【佐世保市街地⇔佐々町2時間ドライブコース】おとなり佐々町で、素敵なセンスと味を愉しむ
2023/12/22 公開
佐世保近郊
佐世保市からちょっと足を延ばして車を20分ほど走らせると、長崎県の北部、北松浦半島中南西部に位置する佐々町に到着します。
まちの中央を北東から南へ流れる、長さ21.9㎞におよぶ清流・佐々川を中心に、緑にあふれた自然や人々の生活が育まれています。
おだやかな時間が流れる佐々町で、お買い物やグルメを堪能してみましょう。
①一口食べればファンになる、ふわふわハンバーグのお店
まず、佐々町に来たらぜひ味わってほしいのが「バーグ屋 あおぞら食堂」のハンバーグ。
閑静な住宅地に囲まれ15年以上も愛されている、まさに“まちの食堂”。地元の方も観光客も迎え入れてくれる温かみのあるヴィンテージな外観が素敵です。
まつげエクステやジェルネイルのお店「nash」も併設されています。
扉を開けると、可愛いグリーンの壁に天窓から優しい光が差し込むカウンターが目に入ります。テーブル席もあり、おひとりさまでも友人とのトーク、デートにもぴったりな空間です。
沖縄で培った料理の経験を活かしたオーナー・川﨑さんが作る絶品ハンバーグにはリピーターが絶えません。優しい笑顔とゆるふわパーマが印象的ですが、サーフィンが好きという一面も!
この日は、佐々町への愛がいっぱいなスタッフのさくらさんとともに楽しくお話を聞かせていただきました。
もともとは農機具小屋だった建物をリノベーションした店内には、川﨑さんこだわりのインテリアが散りばめられています。
思わず写真に撮りたくなっちゃう。
こちらが、あおぞら食堂が誇る「ハンバーグプレート」(1,300円)。スープ、キッシュ、季節のサラダやフルーツ、ピクルス、グラタン、16穀米おにぎりなど地元産の食材をふんだんに彩りよく使い、手作りにこだわった体にも嬉しい逸品です!
人気のふわふわ食感のハンバーグは、玉ねぎをたっぷり使用。スプーンで食べたくなるほどほろほろなんです!
かかっているのはチーズフォンデュソース。とろっととろける至福の時間……。
ソースは他にもデミグラス、ハラペーニョ、おろしポン酢、レモン醤油、トマト、ハニーマスタードと全7種類!合い掛けも可能だそうです。来るたびに新しい出逢いが楽しめるんです。
ハンバーグは増量(180gは+220円、220gは+330円)、トッピング追加注文も可能です。お好みの味を探してみてくださいね。
②一口食べればファンになる、ふわふわハンバーグのお店
あと大注目なのが、2023年8月から新登場の「あおぞらバーガー」(900円)。
バーグ屋の本気のハンバーガーとのことで、特注のバンズに160gのハンバーグがドーンと挟まったダイナミックな一品。
これ1つでサラダとハンバーグを一気に味わえる、とても贅沢なハンバーガー!かなりお腹いっぱいになります。
他にも、特製の「ロコモコ」(1,400円)や……
(画像提供:あおぞら食堂さま)
自家製タレに漬け込んだチキンをソテーした「バターチキンカレー」(1,300円)もおすすめ!
(画像提供:あおぞら食堂さま)
何度訪れても新しいおいしさが見つかる「あおぞら食堂」へ、ぜひ足を運んでみてくださいね。
①珍しいスイーツ自販機のあるテイクアウト専門店
佐々インターを降りて佐世保方面へ左折ししばらく進むと右手に見えてくる「139 American Kitchen」は、スイーツのテイクアウト専門店。
まず目を引くのが「クレープ自販機」!なんと1年間で2万個、累計販売数は5万個を記録した絶品クレープが買えるんです。
季節の素材を使用したクレープと焼き菓子が並んでいる自販機なんて、見たことない~!
どれも人気で、補充後にはすぐ売り切れてしまうこともあるのだとか。この日は偶然にも1種類をゲットすることができました。
クレープは瓶に入って出てくるので、中身だけ取り出したら瓶は近くに設置してあるボックスに返却しましょう。
せっかくなのでお店の中にもお邪魔します!
こちらのお店は週に1~2回、不定期で営業中です。営業日などはInstagramの公式アカウントで必ずチェックしてくださいね。
店名にもある通り、アメリカの西海岸をイメージした男女問わずリラックスできるインテリアが素敵な店内は、男女問わず居心地良く過ごしてほしいというオーナーさんの想いがあふれています。
②珍しいスイーツ自販機のあるテイクアウト専門店
パティシエの経歴を持ち、地元で夢の独立を果たしたオーナーさん。
5人のお子さんの子育てや家事と多忙なスケジュールの中、大好きなスイーツ作りに励んでいます。
看板メニューにもなっているクレープは、試行錯誤を重ねて辿り着いた自慢の逸品!
