【長崎・佐世保】平戸八景を眺める「観潮橋」からレトロゲームの聖地へ | STLOCAL|長崎を旅するアプリ

【長崎・佐世保】平戸八景を眺める「観潮橋」からレトロゲームの聖地へ

とっとってmotto!編集部

更新日:2023.3.14
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奈良時代初期に編さんされた「肥前国風土記」に、「雷のような音をたてて流れる」と記された早岐瀬戸。大村湾と外洋をつなぎ、潮の満ち引きにより川のような早い流れが生じることから「速来門」と呼ばれ、それが「早岐」の由来になったとか。ここに架かる観潮橋が2021年、国登録有形文化財(建造物)に登録されました。橋の周辺からスタートし、昭和レトロを感じるスポットを巡りました。

 

1954年に建設された貴重な銅製の橋

今でも生活道路として活躍する観潮橋は、1954年に建設された貴重な鋼製の橋。地元の人に聞くと「昔は開閉橋があった」「急流でカヤックの大会が行われていた」という話から、地名の由来の話に。

観潮橋。ここは国指定名勝「平戸領地方八竒勝(ひらどりょうぢかたはっきしょう)(平戸八景)」のひとつ、「潮之目」でもあります。

 

観潮橋の横にある「史跡肥前風土記の速来門」の碑。「この門の潮の来るは東潮 落つれば西涌き登る 涌く響雷の響に同じ よって速来の門という」と記されています

詳しく聞くため、観潮橋から歩いて5分の「速来宮(はやきぐう)」、通称早岐神社へ。宮司の初村礼子さんは「この地はもともと速来と呼ばれていたのが、土地を治める権力者が変わる中で早岐に変わったのでは」と話しました。

速来宮の御朱印。「カヤックが描かれている御朱印は珍しいのでは」と初村さん

 

古き良きレトロゲームがたくさん!

速来宮から6分ほど歩き「レトロゲームの聖地」へ。昭和40年代の西肥シルバーボウル創業当初から稼働しているものをはじめ、他ではなかなかお目にかかれないレアなゲーム機がずらりと並んでいます。「長年丁寧に手入れをしているので愛着があります」とスタッフの男性。使っている電子部品が少ない分、意外と壊れにくいそうです。10円からプレーできるので、100円あればけっこう楽しめますよ。

子どもの頃に遊んだデパートの屋上を思わせる空間。全国からレトロゲーム機のファンが訪れます

店内で最も古いのがこちら。「TOR」「ECKE」といった表記からヨーロッパのゲーム機のようですが詳細は不明とのこと

ゲーム開始時に鳴り響くえびす様の笑い声に、泣いてしまう子もいるという「エビスボール」

シンプルな操作ボタンに昭和感が漂います

 

愛され続ける昭和喫茶メニュー

西肥シルバーボウルから徒歩10分。こちらも40年以上営業を続け、地元で愛されている喫茶レストランです。同じメニューだけを食べに来る古くからの客も少なくないそうで、「周囲の環境や人の流れは時代とともに変わるけれど、メニューのレシピは変えずに受け継いでいます」と2代目店主の荒牧悟さん。昔ながらのハンバーグやピラフなど、テイクアウトでいただくこともできます(要予約)。

イタリアンスパゲティー(スープ・サラダ付き)850円。アボカドやオムレツなどのトッピング100円~

ソーダ水やコーヒーフロートなど、懐かしいドリンクメニューも。ブレンドコーヒー450円

天井が高いロッジ風の店内。ランプなどの調度品がクラシカルな雰囲気を醸し出します

 

以上、とっとってmotto!編集部でした!

※情報は2022年11月時点のものです。

 

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