路面電車5号系統の終点「石橋」電停 まずは、路面電車に乗って「石橋」電停へ。路面電車の終点なので、乗り慣れていなくても安心です。

運が良いと、この辺りにタクシーが停まっています 石橋電停を降りてすぐのところから、タクシーに乗って鍋冠山展望台まで向かいます。展望台まで、料金は1,000円前後、時間は5〜10分程で到着します。なお（運が良いと）路面電車を降りたところすぐにタクシーが停まっているので、そちらを利用できるとスムーズです。ちなみに、取材当日は運悪く停まっていなかったのですが（涙）、たまたま通りかかったタクシーを捕まえることができました。

展望台入口 タクシーであっという間に、展望台に到着です。この鍋冠山展望台は、長崎の夜景スポットの双璧の一つ。もう一つの有名スポット「稲佐山展望台」に比べると、素朴な展望台ですが、個人的にはむしろそこがお気に入りです。

港の入り口に架かる女神大橋

まちの営みが感じられる夜景です 筆者が感じる鍋冠山展望台の魅力は、大きく二つあります。一つ目は、夕暮れ時から訪れると、オレンジ、ピンク、紫、紺色...と、景色の移ろいが楽しめること。二つ目は、標高的にまちと近い展望台のため、建物の光や車のライトなど、「まちやひとの営み」がより感じられることです。展望台で、夜景を思う存分楽しみましょう。

トイレのあたりで左折します 夜景を楽しんだ後、今回はここからが本番です。絶景を楽しむ、夜のお散歩に出発です。展望台を下り、しばらく直進するとトイレが見えてきます。そこを左に曲がります。 ※ 夜道は暗く道に迷う可能性もあるので、複数人で下ることを強く推奨します。 ※ 足元が暗いところがあるので、スマホのライトや懐中電灯を持っていきましょう。

右手に斜面地の夜景が広がります

「大浦銀河」の愛称も トイレのところから道を曲がると、すぐ右手に斜面地の夜景が広がります。斜面を流れるように灯る光は、まるで天の川のようです。

次は左手に、長崎の港の夜景が しばらく下ると、今度は左手に、港の夜景が広がってきます。この道は、下っている最中、ずっと綺麗な夜景が楽しめるのが最高です。ただ、足元が暗いので要注意。また、道中いくつか分かれ道があるのですが、迷いそうになったら「港方面に向かって下る」「地図でグラバー園の第二ゲートを確認する」と、うまく下れるかと思います。

下り始めて15～20分程でグラバー園の第二ゲートに到着します しばらく下ると、グラバー園の第二ゲート正面に到着します。ここまでで、夜景散歩の前半戦が終了です。この後も、まだまだ見所スポットが続きます。

垂直エレベーターへ

ここからの夜景も綺麗 グラバー園の第二ゲートのすぐ隣、垂直エレベーターへ向かう道からも、綺麗な長崎の街の夜景が一望できます。ちなみに、今回のスタート地点である石橋電停からこの場所までエレベーターを乗り継ぎ（グラバースカイロード＋垂直エレベーター）、十数分で来られるため、鍋冠山展望台まで行くのが億劫な場合は、こちらで夜景を楽しむチョイスもアリです。

エレベーターを降りて左へ

大浦展望公園と夜景

筆者一押しの夜景スポット「祈念坂」

垂直エレベーターを降りて左にしばらく進むと、大浦展望公園に到着します。こちらからも、長崎の斜面地の夜景を一望できます。ベンチがあるので、一休みするのも良しです。

大浦天主堂が横に見えます

大浦展望公園からさらに先に進むと、今回の散歩コースの一番の見所「祈念坂」に到着します。遠くにはまちの夜景、左手には世界遺産でもあり国宝でもある大浦天主堂を眺めながら、石畳の道を下ります。なお、祈念坂は令和元年よりライトアップが始まったため、実は地元の人でも知らない人がいるかも・・？な、夜の穴場散歩コースなのです。

長崎名物「お墓」&「猫」

祈念坂を下り切ると、お墓にぶつかります。夜道にお墓が出てきてびっくりするかもしれませんが、ご安心（？）ください。実は、長崎ではお墓に「怖い」とか「暗い」というイメージがあまりありません。むしろお墓には、お盆の時期に花火をして遊んだりとか、明るめなイメージがあるようです。なので、皆さんも怖がらず、進みましょう（笑）。

国宝・世界遺産の大浦天主堂

お墓にぶつかったら、左折して直進すると、本日の散歩のゴール、大浦天主堂に到着です。こちらも夜間ライトアップされており、昼間とはまた違う雰囲気を楽しめます。

※ 大浦天主堂のライトアップは、日没から22:00まで

ということで、夜景散歩、いかがだったでしょうか。このコースの詳細は、以下の2つの動画にもまとめています。下り方のルートなど、参考にしてみてくださいね。

【長崎の夜景】鍋冠山展望台 / おすすめの巡り方・ルートを紹介【長崎観光の穴場スポット】

【散歩】鍋冠山展望台から南山手へ / 祈念坂・大浦天主堂【たまには昼間に】

（昼間の映像での、ルート確認用動画です）

それでは皆さん、良い夜景散歩を！