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【長崎・五島】540年もの歴史ある観音寺周辺散策コース【#歴旅】

2023/2/24 公開

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福江

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今回は五島市中心部の幸町を町内会長の永冶克行さんと散策しました。自然と歴史を感じさせる観音寺界隈を紹介します。

第14代宇久幡により1501年に現在地に移された寺

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福江港から車で7、8分。飲食店や民家のある通りを進むと、町の中心部に位置する観音寺に着きました。 現在の本堂は1953年に建て替えられています。本堂の前には〝いつくしみの観音〟像が優しく微笑みかけ、その足にそっと手を添えると恋がかなうと言われています。 1482年、吉田の地で信仰を集めるも第14代宇久幡により1501年に現在地に移された寺で、540年の歴史があります。境内には幡の墓碑と思われる石碑や、旧福江城本丸にまつられていた鬼子母神像が安置されていました。
住職によると、1819年に五島家29代盛繁公が観音寺に仏参し、納戸役、徒士目付、住職などが見守る中、初めて〝かすていら〟を食べたと文献にあるそうです。
歴代住職の墓に囲まれて、第14代宇久幡の墓碑と思われる石碑がありました。
旧福江城本丸にまつられていた鬼子母神像。安産や育児の神として知られます。

12月8日には山門から朝日が昇る

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本尊は天竺(てんじく)国の仏師、昆首羯摩の作と伝えられる十一面観音菩薩。本堂には松田法橋幽墨の筆で、宝物として保存されている涅槃(ねはん)像掛軸がありました。「お釈迦様が悟りを開かれた12月8日に山門の前に立つと、正面の方角から朝日が昇ります」と35代住職の幹明道さん。 西に下った平家の落人達が念持仏として祀っていた本尊の十一面観音菩薩。秘仏ですが、現在は誰でも見ることができます。
涅槃像掛軸
12月8日には山門から朝日が昇るのを見ることができます。 山門近くには奪衣婆(だつえば)像が。永冶さんは「五島では奪衣婆のある寺は珍しいですね。奪衣婆は三途の川岸で亡者の衣類を奪い取り、罪の重さを量るといわれています。花を供えに来る人もいるようです」と話しました。
奪衣婆像
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川や町並みに癒やされる観音寺公園

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観音寺に併設された公園があると聞き、行ってみました。2022年3月にできた公園には芝生が敷き詰められ、ベンチや水飲み場が設けられています。公園下には福江川沿いの散策路もあり、自然と歴史を感じさせるエリアです。 観音寺近くの小道や福江川沿いの道から観音寺公園へ。川や町並みを眺めることができ、癒やされます。
福江川沿いの散策路
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ジャンル問わず手頃な価格の創作料理

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五島市中心部に2009年に創業
観音寺から徒歩5分ぐらいの場所にある「和洋食楽 Zenや」は、パスタやサラダ、鍋物、焼き鳥など、和洋ジャンルを問わず料理が楽しめる居酒屋です。
「楽しく飲んで食べていただける店を目指しています」とオーナーの山口善晴さん。おすすめは、焼いたバゲットに乗せて食べる、ちょっとピリ辛のエビマヨスイートチリソース。生クリームをたっぷり加え、タマゴをふわふわに仕上げたオムライスは子どもに人気です。トマトカルパッチョやカマンベールの天ぷらなど、1品300円からそろうおつまみや一品料理は、味はもちろんのこと手頃な価格にも満足できます。
店内はカウンターや小上がり席で約20人収容可能。刺し身セット1200円~は前日までに予約を
店内で目を引くのは、壁にずらりと飾られた長崎くんち踊り町手拭い。「お客さまからいただきました。見るだけで元気になりますね」
左から、ふわふわに仕上げたオムライス700円、和風ハリハリサラダ600円 以上、とっとってmotto!編集部でした。この情報は2023年1月時点のものです。

※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。

この記事で紹介したスポット

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とっとってmotto!編集部

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