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猫愛に溢れた聖地・長崎尾曲がり猫神社で、健康と幸運を祈る

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風頭・寺町・中島川

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すっかり猫ブームも定着し、今や全国に猫愛好家の輪が広がっているこの頃。実は長崎市の有名な観光地・眼鏡橋近くには、そんな猫好きの聖地とも呼ぶべきスポットがあります。猫ちゃんたちの健康長寿、そして飼い主の方々の開運と幸せを祈願する「長崎尾曲がり猫神社」です。全国でも長崎に最も多く生息する尾曲がり猫は、カギ尻尾に幸運を引っ掛けてくれる縁起の良い猫。その尾曲がり猫にちなんだ神社には、キュートで愛くるしい猫グッズもたくさん。実際に足を運んで、巫女を務める琴岡翔子さんにお話を伺ってきました。

長崎ならではの尾曲がり猫

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2019年にオープンした長崎尾曲がり猫神社を運営しているのは、これまで10年以上活動を続けている「長崎ネコ学会」という団体。有志のメンバーたちは定期的に集まり、尾曲がり猫について意見を交わしたり、実際に生息しているエリアを調査したりしながら、尾曲がりネコの情報発信を行っています。もちろん全員が大の猫好き。もっと活動について知ってもらい、猫にとって暮らしやすい環境を模索したいと、新しい交流拠点を検討する中で発案されたのが、猫に特化した神社でした。 そもそも尾曲がり猫とはどんな猫なのでしょうか。長崎ネコ学会に所属しながら神社で巫女を務めている琴岡翔子さんに聞いてみました。 「一般的に猫の尻尾は長くて真っ直ぐですが、長崎に生息する猫の多くは、尻尾がカギ型に曲がっています。そうした猫のことを長崎ネコ学会が『尾曲がり猫』と名付けました。尾曲がりは全国の中でも特に長崎に集中して生息しています」。

「長崎に尾曲がり猫が多い原因として考えられるのが、江戸時代の鎖国貿易です。当時、オランダから来た船には、積荷を荒らすネズミ対策のために猫が乗せられていました。その猫がオランダ人とともに出島へ上陸して長崎に住み着いたのがきっかけだと思われます。それから今日に至るまで、尻尾が曲がった遺伝子を持った猫が脈々とこの町で受け継がれています」。 まさに土地の歴史と結びついた、長崎ならではの猫ですね。

目移りするほど多種多様な猫グッズ

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そんな尾曲がり猫と縁の深い長崎にある猫神社には、県内外、そして時には海外からも観光客が訪れます。神社内の中央には、ご神体の猫神様とお賽銭箱、鈴紐が鎮座。まずは猫と飼い主の健康を願って参拝をしましょう。ちなみにお賽銭は、全国の保護猫活動の支援のために全額寄付しているそう。

そして商品棚に所狭しと並べられているのが、猫にちなんださまざまなグッズ。定番の招き猫だけでも、表情やサイズ、デザイン、ポーズの違うものがズラリ。「最初は200種類程度のグッズを扱っていましたが、現在は数えきれないほどありますよ」と笑顔の琴岡さん。せっかくなので、オススメのアイテムをいくつか教えてもらいました。

「猫様献上にぼし」398円 まず最初は、愛する猫様に献上するためにこだわり抜いた贅沢な煮干しです!長崎県の雄大な橘湾で獲れた新鮮なカタクチイワシのみ使用しています。「猫ちゃんを連れて旅行するのは難しく、お留守番する機会が多いと思うので、この煮干しをお土産として献上することで許していただければ…」と琴岡さん。猫専用ですが、自分用にも欲しくなるクオリティの商品です。

「おえかき招き猫」440円

一枚一枚手書きの御朱印も

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お次は一見かわいい招き猫ですが、なんと真っ白で顔も何も書かれていません。こちらの商品は、なんと自分で自由に絵を描くことができる招き猫なのです。直筆となると絵心やセンスが試されるような気もしますが、気持ちを込めて描けば効果も絶大!?寄せ書きをしてプレゼントするのもいいかもしれませんね。


「絵葉書」一枚150円


そして絵葉書だって、もちろん猫が主役。猫学会のメンバーであるイラストレーター・中江アキヒサさんが描いたイラストの絵葉書には、諏訪神社や眼鏡橋、軍艦島といった長崎の観光スポットと、個性豊かな尾曲がり猫が共演しています。長崎から大切な人にメッセージを送るのにもぴったり。旅の思い出を猫とともに残しましょう。



その他、ステッカーやクリアファイル、お皿、グラス、シール、さらには眼鏡橋型の爪研ぎまで!とにかくキュートな猫グッズの種類が豊富です。猫好きの方へのお土産として喜ばれること間違いなしなので、ぜひじっくりと選びましょう。



ちなみに神社というだけあって、御朱印を依頼することも可能です。一枚一枚手書きで、猫にちなんだデザインはより一層特別感があります。取材中にも御朱印目当てで訪れる観光客の方がいました。長崎市内では他に、蛍茶屋電停近くの中川八幡神社でも猫が描かれた御朱印をいただくことができるそうです。御朱印集めでまち歩きを楽しむのもオススメです。

尾曲がり猫の健やかな暮らしを願う

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小さい頃から動物や植物が好きだったと語る琴岡さんは諫早市出身。現在は長崎市内で暮らしているそうですが、尾曲がり猫に対してどのような想いがありますか。


「普段長崎で暮らしているとそう感じませんが、神社でいろんな観光客の方を迎えていると、尾曲がり猫って特別なんだなと改めて思います。猫を長崎旅の目的にしてくださる方も多くいますね。長崎の町には長い歴史がありますが、同じように尾曲がり猫にも歴史があり、地域で大切に愛され続けてきたからこそ、今でも尾曲がり猫がたくさんいるんだと思います。次の世代にバトンを渡すためにも、これからも多くの方に尾曲がり猫を大切にしてほしいです」。



「ただ神社としては、あくまで気軽に入れる敷居の低い場所でありたいと考えています。単純に猫や動物が好き、グッズがかわいい、そうしたきっかけで構いません。そして立ち寄ったついでにお参りして少額でもお賽銭を入れていただければ、猫と人間がともに暮らしやすい社会に向かう第一歩となります。そんなやさしい気持ちが集まる神社になれば、私はとても嬉しいです」。


猫を飼っている方はもちろん、そうでない方も気軽にお参りしていくそう。猫好きの聖地である尾曲がり猫神社は、やさしい思いやりに溢れた場所だと感じました。


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この記事を書いた人

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藤本編集局 藤本明宏

ライター

長崎県在住のライター・インタビュアーです。人とまっすぐ向き合い、心のこもった文章を書いていきたいと思います。また普段から、インタビューで長く、ゆっくりと話を深めることに意識を向けています。

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写真提供:長崎県観光連盟写真・記事提供:公益財団法人佐世保観光コンベンション協会
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