海と自然に囲まれた、穏やかな癒しのスポットに立ち寄る
公開日:2022/2/22最終更新日:2022/2/22琴海
長崎市北部に位置する琴海町。波の穏やかな大村湾沿いの国道は、長崎市と佐世保市を行き来する車が走り、その道中や一本入った場所には、豊かな自然を満喫できるスポットがあります。
抜群の景色を誇るレストランやカフェもあり、時間を忘れてゆっくり癒しの時間を過ごせます。
ドライブがてらちょっと足を伸ばして、自分だけの隠れ家を見つけてみましょう。
琴海の美しい自然を間近で体感する
最初に訪れたのは、かつて城跡だった場所に造られた琴海中央公園。地形を活かした広い敷地内は、場所ごとに景色が異なり、散歩するのにもぴったりです。春には桜が見頃を迎え、お花見でも賑わいます。
展望所からはスケール感のある景色を眺めることができます。右手に見える大村湾は、四方を陸で囲まれているので波がとても穏やか。スナメリやハセイルカ、カブトガニが生息していることでも有名です。
公園内のわんぱく広場には、滑り台などの大型遊具も設置されています。家族連れにも人気で、長崎市内からのドライブにちょうど良い距離です。
琴海中央公園には吊り橋もありますが、意外なほど本格的なスリリングさ!一歩進むごとにロープが軋み、横にグラグラ。足場の隙間からは下が見えているので、高所恐怖症の人は要注意です。そうでない方は、ぜひ一度挑戦してみてください。
公園からさらに大村湾側に進んだ先にあるのが、土井の浦海岸。長崎市民にもあまり知られていない穴場中の穴場スポットです。この場所から眺める大村湾は特に静かで、ぼーっと見ているだけで、慌ただしい日常を忘れられます。
さらに奥に進んだ先にある、ひっそりと佇む脇崎港。この場所からは、大村湾に浮かぶ小島の詩島が眺められます。この詩島、実はシンガーソングライターのさだまさしさんが個人で所有している無人島なんです!島を購入するなんて、いくらくらいかかるんでしょうね…。
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①絶景とこだわりメニューが魅力のお店
そろそろお腹が空いてきた頃、お待ちかねのランチに向かいましょう。今回訪ねるお店「欧風創作料理 Kasumi」は、少し入り組んだ田舎道の先にあります。曲がるポイントごとに置かれている看板を目印にすれば安心して辿り着けます。
店内に足を踏み入れると、そこは上質なレストラン空間!山の中にあるとは思えない贅沢な雰囲気です。テラス席からは大村湾の絶景を一望できるとあって、料理だけではなくこの景色も訪れる人のお目当てとなっています。
それでは実際にテラス席で、一番人気の「カスミSET」2,200円をいただきます。最初にスープとパンがテーブルに並びますが、もうこの時点でおいしすぎて…スープは野菜の甘味が際立っていて、パンは小麦の香りがふんわり。何もつけずに食べても十分なおいしさです。
料理は支配人の宮田さんがお一人で担当。これまで和洋さまざまな料理のキャリアを重ねてきて、創作料理としてその腕前を存分に発揮しています。もちろんパンも自家製で、店舗での販売も行っています。シンプルな食パンを中心に、トマト入りなど一工夫加えたものも用意。
そしていよいよ登場のメインは、地元の肉・魚をワンプレートで楽しめます。ハンバーグはホロリと崩れ絶妙なおいしさ。またこの日は白身魚の天ぷらが添えられているのも、創作料理のレストランならでは。鮮やかな小鉢や美しい盛り付けの完成度も高く、大満足のランチです。
食後のデザートもお楽しみ。宮田さん曰く「おしゃべりしながら1時間以上かけてゆっくりお食事される方も多いんです。こんな山奥のお店にわざわざ足を運んでくださるので、景色を眺めながら時間を気にせずゆっくりしてもらえたら」とのこと。
リピート必至、とっておきのお店として大事にしたいお店でした。
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②絶景とこだわりメニューが魅力のお店
そしてもう一軒、景色が素晴らしいお店に立ち寄ります。Kasumiから国道方面に戻る道の途中にある「cafe Lepus」は、アットホームな雰囲気のカフェと雑貨のお店。ちょっと友人の家に立ち寄るような安心感に包まれています。
店内には地元作家の手作り雑貨がずらり。もともと別荘だった建物は木目が美しく、あたたかみのある空間が魅力です。
なんといっても自慢は、カウンター席の窓からの景色。美しい大村湾を眺めながらカフェやランチを楽しめて、ついつい長居したくなります。「天気がいい日は水面に森が反射して、まるで鏡みたいになるんですよ」と店長の平さんは嬉しそうに話します。
もともとは看護師として働いていた平さん。昔からコーヒーが大好きで、いつか自分のお店を持ちたいとずっと考えていたそう。「県内のいろんなカフェに足を運んで勉強しました。私自身、カフェに立ち寄ることで仕事の疲れをリフレッシュしていたので、来ていただいた方にとって癒しの空間であることを大事にしています」。
靴を脱いで上がる店内。和室だった部屋はそのまま残して、子ども連れが安心して寛げるスペースを確保しました。「お昼ご飯から閉店までずっといるお客さんもいたりしますよ」と平さんは笑顔で話してくれました。
ランチやカフェメニューのほか、スイーツメニューも充実しています。思わず写真を撮りたくなる盛り付けの「レモンチーズケーキ」450円は、爽やかなレモンの香りがアクセントに。また例年11月からメニューに並ぶ、旬のイチゴを使ったパフェなどのメニューも大人気です。
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長崎といえば外せないお土産
旅の最後に立ち寄ったのが、かすてら専門店「琴海堂」。今でも熟練の職人による手焼きにこだわり続けていることから、県外にあまり出荷することができない、希少なカステラです。卵、水、砂糖など、一つひとつの原材料を選び抜き、気温や湿度に応じて焼き加減をこまめに調整しています。
地元の長崎のファンから根強く愛されていて、この日も贈答用カステラの申し込みが続いていました。
看板商品は、高級な和三盆糖を使用した「元祖長崎和三盆かすてら」。濃厚かつ上品な甘さが特徴で、スイスイ食べ進めてしまいます。琴海に訪れた際には、ぜひ立ち寄ってほしいお店です。
自然と海を感じられる琴海のスポット。
のんびりできる場所が多く、お店の方自身が琴海の景色に惚れ込んでいるのも印象的でした。
長崎市内からドライブしながら、マイペースに癒しの時間を満喫しましょう。
※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。
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STLOCAL編集部
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