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【超ローカル】立山の坂を歩いて下る【斜面地暮らしを垣間見る】

品川 正之介

更新日:2021.12.22
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長崎は「坂のまち」と呼ばれるように、平地が少なく、山の斜面にまで家々が立ち並びます。長崎の人にとって、そんな風景は単なる日常。しかし、地元民には当たり前の風景も、観光客や外から来る人にとっては、目を見張るほどユニークに見えたりします。

 

今回は「斜面地の階段を下るだけ」というシンプル(?)だけど超(!)ローカルな、長崎の巡り方を皆様にご提案したいと思います。ちなみに、どの斜面地も個性豊かで面白いのですが、今回は筆者も近くに住んでおり馴染みの深い立山の斜面地をご紹介します。

 

市街地中心部「中央橋」バス停からスタート

中央橋バス停

今回は、長崎市街地中心部にある「中央橋」バス停からスタートします。ここから、長崎県営バスの「立神−浜平(大波止・東高下)・浜平行」に乗車し、十数分ほどバスに揺られて「金比羅山入口」バス停で下車します。ちなみに、バスは左側の座席に座るのがオススメ。窓の外に広がる斜面地の景色を横目に、バスがぐんぐん山を登っていきます。

 

バスの車窓からの景色

バス停すぐ近くの階段から下り始めます

正面にはこんな感じの斜面地の景色が広がります

少し下ったら一度左へ曲がります

「金比羅山入口」バス停すぐ近くの階段から、斜面地を下り始めます。少し下ったところで左に曲がり、あとは下に向かってひたすら真っ直ぐに下っていきます。階段を下る間ずっと、目の前に長崎の圧巻の斜面地の風景が広がります。

 

斜面地の見所ポイント紹介

ここで皆様に、斜面地を下る道中に見ることのできる、ローカルでユニークな見所(?)ポイントをいくつかご紹介します。

どんな斜面地の階段にも大抵白線が引いてある

① 斜面地の階段には白線が引いてある

階段に躓かないようにか、一つ一つの段差に白線が引かれています。長崎では、どんな斜面地の階段にも、大抵白線が引かれています。階段の多い長崎ならではの気遣いを感じられます。足元が暗くなる夜などは、非常にありがたいです。

ごみ収集はとても大変

② ごみ収集は一苦労

斜面地でのごみ捨ては、ごみを捨てる人も収集する人も一苦労。捨てる人は、家から近くのごみ捨て場まで登るか下るかして持っていき、収集する人は、ごみ回収専用のソリに入れて、引きずりながら斜面地を下ります。

休憩用の椅子

③ 階段の途中に休憩用の椅子がある。

斜面地ではお馴染みの休憩用の椅子。ちょうど階段登りがキツくなった頃に現れる椅子の心強さよ。だがしかし、案外椅子に座って休憩されている方は多くなく、皆さん意外とスイスイと階段を登って行かれる気がします。

斜面に張り付くように建つ家々の風景は圧巻

ここで一つ余談を。筆者は現在、この立山近くの斜面地に暮らしている(2020年に首都圏から長崎に移住した)のですが、実際に住んでみて気が付いたのは、「斜面地暮らしは、五感で心地良い」ということでした。特に「視覚」「聴覚」「嗅覚」の3つは印象的でした。

「視覚」に関して言うと、斜面地から長崎の市街地を眺めた時の、長崎の空・山・街並みなど、目の前の空間的な広がりは壮観です。「聴覚」に関して言えば、斜面地は市街地と少し距離があるため結構静かで、鳥のさえずりや虫の鳴き声がよく聞こえます。街の方からは時折、船の汽笛や教会や寺の鐘の音が聞こえてくるのも風情があります。「嗅覚」に関して言うと、特に秋などは斜面を下っている時に金木犀の香りがするなど、草花の香りにとても癒されます。

 

斜面地に突如現れる「さくら号」

「立山四丁目 1」を目印に右に進むと…

斜面地のローカルでユニークな見所ポイントを見つつ、しばらく階段を下っていくと「立山四丁目 1」と住所のプレートが貼ってある地点につきます。こちらを、右に進んでください。

坂のまち長崎の最終兵器「さくら号」

斜面地のローカルでユニークな見所ポイントを見つつ、しばらく階段を下っていくと「立山四丁目 1」と住所のプレートが貼ってある地点につきます。こちらを、右に進んでください。

中に乗って斜面を移動することができます

すると、坂のまち長崎の最終兵器「長崎斜面移送システム2号機『さくら号』」に辿り着きます。最大定員2名・分速15メートルで、長崎の斜面地を移動します。約20年前に作られ、現在もお年寄りの方などの心強い移動手段になっています。

さくら号を見終わったら、来た道を帰り元の階段の道に戻って、斜面地を下っていきましょう。ちなみに、長崎の他のどこかの斜面に、1号機と3号機が存在するので、もし興味があればぜひ探してみてください。

 

煉瓦と石垣の趣のある道

和風な雰囲気を感じる道も

平地の道路に出たら、右側の小道へ

バス停から歩いて下ること十数分で、平地の道路の道に出てきます。道路に出たら、右側の小道に入りましょう。この先は石畳で趣ある道が少し続きます。

 

古いタイプのポストがかわいい

長崎歴史文化博物館前に出てきます

しばらく進み、斜面地を下り終わると、長崎歴史文化博物館の前に出てきます。ここで、今回の斜面地下りの旅は終了となります。この後は、博物館を見に行ってもよし、近くにある「諏訪神社」という見所満載の神社を見に行ってもよし、引き続き、長崎散策を楽しんでみてください。なお、他のエリアに移動する場合は、長崎歴史文化博物館内の駐車場にバス停があり、そこからバスに乗ることもできます。

と言うことで、今回は超ローカルな長崎の巡り方をご紹介してみました。いかがだったでしょうか。ぜひ、皆さんにも斜面地を楽しんでいただけると嬉しいです。では、良い旅を!

 

※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。

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品川 正之介

(しながわ しょうのすけ)

神奈川県横浜市出身。1991年生まれの30歳。首都圏で5年ほど働いたのち長崎に移住。
現在は長崎の魅力(歴史・文化・景観・自然・食)を深堀りしつつ、各種SNSで発信中。好きな動物は猫。大好物は皿うどん。最近の口癖は「長崎は銀河系で一番面白い」。※2021年現在

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