写真では伝わらない悪臭!?九十九島に自生する貴重なトビカズラを間近に観察できる公園
九十九島南部
九十九島に自生する貴重なトビカズラ
日本本土最西端の地、長崎県佐世保市の九十九島。
208もの自然豊かな島々のひとつ「トコイ島」に、このトビカズラが自生しています。
間近で観察しないとわからないのは、この花の匂い!
実は「ガスが漏れたような、いい匂いとは言えない匂い」なんです。
受粉を担うコウモリが好きな匂いだとか?
トビカズラは、中国原産のツル性の植物で、葡萄のフサのように濃い紫色の花を咲かせるのが特徴です。
日本国内で自生しているのはなんと4ヶ所のみという、貴重な植物です。
この島に自生している理由は諸説あるようですが、まだ正確なことはわかっていない謎に満ちた植物でもあるのです!
トコイ島には船でしか渡れないのですが、実は九十九島の総合発信基地、「九十九島パールシーリゾート」から程近い長尾半島にある公園で、トコイ島から移植されたトビカズラを間近で観察することができるんです。
「長尾半島公園」からは、対岸のパールシーリゾートに停泊する遊覧船を木々の間から眺めることもでき、まるで海賊船を見つけたかのような冒険気分も味わえます!
トビカズラが開花する4月~5月には、九十九島ビジターセンター主催の、「トビカズラウォーク」が開催されます。
家族連れなどに人気のこのツアー、トビカズラだけでなく、九十九島の自然を楽しむことができますよ。
私も今年このツアーに参加してきました!
貴重な花を観れるだけでなく、九十九島の絶景とクイズも交えたガイドが楽しい!
子どもたちは、「くさ~い」匂いとともに忘れられない貴重な体験をできたようです。
開花の時期にはぜひ「長尾半島公園」に遊びにきてください!
そして実際にトビカズラの匂いを嗅いでほしい!
あなたはどんな匂いに感じますか?
もしかしたら、クセになるかも(^∇^)
※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。