キリシタン(長崎空港・大村エリア)
帯取殉教地跡
この辺りは、大村で最初にキリスト教の殉教者を出した場所です。天文18年(1549年)、ヨーロッパから日本に初めてキリスト教が伝わり、キリスト教は全国に広まりました。しかし、ヨーロッパからの侵略を恐れた豊臣秀吉が天正15年(1587年)に宣教師を国外に追放する命令を出したことをきっかけに、キリスト教を次第に厳しく取り締まるようになりました。慶長18年(1614年)12月には徳川幕府により全国にキリスト教禁止令が出されます。しかし、キリスト教の宣教師らは国内に残って布教を続けており、その中で、多くの宣教師が捕まり、処刑されていきました。大村で最初に処刑されたのは、フランシスコ会のフラーデ・ペドロ・デ・ラ・アスンシオン神父。もう一人は、イエズス会のジョアン・バティスタ・マシャード神父でした。ペドロ神父は諫早で、マシャード神父は五島で捕えられ、郡村の牢屋に入れられました。二人は、元和3年(1617年)5月22日にこの丘で処刑されました。
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