天正遺欧少年使節顕彰之像
ヴァリニャーノ神父は、大村純忠、大友宗麟、有馬晴信のキリシタン大名の名代として、伊東マンショ、千々石ミゲル、原マルチノ、中浦ジュリアンの4少年をローマに派遣しました。ヨーロッパのキリスト教文化を見聞させ、日本をヨーロッパに紹介するためでした。一行は長崎港を出港し、マカオ、マラッカ、インド、喜望峰をまわり、2年半かかってヨーロッパに渡り、ローマ教皇と掲見しました。そして、出発してから8年5ヶ月という大旅行の末、天正18年(1590年)帰国しました。少年達は、活字印刷機械などヨーロッパの進んだ技術や知識を持ち帰り、日本文化に貢献しました。彼らが出帆して400年目を記念し、少年の偉業をたたえるため、建てられた顕彰像です。