長崎の南のはじっこ。五感で楽しむ海の見える町。
公開日:2022/4/20最終更新日:2022/4/20野母崎・三和
海の見える町、野母崎
長崎の南の端に位置する町、野母崎。青く輝く綺麗な海を眺めながらのドライブや、潮風漂う場所での食事。加えて、アクティブな海上での自然体験は、普段なかなか刺激されない五感をフルに使い、非日常を楽しむことができます。
「田舎の端っこは海と山くらいしかない」と思っているそこのあなた!そんなことはありません。(笑)しっかりと一日中楽しめるスポットが野母崎にはぎゅっと詰まっています。
今回は、そんな長崎最南端・野母崎を贅沢に楽しめるコースへ、皆様をご案内致します!
➀樺島大橋
まずは、赤を基調とした、全長227mの樺島大橋をご紹介いたします。野母崎半島と樺島を結ぶこの橋は、車で通ってみたり歩いて通ってみたり、近くから見てみたり少し離れて見てみたり。いろんな角度から楽しめる橋となっています。
樺島大橋を渡っている時の風景
1986年に完成した樺島大橋は、「ランガートラス式」という構造で作られており、赤のアーチがとても印象的です。橋を見るスポットもいくつかあり、撮影するのがとても楽しくなります。
祇園山公園から見た樺島大橋
樺島大島近くにある祇園山公園
樺島大橋の近くには祇園山公園があります。公園の駐車場に車を止めて橋まで歩くと、橋の上からの景色も見ることができます!
通り過ぎるだけでは、ちょっともったいないかもしれません。ぜひ車を止めて色んな位置から橋を眺めて、写真を撮ってみてくださいね。
②みちしお(白戸の穴)
野母崎樺島で釣り人の瀬渡しと樺島一周クルージングを行っている〈みちしお〉
樺島大橋は真下から見ることも可能です。予約制の樺島一周クルージングで橋の下からの景色を楽しみましょう!
野母崎樺島で釣り人の瀬渡しと樺島一周クルージングを行っている〈みちしお〉では、予約をすれば誰でも樺島一周クルージングを体験できます。
みちしおの樺島一周クルージングの様子
クルージングの醍醐味は2つ。一つは「白戸の穴洞窟(しらとのあなどうくつ)」の見学。そしもう一つが樺島大橋の通過です。
港を出発して洞窟に向かうと、6つの洞窟が見えてきます。その中の一番大きな洞窟に船首が入るのですが、中に入ると透き通った青色の海が広がっています!
6つの大きな洞窟
白戸の穴洞窟内に広がる透き通った青色の海
みちしおさん曰く、太陽の角度の関係で午前9時~10時が最も海が青くきれいに見える時間だそうです。予約するときはこの時間を狙うことをおススメします!
クルージング中は洞窟に入るだけでなく、洞窟を住家とするカツオドリの大群や、桃のかたちをした岩がある桃瀬等、樺島周辺の海について、みちしおさんのガイド付きで見て学ぶことができます。
クルージング船から見上げた樺島大橋
クルージングの最後は、先ほど紹介した樺島大橋の下を通り、その迫力を体感します。橋が近づいてきたらスマホを構えておきたいですね!
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③樺島灯台への道
アクティブに海を楽しんだ後は、樺島灯台がある展望台からゆったりと景色を眺めてみましょう。広大な景色に心が落ち着くような感じがします。
展望台にたどり着くまでのコースも景色が綺麗で、ついつい車を止めて写真を撮りたくなります。
広大な海を背景に車の写真撮影も!
景色が綺麗で、何度も車を止めてしまいたくなります。なかなか目的地の樺島灯台までたどり着きません(笑)
④樺島灯台
樺島灯台公園に車を止めて、100mほど歩くと見えてくるのがこの樺島灯台です。現在は無人の灯台ですが昭和46年までは職員の方が2人体制で管理を行っていたようです。
樺島灯台のそばにある無人の資料館
灯台のすぐ近くには無人の資料館もあり、樺島灯台についてより詳しく学ぶことができます。顔をはめるパネルも置いてあったので、灯台を背景に記念撮影をするのもいいかもしれません!
さて、樺島灯台のすぐそばにある展望台からの景色はといいますと…
樺島灯台の近くにある展望台からの景色
海!!!!