もちもち食感が生まれるように独自の配合を施した生地は、川棚町の「野中のたまご」を使用。1枚1枚をギリギリまで薄く手焼きしています。
最初の一口から終わりの一口まで、バランスよくおいしさを満足に味わえるように、クリームや素材の配置、巻き方にもこだわっています。
オリジナル配合のミルククリームは、さっぱりとした味わいながらもコクがあり、とてもクセになるおいしさ。
クレープの巻き終わりにも“追いクリーム”で、生地が重なる部分にもおいしさが感じられるような工夫をしています。
「まずは自分が食べたいと思えるような、理想の形をとことん追求しました」と話すオーナーさん。クレープはお子さんにも手伝ってもらいながら二人で手作りしているそう。
フレーバーは季節やその日の仕入れによって変わるので、一期一会の出会いをお楽しみに♪
他にも人気なのが、アーモンドたっぷりフィナンシェと同じ生地で手作りする「焼きドーナツ」(260円~)。常時10種類ほどのアメリカンポップな可愛いドーナツは、1つ1つがケースに入れられています。
子どものお客さんが、購入後すぐに手に取って持ち歩けるよう配慮した、ママならではの優しさでした。
③珍しいスイーツ自販機のあるテイクアウト専門店
「お子さんがいるママが気軽に買えるように、忙しい子育ての合間に少しでも楽に、心休まる時間を提供出来たらなと思います」
パッケージや焼き菓子のデザインにはどれも、頑張るママへの応援も込められているようです。
レンジで少し温めると、中のマシュマロがとろ~り!「スモアクッキー」(200円)や、
思わずキュンとしちゃう、ワンちゃんの「メレンゲクッキー」(150円)など、贈り物にしたくなるクッキーも。
「miniマフィン」(100円~)はまとめ買いも多く、あっという間に完売してしまうことも。
キノコのようなフォルムが愛しい「メロンパンマフィン」など、マフィンは8種類(300円~)。
旬のフルーツや食材が躍るスイーツの数々は、老若男女問わず心をワクワクさせているのです。
“自分を信じて”のメッセージはわたしたちに元気をくれると同時に、このお店で輝くオーナーさんのポリシーを表しているようにも感じられました。
①グリーンに宿る“想い”を届ける花屋さん「GREEN HOLIC(グリーンホリック)」
最近、緑にふれたことはありますか?
「大好きで、いつも飾ったりしてる」人もいれば、「お花は育てるのが苦手でつい敬遠しがち。でも見るのは好き!」な人もいるはず。
そんな皆さんにおすすめしたいのがフラワーショップ「GREEN HOLIC」です。
場所はギャラリーカフェ三花嶺内にあります。アンティークな看板がとても魅力的です。
オーナーさんが独自のセンスを活かしてセレクトした生花やドライフラワーに彩られた華やかでアンティークな空間は、グリーン好きをさらに高めてくれます。
花をもっと身近に感じてほしいと、生花はあえてケースに入れないスタイル。その分、花が健やかで美しい姿を維持できるよう手間暇を惜しみません。
花たちをじっと眺めていると、力強い生命力に圧倒されてしまいます。
「この、赤い実は何ですか?」と恥ずかしながら聞いてみたところ、「それはローズヒップですよ」と教えてくださいました。
取材時は、ちょうど秋のお花が揃い始めた時期。小さな柿のような、オレンジの彩りがフラワーアレンジにアクセントを添えてくれるんですね!
ちなみにドライフラワーや生花は全て完全予約制となっています。公式Instagramでは、現在取り扱っている花の種類などをチェックできますので、来店前に必ず見て、予約をしておくのがおすすめです。
なお、生花は金曜日に入荷するので、同日午後と土曜日に注文が可能。
お部屋に飾りたくなるフラワーリースやスワッグもあります。
旅の思い出にぴったりですね。
オーナーさんが惚れ込んだ彫金作家さんによる植物モチーフのアクセサリー。どれも1点ものです。
②グリーンに宿る“想い”を届ける花屋さん「GREEN HOLIC(グリーンホリック)」
人生の大切なワンシーンを切り取るフォトフレーム。
「GREEN HOLIC」の店名は“植物中毒”という、ちょっぴりスパイシーな響きを持っています。
一度味わうとやめられない、植物からの癒しや植物のチカラを伝えたいというオーナーさんの想いから名付けられたそう。
それに加え、植物が根付く地球環境にも優しくありたいとラッピングは過剰包装をせず、石油系のものを極力使わないことがポリシー。植物への愛が隅々まで感じられますね。
結婚、出産、歓送迎会、誕生日や記念日、大切な人への贈り物やお部屋を飾るインテリア……グリーンには多岐にわたるニーズがあります。
どれも共通しているのは“想い”がこもっていること。
「花を仕入れるとき、お客様の好みやご要望を重視することが多いのですが、時に思いもよらない花との出逢いがあるんです。(こちらのオーダーにないお花も入っていたけれど)贈り先の方がものすごく喜んでくれた、と注文主さまからお聞きすると、お花のご縁をお届けできて良かったと思います」
旅行先でふと出逢う花は、あなたにどんなメッセージを伝えてくれるのでしょうか。
「旅の思い出に、ちょっとしたブーケがほしいんです」
勇気を出してお電話してみるところから、旅は始まっているかもしれません。
この記事を書いた人
山本 千尋
フリーライター
佐世保生まれ在住のライター、演劇人です。地元の興味深いヒトコトモノを夏休みの自由研究のように楽しくて奥深い記事にし、それを本にする生活をしていきたいです。
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