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【長崎観光ネイバー:平和公園】祈りとともに穏やかなひと時に安らぐまち歩き

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浦上・平和公園

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豊かな歴史においしいグルメ、美しい自然。そういった要素に加えて、長崎を訪れたなら平和関連のスポットにもぜひ立ち寄ってほしいところ。今回は代表的な平和公園とその周辺のお店をご紹介します。長崎市松山町の小高い丘にある平和公園は、平和を願う静かな場所。歩ける距離にいろんな平和に関係する施設があり、観光客や地元客に人気のショップ&カフェ、まち歩きの休憩にピッタリのコーヒー専門店なども充実しています。長崎らしい斜面のまち歩きをマイペースに楽しみながら、当たり前のように思いがちな平和について改めて考えてみましょう。

原爆犠牲者に祈りを捧げ、世界平和に想いを馳せる場所

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長崎市松山町にある平和公園は、路面電車「平和公園」電停から道路を渡ってすぐの場所にあります。小高い丘に位置しているため階段を上る必要がありますが、エスカレーターもあるので楽々です。

階段付近にはいつも綺麗な花が咲いていて、訪れた観光客を出迎えてくれます。


まず最初に目に入るのは、平和の鳩と鶴の羽根をイメージした噴水のある「平和の泉」です。原爆の熱線を浴びた被爆者の方たちは「水を、水を」と叫びながら亡くなられたそう。そんな痛ましい霊に水を捧げて冥福を祈り、世界恒久平和と核兵器廃絶の願いを込めて建設されました。

正面の石碑には、被爆して水を求めてさまよった少女の手記が刻まれています。噴水の音に包まれた静かな空間で、平和に対する想いが自然と湧いてきます。


奥の公園に向かっていく途中には、世界各国から寄贈されたモニュメントなどが設置されています。それぞれメッセージやデザインは様々ですが、平和を願う気持ちは一つです。


平和公園の広場に着きました。周辺にはベンチも用意され、観光客だけではなく近隣に住む人が散歩がてら立ち寄ることもあり、まさに憩いの場所となっています。ここは毎年8月9日に開催される長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の会場です。当日は原爆犠牲者の遺族の方々やたくさんの市民、各国政府関係者などが参列。世界恒久平和の訴え、全世界に向けた平和宣言が行われます。

近くで見ると迫力のある平和祈念像。高さ9.7メートル、重さ30トンで材質は青銅です。制作者は長崎出身の彫刻家・北村西望さん。天を指した右手は“原爆の脅威”を、水平に伸ばした左手は“平和”を、軽く閉じた瞼は“原爆犠牲者の冥福を祈る”という想いを込めているそうです。まさに長崎にとってシンボルのような存在で、穏やかさを感じさせます


世界中から多くの観光客が訪れて、記念写真を撮ったり、思い思いの時間を過ごす平和公園。遠くには稲佐山も見えて、長崎の街を少し違った角度から感じることができます。平和な世界を静かに想い、誰かの幸せを願う。そんな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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観光客も地元客も集う見どころ溢れるショップ&カフェ

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ここからは平和公園近くにあるお店を紹介します。公園から道路を渡ってすぐの場所にあるのが、2023年4月にオープンした「Blue Bronze Store」。店先にはテラス席も用意されており、ちょっとした休憩にもピッタリです。


入り口から向かって右側がカフェスペース、真ん中は長崎らしいお土産の物販スペース、左側にはオシャレな雑貨や服、アクセサリー、アロマ製品などがズラリ。開放的な空間にセンスよく商品が並んでいます。




長崎名物のカステラの切れ端を集めたお得な商品や、地元企業ならではのお菓子、東彼杵のお茶のティーバッグなども販売中。どれも手頃なサイズと価格なので、ちょっとした手土産にもピッタリです。ついつい予定になかった自分へのお土産も買いたくなりそう。


奥の雑貨・アクセサリーの販売スペースも必見。何気ないお出かけや日常の気分を上げてくれるようなアイテムが並びます。こだわりのセレクト商品のほか、ロゴマークが素敵なオリジナル商品なども用意しています。


ギャラリースペースもあり。「Blue Bronze Store」はレンタルスペースも賑わっており、アーティストの個展やステンドグラス作り体験、ヨガ教室など、多彩な催しがあります。


さらに奥にはアロマスペースも。あたたかな光が入り込む癒しの空間で、自分好みのアロマアイテムをチョイスできます。こちらでもイベント開催があるそう。


カフェスペースではランチも楽しめます。人気の「長崎ヴィーガンカレー」は、長崎産食材を中心にたっぷりと野菜を盛り込んだメニュー。見た目以上にスパイシーなルーは生姜をたっぷり入れているそう。もう一つの看板メニュー「ハヤシライス」はきのこたっぷりで、どちらも健康的な料理となっています。


観光客が中心かと思いきや、地元客がワンちゃんのお散歩ついでに立ち寄ってお茶したり、雑貨を手に取ったりすることも珍しくないそう。幅広い客層に親しまれるお店は、時間を忘れるほど見所が溢れています。

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おいしいコーヒーとともに、平和な日常の喜びを感じる

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平和公園だけではなく、周辺には原爆資料館や浦上天主堂などの有名なスポットが集まるエリア。まち歩きする合間にぜひ立ち寄ってほしいお店が「PEACETOWN COFFEE」です。赤い看板が目印。

 



扱う豆は極浅煎りから極深煎りと、専門店でも珍しいフルレンジの焙煎度合い。「コーヒーの好みは人それぞれ。皆さんの好みにフィットできるラインナップを心がけています」と店主の本多さんは話します。メニューはブレンドが2種類とシングルオリジンが11種類。どれを選べばいいのか迷う人は、気軽に聞いてみましょう。味の好みの用途に合わせて提案してくれます。



取材時に頼んだのは、真ん中の中煎り「エチオピアウォッシュ」。同じく中煎りのエチオピアナチュラルと迷いましたが、あっさりとしたコーヒーが好みだと伝えると精製方法はウォッシュをオススメしてくれました。飲み口がスッキリしていて、まるでレモンティーのよう。コーヒーが苦手な人にも飲んでもらえそうな一杯でした。ちなみにイギリス式のスコーンは甘いバタークリーム付きもありますが、ブラックコーヒーとのペアリングは、何も付けないプレーンスコーンが味わい深くオススメです。



取材時にもコーヒー豆を買い求めるお客さんが来店。自分好みの豆を選び、実際に飲んで、語り合う。コーヒーを起点とした心地よい交流が生まれる場所でした。現在、HPやSNS、オンラインショップを準備中とのこと。どこにいても購入しやすくなるので、旅から帰った後もぜひおいしいコーヒーを楽しみましょう。

この記事で紹介したスポット

この記事を書いた人

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藤本編集局 藤本明宏

ライター

長崎県在住のライター・インタビュアーです。人とまっすぐ向き合い、心のこもった文章を書いていきたいと思います。また普段から、インタビューで長く、ゆっくりと話を深めることに意識を向けています。

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写真提供:長崎県観光連盟写真・記事提供:公益財団法人佐世保観光コンベンション協会
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