行くたびに知り合いが増える!?まちなかのレトロ喫茶「くにまつ」。 二代目マスターが淹れる1杯の珈琲から広がるローカルコミュニティの輪。 | STLOCAL|長崎を旅するアプリ

行くたびに知り合いが増える!?まちなかのレトロ喫茶「くにまつ」。 二代目マスターが淹れる1杯の珈琲から広がるローカルコミュニティの輪。

「海風の国」観光マイスター

更新日:2022.10.05
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賑わうアーケード(させぼ四ヶ町商店街)の路地裏にある創業50年の喫茶店「珈琲専門店 くにまつ」さん。オープン当時と変わらないレトロな店内は、先代の修行時代のお客さんから学生や自衛隊さん、米軍基地の外国人の方まで、連日たくさんのお客さんで賑わっています。このくにまつさんには、淹れたての珈琲や喫茶メニューの美味しさだけでなく、人を惹き付ける別の魅力があるんです。

今回はその魅力についてお伝えします。

入り口の扉を開くと一瞬で異空間に入り込んだような店内。佐世保が港まちということもあり、丸いガラス窓やRのついた天井など、船をイメージして設計されています。20代から通っている40年来の馴染みのお客さん曰く、当時と全く変わっていないそうです。変わらないのは内観だけでなく、珈琲をはじめとするこだわりの喫茶メニュー。ダッチコーヒーやウインナーコーヒー、バナナジュースやレモンスカッシュなど、豊富な喫茶メニューは幅広い世代のお客に親しまれています。

この変わらぬ味のお店を、8年前に初代マスターの父から受け継いだのが二代目マスターの國松弘樹さん(50)。

「メニューもほとんど父(初代マスター)の代から変っていませんよ。長く親しんで欲しいというのもあって、父は1つのメニューを開発するのに3年くらいはかけていましたから」

そして、國松さんの代になってメニュー化された、ラズベリーとクリームが乗った期間限定のコーヒーゼリー、使い込まれた焼きゴテでじっくり焼かれる絶品ホットサンドもぜひ味わって欲しい一品です。

実は、私がくにまつに通う理由がもう一つあります。それは1杯の珈琲を飲んでいる間に、たくさんのお客さんと知り合える「人つなぎの場」であるということです。

カウンター越しにマスターとの会話がはずむと、お隣のお客さんも自然と会話に加わってワイワイ盛り上がる。
この距離感の近さこそがくにまつの魅力のひとつ。

この取材を行った日も、「実際にお客さんに聞いてみるといいよ。あちらのお客様は高校生の時から来てくれているんですよ」とホットサンドを頬張るテーブル席の大学生を紹介してくれました。このライブ感がくにまつなんです(笑)

「木のぬくもりが落ち着くし、カフェは他にもいっぱいあるけど、世代関係なく一緒になって会話ができるところなんで他にはない!」と大学生は元気いっぱいに答えてくれました。

最近は、高校生や大学生など若い世代のお客さんも増えてきているそうです。

そのことについてマスターに聞いてみると「この店のレトロさが今の若者にハマっているのかもしれませんね。今は何でもデジタルでつながれる便利な時代になりましたが、この場所がリアルなコミュニケーションの場になれば嬉しいです」と笑顔。

私たち、くにまつファンが、佐世保観光に来た友人を「まず、くにまつに連れてきたい!」と声をそろえて言うほど、珈琲専門店くにまつは、人も含めて地元らしさに触れられる「佐世保のとっておき」的なスポットなのです。

まずは気軽に、マスターが淹れる一杯の珈琲を味わいに行ってみてください♪

 

※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。

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佐世保・小値賀の案内人

「海風の国」観光マイスター

「海風の国」観光マイスターは、「海風の国」佐世保・小値賀観光圏として連携して観光地域づくりに取り組んでいる、
佐世保市と北松浦郡小値賀町の観光に関する豊かな知識(地理、歴史、文化、食、観光地、観光施設等)と、
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