最教寺(三重大塔・霊宝館)
弘法大師(空海)の霊場として名高い岩の上町西高野山最教寺に、1988年(昭和63)三重大塔としては、日本一の規模を誇る大塔が完成した。今は平戸の新しい観光名所として、連日多くの観光客や参拝者が訪れている。朱色で聳える三重大塔は、最教寺が弘法大師の1150年御遠忌を記念して、奥の院本殿横に建立したもので、相輪までの高さは、33.5mと雄大なものである。塔は、地下が暗黒の中を大日如来の胎内を巡る「胎蔵界めぐり」、大一層は、平戸松浦家第35代観中熈等身の不動明王などをまつる「明王威力殿」第二層は、現代一流書家の作品を展示する「墨華秀麗殿」大三層は、戦死者や寄進者の先祖の霊をまつる「雄健涅槃殿」からなり、大三層からは平戸城や市街地、平戸瀬戸を一望のもとに見渡すことができる。
「霊宝館」には、松浦家第26代法印鎮信が朝鮮の役に従事した際、持ち帰ったといわれる「絹本着色仏涅槃図」のほか、「仏誕生図」、「愛染明王像」などが展示されている。
「霊宝館」には、松浦家第26代法印鎮信が朝鮮の役に従事した際、持ち帰ったといわれる「絹本着色仏涅槃図」のほか、「仏誕生図」、「愛染明王像」などが展示されている。
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