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江戸時代から近代にかけての海外交流に関する資料を扱っており、収蔵資料は約48000点。かつて長崎奉行所があった場所に建ち、発掘された階段を上ると堂々たる門構えで、一部を復元展示しています。楽しく歴史を学べる常設展示室があり、季節ごとの多様な企画展やイベントも開催しています。立山役所を復元したエリアにはお白洲まで。ここには、イカルス号事件の審判の折は、坂本龍馬も訪れています。公式サイトはこちら

長崎歴史文化博物館

戦国時代にイエズス会の教会領になった長崎で、江戸時代の初めに長崎の産土神として再興された神社です。諏訪・森崎・住吉の三社が祀られ、厄除け・縁結び・海人守護の神として崇敬されています。「お諏訪さま」と呼ばれ長崎人に親しまれている氏神さまで、10月に行われる長崎くんちでは旧市街地の踊町が様々な演し物を奉納します。有名な龍踊やコッコデショ、オランダ船や唐船が町人の心意気を感じさせる祭りです。公式サイトはこちら

諏訪神社

学問の神様菅原道真を祀る天満宮で、諏訪神社・伊勢宮神社とともに古くから長崎市民の信仰を集めてきました。本殿を囲う垣の欄間に浮彫りされた30枚の板「職人尽くし」が有名で、中世の働く職人の姿が彫られています。また、樹齢300年を超える7本の巨大クスノキ群も、長崎市の天然記念物に指定されています。境内には江戸時代の仕事の様子を表した職人尽があり、格調高い彫刻に往時の様子が偲ばれます。

松森天満宮

諏訪神社と隣接する自然豊かな公園です。復元された日本最古の装飾用噴水や、かつて茶屋だった建物「呑港（どんこ）茶屋」など見どころが少なくない。園内に整備された「どうぶつひろば」には、長崎での日本人女性との同棲生活をもとにして執筆した小説「お菊さん」で知られるフランスの文人、「ピエル・ロチ」の記念碑があります。公式サイトはこちら

長崎公園

1823年（文政6年）に長崎にやってきた出島オランダ商館医のシーボルト。彼の研修所として奉行所の許可を得て開設した鳴滝塾には、全国から学者や門人が集まり、近代医学を学びました。鳴滝塾のあった場所は「シーボルト宅跡」として国指定史跡となり、隣接地に建てられたシーボルト記念館には、外科道具や薬籠など、シーボルト関連の資料が展示されています。公式サイトはこちら

シーボルト宅跡 シーボルト記念館

1634年（寛永11年）、2人の遊女が諏訪神社前で「小舞」を奉納したことが長崎くんちの始まりといわれており、現在では国の重要無形民俗文化財に指定されています。10月7日から3日間開催され、その内容は、諏訪神社の氏子にあたる各町が大きな「傘鉾」と呼ばれる町のシンボルを先頭に担ぎながら、演し物という独特な奉納踊りを披露するものです。公式サイトはこちら

長崎くんち

太平洋戦争中、空襲警報が発令されると立山防空壕内に長崎県知事らが集まり、警備や救援・救護などを指揮していました。現在では平和の大切さを伝えるため、内部の補強工事を行い、見学ができるようになっています。

立山防空壕

架橋当時は中島川の上流部に位置し、桃の木が立ち並んだ渓流だったことからこう呼ばれています。僧卜意が架けたこの橋は水害などで流出することもなく、当時の姿を今に伝えています。

桃渓橋

1887年（明治20年）から桜を植えて整備し、1900年（明治33年）には浴場が完成しました。長崎の奥座敷と称され、料亭と温泉を楽しみながら春は桜、秋は菊が愛でられたといいます。カルルスとは、温泉にチェコスロバキアのカールス・バードの湯の花（鉱泉の結晶）を用いたことに由来します。現在、料亭橋本庭園内にある桜はカルルス時代の桜といわれています。

中川カルルス跡

昔、一人の泥棒がこのお地蔵様の前で盗んだ品物を調べ始めました。お地蔵様に気づいた泥棒は膝をつき、このことは秘密にしてほしいと頼みました。お地蔵様は「一度だけは見逃してやろう。お前も人に話すなよ」と顔を横に向けられました。それから三年後、泥棒が再びこの場所を訪れるとお地蔵様は顔を横に向けたまま立っておられました。泥棒は驚き、お参りに訪れた人々に三年前の出来事を伝えました。それを聞いた人々は「三年前にうちで盗みを働いたのはお前か」と男を奉行所に突き出したそうです。お地蔵様はこうなることをお見通しだったのです。

横向地蔵

新大工町・鳴滝・諏訪神社の観光スポット