横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつである長崎新地中華街。

江戸時代中期に、中国からの貿易品の倉庫を建てるために、海を埋め立てて作られました。

東西、南北あわせて約250mの十字路に中華料理店をはじめ、中国菓子や中国雑貨など約20店舗が軒を連ねています。

中華街の通りの中には、老舗の中華料理店やもくもく湯気が立ち込める食べ歩きグルメを楽しめる露店、長崎の郷土菓子「よりより」やソウルフードの「ちゃんぽん」などが揃うお土産店など、中国の雰囲気を楽しめます。また、9月の中国の三大節句「長崎中華街中秋節」では満月のような黄色いランタン、毎冬開催される「ランタンフェスティバル」では中華街を象徴する真っ赤なランタンが飾られ、幻想的に中華街を彩ります。イベントや行事に合わせて、異なる装飾が楽しめるのも見どころの一つですね。

十字形の長崎新地中華街のメインストリートは、十字の端に位置するそれぞれの4つの門があります。中国の神話に登場する四つの方角を司る神獣（しんじゅう）をモチーフに建てられ、東は青龍（せいりゅう）、西は白虎（びゃっこ）、南は朱雀（すざく）、北は玄武（げんぶ）とそれぞれに名前が付いています。新地中華街商店街振興組合が、横浜・神戸と並ぶ長崎の中華街が発展するよう願いを込めて、本場・中国福州市から資材を取り寄せ、職人を招いて築造したものです。東、北、南門は高さ、幅とも9メートル。西門は高さ9メートル幅4メートルで、立派な門の前で、写真撮影する姿も多く見られます。

長崎市館内町の情報センターでは、鎖国時代の唐人屋敷を、展示パネルや説明で学ぶだけでなく、中国茶を淹れたり、二胡を演奏したりと、実際に体験しながら文化を知ることができます。その中でも人気の体験は「中国茶体験」。台湾烏龍茶のひとつ「阿里山金萱高山茶」やプアール茶など、5種類の中国茶の淹れ方や香り、試飲を楽しめます。古き長崎に伝わった中国文化を知るきっかけにもなりそう！

長崎市館内町16-5

☎095-829-0267

10:00～16:00（体験は10:30～14:00～の2回）

大人3,000円　小人2,000円

土・日曜休

Pなし

新地中華街と言えば、長崎の冬を彩る一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」！

長崎新地中華街の人たちが、街の振興のために、中国の旧正月（春節）を祝う行事として親しまれていた「春節祭」を、平成6年から「長崎ランタンフェスティバル」として規模を拡大し、いまでは長崎の冬を彩る一大風物詩として親しまれています。

2月の期間中は、長崎新地中華街をはじめ、眼鏡橋、丸山公園、観光通りなど市内中心部に約1万5千個にも及ぶ中国ランタンが飾られ、長崎の街は極彩色の灯で彩られます。また、中国色豊かなイベントも繰り広げられ、県内外から多くの人で賑わいます。

★やっぱり中華を楽しみたいなら！

新地中華街のメインストリートになる中華料理店。本場の中国料理を基本に、ホテルや中華居酒屋など、幅広く経験を積んだノウハウで、約80品が揃います。名物の「龍勝ちゃんぽん」1,000円は、魚介と野菜の旨みが溶け込んだあっさりとクリーミーな味わいです。また、一緒に頼んでほしい「カニ身あんかけチャーパン」は、他店にはないオリジナルメニューで、店主も太鼓判を押す逸品です。

長崎市新地町9-9

11:00～os14:30/17:00～20:30

無休

席200

Pなし

★台湾料理を楽しむなら！

北京出身のオーナーが腕を振るう家庭的な北京料理が楽しめるお店。餃子や饅頭、麺料理が主食の小麦文化を本場の味で再現してくれます。オススメはなんと言っても「水餃子」！肉、ニラ、ネギ、ショウガに、鶏ガラスープを混ぜて練ったタネを、自家製の厚めの皮で包んで茹でます。じわっと肉汁が溢れ出した旨みと香り高い黒酢でいただくのがポイントです。そのほか、山椒などのスパイスが効いた辛さがクセになる「担担面」も人気です。ぜひ長崎で北京の気分を味わってくださいね！

長崎市銅座町2-2

☎095-826-2600

11:30～14:00/ 17:30～21:00

日曜休

席13

Pなし

長崎和牛専門の焼肉店として、多くの食通から愛される〈ぴゅあ】。「地産地消」にこだわり、〈JA全農ながさき〉直営店だからできる、長崎和牛の品ぞろえの充実ぶりが売りです。普段なかなか出会えない希少部位も楽しめるのが、人気の「ぴゅあプレミアムディナーセット」（5,500円）※2名から予約可。米もすべて県産にこだわり、野菜や果物は季節に応じて使い分けるなど、旬の魅力を生かしたサイドメニューにも注目です！シーンや好みに合わせて、最高の贅沢時間を満喫してみてください。

長崎市新地町2-7柘植ビル1F

☎095-824-2900

営業時間：11:30〜14:30（os14:00）/17:00～21:30（os21:00）

年末年始休

席40

Pなし

1937年創業の老舗和菓子店として、地元民から観光客まで賑わう人気店です。お菓子は保存料など使用せず、色素も天然由来の物を使用しています。高級カステラと言える「五三焼」は、通常のカステラよりも卵の黄身の割合を増やしたものですが、〈双葉屋〉のカステラは、白身を一切使わずに、黄身だけで仕上げる「十割カステラ」。口に入れた瞬間のたまごの風味と、しっとりとした生地が至福のひとときを与えてくれます。また、もう一つの名物である「ふるーつ大福」は、やわらかなお餅で旬の果物を包んだ一品。イチゴやバナナ、ぎわ、柿など、全17種類を用意しているので、お土産にオススメです！

長崎市新地町8-12

☎095-823-8581

9:30～18:00

月曜休

Pなし

中華料理のお店と合わせて、タピオカやごま団子など手軽に楽しめるテイクアウト店、そして中国から直輸入された雑貨などが豊富に揃うお土産店も展開。中国雑貨やチャイナドレス、装飾品など、丁寧に手作りされた色とりどりの商品が手頃な価格で並んでいます。さらに、中国菓子や飲料、長崎土産など食品系もあるので、長崎のお土産にもピッタリです。

長崎市新地町11-15

☎095-895-8999

10:00～20:00

不定休