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【標高差700mが生む温泉の魅力!雲仙・小浜で楽しむ二つの温泉街めぐり】

公開日:2025/9/18最終更新日:2025/9/18
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雲仙市

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島原半島は、長崎県でも有数の温泉地として知られています。雲仙普賢岳(平成新山を含む)がそびえ立つこの地域では、火山の恩恵を受けた良質な温泉が湧出し、訪れる人々の疲れた体を癒してくれます。
今回ご紹介するのは、島原半島にある二つの温泉地・雲仙と小浜です。わずか5kmという近距離にありながら、標高差約700mという立地の違いにより、まったく異なる魅力を持つ温泉地となっています。それぞれの特性と楽しみ方を詳しく解説していきましょう。

標高700mの高原リゾート・雲仙と海沿いのカジュアルな温泉街・小浜

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標高約700mの高原に位置する雲仙は、涼しい気候が魅力の温泉リゾートです。温泉街に隣接する「雲仙地獄」では、地面の各所から白い湯煙が立ち上り、独特の硫黄の香りが温泉地特有の雰囲気を演出しています。
硫黄泉の温泉は美肌効果に優れ、入浴後は肌がしっとりとすべすべになることで評判です。明治時代から外国人の避暑地として親しまれた歴史もあり、現在でもゴルフやハイキングなど、高原ならではのレジャーを楽しむことができます。
一方、小浜は橘湾に面した海辺の温泉街です。夕刻になると海に沈む美しい夕陽を眺めることができ、昔ながらのローカルな雰囲気が魅力です。源泉温度105度という全国でも屈指の高温泉で知られており、雲仙に比べてより気軽に温泉を楽しむことができます。
伝統的な温泉街の情緒を残しながらも、近年はモダンな宿泊施設やカフェなども登場し、新旧の魅力が融合した温泉地として人気を集めています。
どちらも日帰り温泉が充実していて、宿泊しなくても温泉を満喫できます。
それぞれ異なる泉質と雰囲気を楽しめるので、両方を巡る「温泉はしご」もおすすめです。5kmという近さを活かして、一日で両方の魅力を味わえます。

雲仙の豊かな自然と文化

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雲仙は1934年に指定された「雲仙天草国立公園」の中核となる地域で、瀬戸内海国立公園と並ぶ日本初の国立公園です。江戸時代から湯治場として栄えていましたが、明治時代以降は外国人の避暑地としても発展し、国際的な温泉リゾートとして知られるようになりました。
標高700mという立地により、夏は平地より5〜6℃も涼しく、まさに天然のクーラーです。春の訪れとともに山肌をピンク色に染めるミヤマキリシマ、秋の美しい紅葉、冬の神秘的な樹氷など、季節ごとに表情を変える自然の美しさが訪れる人々を魅了し続けています。
明治から昭和初期にかけて外国人避暑地として栄えた歴史が、現在の街並みにも息づいています。温泉街にはヨーロッパ調の洋館や歴史あるクラシックホテルが点在し、他の日本の温泉地では味わえない独特の雰囲気を醸し出しています。

平成新山と火山の歴史

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島原半島の中心にそびえる雲仙普賢岳は、1991年の噴火で新たに誕生した「平成新山」で有名です。この噴火は平成を代表する火山災害として記憶に残っており、現在も火山活動の痕跡を間近で感じることができます。
雲仙・普賢岳には初心者から上級者まで楽しめる登山コースが整備されており、山頂からの眺望は絶景です。体力に自信のない方も、途中の展望ポイントから素晴らしい景色を楽しめます。
また、雲仙ロープウェイで妙見山に登ると、雲仙温泉街やおしどりの池を一望できる展望台もあります。

雲仙地獄で地熱パワーを体感

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雲仙地獄は、地面の裂け目から高温の温泉がゴボゴボと湧き出す迫力のスポット。硫黄の香りと立ち上る白い湯煙が、幻想的な光景を作り出しています。
雲仙地獄では、それぞれに個性のある地獄を巡ることができます。お糸地獄は美しい女性の名前を持つ地獄で、清楚な白い湯煙が特徴です。
また、地獄の熱を利用して作る温泉たまごは雲仙名物です。絶妙な温度で茹でられた卵は黄身も白身もとろとろで、観光客に大人気。また、地面が温かいため地域の猫たちが集まってくる微笑ましい光景も楽しめます。
関連するスポット

江戸時代からの湯治場・小浜温泉

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小浜温泉は江戸時代から続く湯治場で、海と温泉という恵まれた立地から多くの人々に愛されてきました。海が近いため、新鮮な海の幸と温泉を同時に楽しめるのも魅力です。
小浜温泉は源泉温度が105℃と全国トップクラスで、蒸気の熱量も日本一。そのため、道路の側溝など至る所から温泉の蒸気がでているのを見ることができます。また、その地熱を活かしたご当地グルメ「蒸し釜料理」を楽しむための蒸し籠が、街のいたる所で利用することができます。

日本一長い足湯・ほっとふっと105

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小浜温泉のシンボル「ほっとふっと105」は、全長105メートルの日本一長い足湯。名前の「105」は、小浜温泉の源泉温度105度にちなんで名付けられました。
足湯は無料で利用でき、橘湾の美しい海景色を眺めながら足を温めることができます。季節を問わずたくさんの人が利用しており、手軽に小浜温泉を楽しめるおすすめスポットです。

【長崎~小浜・雲仙】お得なバスの往復チケットを販売中です!

STLOCALでは、長崎県営バスが運行する長崎⇔雲仙・小浜間の特急バスの往復チケットを販売中です!通常よりもお得な料金設定となっていますので、ぜひご利用ください。 

■料金について 
・長崎⇔雲仙:3,420円(通常運賃より380円お得!) 
・長崎⇔小浜:2,790円(通常運賃より310円お得!) 
 
■乗車場所について 
長崎市での乗降場所は長崎駅東口にある県営バスターミナル(長崎駅向かい、徒歩約5分)になります。 


小浜の乗降場所は島鉄バス小浜ターミナルとなります 



■チケット詳細 
・お得な往復チケットは【長崎⇔小浜】、【長崎⇔雲仙】の2種類を販売しています。(※途中の下車はできません) 
・有効期間は、往路・復路問わずご購入日から4日間です。 
・座席のご予約は不要です、当日お並びの順でご乗車ください。 
・所用時間は、小浜までは約77分、雲仙までは約100分です。




■ご利用方法について 
・事前にSTLOCALアプリでチケットをご購入ください(※有効期間にご注意ください) 
・乗車時、STLOCALのご提示は不要です、整理券のみお取りください 
・降車時、STLOCALアプリを運転士に提示します。「チケットを使う」から利用画面を提示してください 



※チケット利用画面は、利用区間によってそれぞれ異なりますので、ご確認の上ご利用ください 
 

この記事で紹介したスポット

この記事を書いた人

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森山ゆりこ

文章も書けるフォトグラファー

美しい景観と深い歴史に魅せられ、転職を機に神戸市から長崎市へ移住。 旅が趣味と実益を兼ねたトラベルクリエイター。 フォトグラファーの視点、移住者の視点、働く女性の視点から長崎の魅力を発信しています。

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