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島の暮らしVol.01 つわ

2022/10/4 公開

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小値賀島

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みちばた。ほろにが。春のしらせ。

つわ。

暦よりすこし遅れて、春のにおいをしっかり実感しはじめたら

ツワ採りの季節です。

ツワの摘み取り・調理

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さあ、背負い籠(しょいてぼ)をしょって、出かけましょう。
島では、ツワブキのことを「ツワ」と呼びます。

ツワは島のいたるところに自生していて
小道、砂浜沿い、畑の脇で一年中見ることが出来ます。

でも食べることが出来るのは、若い芽が生まれる春だけ。

葉がまだ比較的小さく、うぶ毛が生えた茎を選んで摘み取ります。

ツワをとってきたら、ここからが本番。
1本1本、皮をむいていきます。

これが結構大変でもあり。
春のよろこびに満ちた瞬間でもあり。

ツワをむくとアクで黒く汚れるので、それを防ぐために
酢水で手をぬらしたり、むくまえに一瞬だけ湯がいたりします。

曲げながらむくと、うまくいきます。

むいたツワは水につけて。アクをぬきます。
その後、再度沸騰したお湯で2分ほど茹でてアクを出します。

そのあとは、厚揚げや練り物を入れて煮物にしたり、炒めたり。

その家庭の味でいただきます。
今の時期、どこの家庭にものぼる、まさに春の味。
ほろにがい独特の風味がたまりません。

春に、春のものを食べると
とても身体が気持ちいいです。



※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。

※本記事の掲載は特定非営利活動法人おぢかアイランドツーリズム協会の承諾を得ています。

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島の暮らしVol.01 つわ

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