広い海!!
一面に広大な海と空とが青々と光り広がっています。
クルージング中は波に揺られ、風を受け、自然の力を感じます。しかし、上から海を眺めてみると次は静けさに包まれ、樺島の海の別の顔を見たような感覚になります。
樺島灯台とその後ろに広がる樺島の海
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⑤オオウナギの井戸
樺島灯台から野母崎半島へ戻る前に、見ておきたいのがオオウナギの井戸です。
各地で大ウナギが激減している中、間近で見ることのできる貴重な機会は逃さないようにしましょう!
島港奥にオオウナギが棲む井戸はあります。現在、国の天然記念物に指定にされているオオウナギ。この井戸の中に生息しているようですが、暗くて中々確認することは難しそうです。(光を当てると見えるかもしれません)
でも、安心してください。井戸の奥にはオオウナギをしっかりと観察できる水槽があります。
この水槽には、井戸に生息するオオウナギと同種類のものが飼育されています。水槽に近づくと2匹のオオウナギがこちらをじーっと見つめています。
全長は約180㎝にもなり、頭の中にあるウナギのイメージを覆されます。
水槽で飼育されているオオウナギ
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⑥南越バス停
さて、そろそろカフェで一休みしたいところ。樺島から野母崎半島へ戻りましょう!
カフェを紹介する前に、南越というバス停についてもご紹介いたします。実はこの南越バス停、長崎バスのCMにも登場したとても眺めのいいバス停なんです。
南越バス停
晴れた日には、南越バス停の奥に軍艦島も見えます。このバス停に座って記念撮影すると映え写真が撮れること間違いなしです!(しかし、CMでこの南越バス停が登場する際は雨の日なんです。)
⑦Bremari(ブレマリー)
南越バス停を通過するとすぐに見えてくるのが、Bremariです。約20種類もあるピザの中からお好みのピザを選んで、海を眺めながら食事を楽しみましょう。(カフェとしてのご利用も可能です。)
Bremari店内の様子
店内には舵輪のモニュメントが飾られてあり、海のまちの雰囲気が漂っています。
Bremariテラス席から見える景色。正面には軍艦島も。
テラス席からは野母崎の海が一望でき、軍艦島もはっきりと見ることができます。贅沢な景色と美味しい料理を同時に楽しめるのは、Bremariの魅力です。
Bremari一番人気のプレートセット
Bremariで一番人気のメニューはこのプレートセット。ピザも自分の好きなものを選ぶことができ、ハーフやミックスに変更することもできます。種類が多いので優柔不断な方は選ぶのに時間がかかってしまうかもしれません(笑)
加えて、セットの選べるドリンクも3種類あります。写真のドリンクは炭酸を注ぐと色がだんだんとピンク色に変化する〈Sunsetパイン〉です。
景色をバックにこのプレートセットを撮影すると、映えること間違いなし。写真を撮った後はできたてのピザとドリンクをご堪能ください。
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⑧夫婦岩
さて、今回する野母崎コースの最後は、夫婦岩(めおといわ)です。旅の終盤、夕日の傾く時間に見る夫婦岩はとても神秘的な感じがします。二つのとがった岩がついになっている様子が仲の良い夫婦に見えるということから、この場所を観光名所にしようと、地元の人たちが二つの岩の間に綱をかけたそうです。それから、野母崎の観光スポット兼パワースポットとして見物する人が増えるようになりました。
夫婦岩の横を通る長崎バス
夫婦岩の案内板
実はこの夫婦岩、4億8千万年も前にできたもので、恐竜が生きていた時代よりも古くからあるものなんです。晴れた日には二つの岩の間に夕日が沈む光景を見ることもでき、よりその神秘的な力を感じさせてくれます。旅の締めくくりにはとても良いスポットではないでしょうか。
長崎最南端のまち、野母崎の旅はいかがだったでしょうか?ただ景色をながめるだけではなく、色んな角度から見ることができたり、船に乗って自然を感じることができたり、海と世界遺産を眺めながら食事をすることができたりと、五感を刺激できるような旅になったはず。日常から少し離れてリフレッシュしたい方は、ぜひ野母崎地区で非日常を楽しまれてください!
※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。
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この記事を書いた人
STLOCAL編集部
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