【チャリ旅】長崎港絶景ライド / 女神大橋を自転車で渡る
公開日:2022/9/30最終更新日:2022/9/30稲佐山・飽の浦・福田
ちょっとユニークな旅を楽しみたい方にオススメなのが、自転車での「チャリ旅」。長崎には、市街地を少し離れたところにも、見所がたくさんあります。今回も、普通の観光ではお目にかかれない、筆者一推しのチャリ旅スポットをご紹介します。
1日あれば余裕を持って巡れるルートです
今回は、長崎駅近くをスタートし、長崎の港を時計回りでぐるっと一周するような形で巡っていきます。通る道によりけりですが、大体20〜30km程度の道のりです。比較的短めのコースですが、見どころは満載です。女神大橋、神崎神社、鼠島公園、岬のマリア像...などなど、少しディープなスポットを散策していきます。
※ 自転車を走行する際は、安全運転を心がけ、くれぐれも事故・怪我のないようご注意ください。
自転車をレンタルし女神大橋へ
レンタサイクルと言えば駅チカのROUTEさん
まずは、JR長崎駅から歩いて数分のところにある「カフェと宿 ROUTE(ROUTE BIKE & TOURS)」さんにやって来ました。STLOCALの他の記事でも、度々お世話になっているお店です。様々な種類の自転車を取り扱っているため、あなたにピッタリの一台が見つかるハズです。今回も、電動自転車をレンタルしてチャリ旅に出発です。
1時間もかからずに女神大橋に到着
ROUTEさんを出発した後、女神大橋へは、基本的に海沿いの大通りを南に進んでいきます。約30〜40分ほどで到着です。橋には歩道があり、自転車でも走行が可能です。今回は、右側(市街地に近い側)の歩道を自転車で進んでいきます(※こちらの道の方が、次の目的地の神崎神社に向かいやすいため)。
女神大橋から市街地を眺める
女神大橋は歩道が広く自転車も走行しやすいです。天気の良い日は、晴天の空と真っ青な海が視界に広がり、爽快感抜群です。橋の上から市街地方面を眺めると、海岸地帯に立ち並ぶ造船関連のクレーンの多さに驚きます。
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道中の見どころスポットを巡る
横道に入って女神大橋の下をくぐります
女神大橋を渡りきると横道があります。そこを進むと橋の下をくぐれる道があり、その先には階段があります。しばらく進むと次の目的地「神崎神社」に到着します。
神崎神社
抜群の景色
奥の方へ進むと、見晴らしの良い場所に出てきました。稲荷の狐と女神大橋のツーショットがいい感じです。なお、この「神崎神社」は、古くから商売繁盛や金運のご利益で知られているそうです。ちなみに、通称「金貸稲荷社」と言うのだとか。筆者も、熱心にお参りしていくことにしました(笑)。
地元の人にはきっとお馴染み?の鼠島
次に、女神大橋から数十分進んだところにある「鼠島公園」にやってきました。この鼠島には、かつて海水浴場があり、多くの市民の方で賑わっていたそうです。夏休み期間には、ここで水泳訓練を受けた思い出がある方も少なくないのだとか。ちなみに今でも、毎年1月3日はこの場所で寒中水泳が行われています。
石碑と師範の像がありました
市街地から小一時間でこの海の青さ
市街地からすぐの場所にも関わらず、この海の青さと透明度に驚きます。この日は近くで釣りをされている方もいらっしゃいました。改めて、長崎が海に恵まれていることを実感します。
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一推しスポット「岬のマリア像」
鳥居の先にはマリア様
次に訪れたのは、鼠島公園からすぐ近くにある「岬のマリア像」です。この場所では、日本の神道の鳥居と恵比寿様の先に、キリスト教のマリア様の像が立っています。神道とキリスト教がご近所さんで立ち並ぶユニークな場所です。まるで、多文化共生のまち長崎を象徴しているよう。
長崎の港を見守る
長崎の港の玄関口に立つマリア様の像は、これから航海に出る人の安全を祈っているようでもあり、長い船旅を終え長崎に辿り着いた人を出迎えているようでもあります。
加えて、この岬のマリア像周辺の景色も素晴らしいです。繰り返しになりますが、海の青さと透明度に、またまた驚かされます。市街地から小一時間とは信じられない程の海の綺麗さです。
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エクストラステージ:稲佐山山頂展望台へ
稲佐山の中腹から市街地を眺める
当初、岬のマリア像周辺を散策した後は、市街地に戻ろうと考えていました。しかし、体力が有り余っていたため、稲佐山山頂展望台に向かうことに。山道を電動自転車で駆け登ります。果たして、展望台まで辿り着けるのか。
山頂へのラストスパート
小一時間、電動自転車を走らせて稲佐山山頂展望台へ向かいます。電動とは言え、流石にずっと続く山道を自転車で登るのは少しキツかったです。
※ 稲佐山山頂へ自転車で向かう場合は、ご自身の体力や当日の状況などを鑑み、くれぐれもご注意ください。
稲佐山公園に到着
ひたすら階段を登ります
ひたすら山道を自転車で漕ぎ進むと「稲佐山公園」に到着しました。この稲佐山公園から展望台へは、スロープカーが運行しています。この時、あいにくスロープカーは出発直後。次の便が20分後ということで、歩いて山頂に向かうことにしました。
展望台に到着
昼間の稲佐山、オススメです!
数百段階段を登り切り、稲佐山山頂展望台に到着しました。通常は夜景でお馴染みの稲佐山ですが、昼間の景色も圧巻。むしろ昼間の方が、長崎の斜面地に連なる家々がはっきり見えて、面白いかもしれません。
ちなみに、観光シーズンの混み具合を考えると、人の少ない昼間に稲佐山山頂展望台、夜は比較的混みにくい鍋冠山展望台、と2つの展望台を訪れるのが、長崎の絶景を昼夜堪能できる「通な」巡り方かも?しれないな...と思いました(鍋冠山展望台に関しては、
をご参照ください)。
ということで、長崎港をぐるりと巡る自転車の旅、いかがだったでしょうか。少しでも皆様の旅の参考になれば嬉しいです。それでは、良い長崎の旅を!
※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。
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この記事を書いた人
品川 正之介
Youtuber/Podcaster
1991年生まれ、神奈川県横浜市出身。大学卒業後、プラントエンジニアリング会社で約2年、IT系スタートアップで約3年働いた後、2020年2月に東京から長崎(長崎市)へ移住。現在は「外から来た人の目線で、長崎の魅力を掘り起こし、伝え、生かす」をテーマに、Podcast(「ながさきラジオ」)やYouTube(「長崎暮らし」)での情報発信を行う。口癖は「長崎は銀河系で一番面白い」。
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