焼いた木炭は「備長炭」と称し、世界の木炭の中で最も堅いものです。和歌山の紀州備長炭は有名です。
この木は、慶長年間(1597)に紀州からこの地に移住した漁師たち(法村氏、道津氏)が、紀州から持参して植えたものです。地元の人は『紀州ガシ』と呼んでいます。『五島青方ウバメガシ』 は上五島漁業史のルーツを物語る貴重な資料として、昭和53年(1978)8月22日、県の天然記念物に指定されました。ちなみに、五島市上大津町の五社神社にある県指定天然記念物「福江五社神社のウバメガシ」は、青方氏が大曽の一株を移し植えたものです。
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