【長崎の自然を楽しむ】金比羅山でハイキング【まちを一望】
2023/3/6 公開
長崎駅・宝町
長崎の魅力の一つは、まちのすぐ近くに、山・川・海など遊べる自然がたくさんあるところ。今回は、長崎市街地からほど近い「金比羅山」をハイキングで楽しみます。2〜3時間もあれば、登って降りて十分に楽しめる、初心者にもオススメのコースをご紹介します。
バスで「金比羅山入口」へ
今回は「金比羅山入口」バス停よりスタート。街中にある「中央橋」バス停から「立神ー浜平(東高下)・浜平行」に乗車した場合だと、15分ほどで到着します。なお、この時点で、すでに標高100mを超えており、バス停からでも眺めが圧巻です。ちなみに、以前の記事では、ここから階段を降りて楽しむルートをご紹介しましたが、今回は階段を登って金比羅山へ向かいます。上にも下にも見どころ満載です(笑)。
ここから登山スタートです
バス停を降りしばらく道路を登っていくと「金比羅登山口」の碑が現れます。ここから階段をガンガン登っていきます。ちょうど自販機が設置されているので、飲み物を忘れた場合は、こちらで調達しましょう。
立山公園を通過していきます
鳥居を発見登山口の先にある立山公園を抜けしばらく歩くと、道中いきなり鳥居が出てきます。こちらは「金刀比羅神社一の鳥居」。鳥居をくぐって、さらに先に進みましょう。
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二の鳥居から登山スタート
金刀比羅神社二の鳥居
一の鳥居からしばらく坂道を登ると、二の鳥居に到着します。ここから本格的な登山がスタートです。鳥居をくぐり階段を登り始めると、木陰が涼しく、辺りに広がる自然の香りが心地良いです。
直進すると山頂へ、右折すると「長崎金星観測碑・観測台」へ
二の鳥居から階段を登ると、道が二手に別れます。直進すると「金刀比羅神社」及び山頂へ。右折すると「長崎金星観測碑・観測台」にたどり着きます。今回はせっかくなので右折して、観測碑に寄り道していきました。
途中にある「三井琴平神社」
面白いポーズの狛犬でお馴染み
長崎金星観測碑・観測台
金星観測碑に向かう途中には、ユニークなポーズの狛犬でお馴染み(?)の「三井琴平神社」があります。そんな狛犬もチェックしつつ観測碑へ。「長崎金星観測碑」は、明治7年(1874)に、フランス科学院長の天文学者ジャンサン氏一行6名が、太陽面を通過する金星の観測に成功したことを記念して作られた碑だそう。明治になってすぐの時代に、海外から金星の観測隊が長崎を訪れていたなんて、驚きですよね。
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三の鳥居に戻り、登山リスタート
登山道に戻ってきました
金刀比羅神社
寄り道から戻り、三の鳥居をくぐって登山再開です。少し進むと、金刀比羅神社が見えてきました。この辺りの道は、静かで本当に雰囲気が良く、特に秋は紅葉の名所でもあります。
古写真が展示されています
金刀比羅神社のすぐ隣にある小屋の中には、明治初期の古写真が展示されており、金星を観測した時の写真もあります。昔も今も、いろんな人が金比羅山を訪れていたのだなぁとしみじみ。ちなみにあの「ジョン万次郎」も金比羅山・金刀比羅神社を訪れていたのだとか。
ドンク岩
道中、「ドンク岩」ないしは「ひよこ岩」と呼ばれる岩があります。ドンクとは、長崎の方言でかえるを意味するそうです。皆さんには、かえるかひよこか、どちらの形に見えるでしょうか。
舗装されていて登りやすい
この辺りで一休み
ドンク岩を過ぎたあたりから、山道に入ります。階段で舗装されているので、初心者でも安心して登れます。写真の祠が見えてきたあたりで、一休み。ちなみに、この日は平日のお昼過ぎでしたが、お友達連れや夫婦でハイキングされている方が数名いらっしゃいました。
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山頂に到着!
遠くに女神大橋が見えます
休憩を終えて、さらに登ること十数分、山頂に到着しました。長崎の港が遠くまで綺麗に一望できます。ちなみに、山頂の標高は366.3m。夜景で有名な稲佐山(標高333m)よりも、少し高いくらいです。
正面の山の斜面には家々が連なる
逆方面に見えるのはダム
山頂からは、長崎の港、街並み、斜面地、あるいはダム、などなど、見る方角によっていろんな景色が楽しめます。なお、自分の場合、バス停から山頂までは、大体1時間半程度で登ることができました。
ということで、今回は金比羅山ハイキングの様子をご紹介してみました。いかがだったでしょうか。みなさんもぜひ、金比羅山に登ってみてくださいね!(ちなみに、春と秋がオススメです!)
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この記事を書いた人
品川 正之介
Youtuber/Podcaster
1991年生まれ、神奈川県横浜市出身。大学卒業後、プラントエンジニアリング会社で約2年、IT系スタートアップで約3年働いた後、2020年2月に東京から長崎(長崎市)へ移住。現在は「外から来た人の目線で、長崎の魅力を掘り起こし、伝え、生かす」をテーマに、Podcast(「ながさきラジオ」)やYouTube(「長崎暮らし」)での情報発信を行う。口癖は「長崎は銀河系で一番面白い」。
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