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【佐世保駅からMRで10分♪】人情あふれる俵町エリアをぶらっと。

2023/12/21 公開

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佐世保近郊

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佐世保駅から私鉄・松浦鉄道(MR)にのんびり揺られて10分ほどの場所にある「俵町(たわらまち)」。昔ながらの商店街が、地元の人々の生活とともに穏やかに息づくエリアです。対面販売の楽しさを味わいながら、人情溢れるお店を巡ってみましょう。

人気のお惣菜からギフトまで幅広く揃う「田中精肉店」

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到着早々、少し小腹が空いてきました。
 
つつ……と吸い込まれるように、赤と黄色のビビッドな看板が目を引く「田中精肉店」へ。

「田中精肉店」は、昭和24年創業。厳選したこだわりのお肉を家庭の食卓へと届けています。


訪れたのは10時頃でしたが、お客さんがひっきりなしに入店。
 
活気のあるスタッフさんと親しげに話をする光景がたくさん見られました。


ここでは、A4、A5ランクの長崎県産ブランド牛「長崎和牛」をはじめ、厳選した国産牛、豚、鶏肉や各種精肉加工品を取り扱っています。


ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉などさまざまな料理に大活躍!100種類ほどが店頭に並びます。
 
精肉に長年携わってきたプロだからこそできる、徹底した品質管理や目利き。チョイスされたお肉は、どれも鮮度が良く高品質です。
 
そのクオリティの高さから、市内飲食店からの注文が入ることも多いそう。


ヒレやロースはもちろん、シャトーブリアンやザブトン、イチボ、ミスジなどの希少部位も取り扱っています。
 
独自のルートで安く仕入れているため、上質ながらも低価格なのがうれしい!


大切な人へのギフトにも対応しています(全国発送可、ギフトラッピング、送料無料)。


なかでも目を引くのが「肉ケーキ」!その華やかなインパクトは、お肉好きが両手を挙げて喜ぶこと間違いナシ。


そしてお待ちかね、「田中精肉店」手作りのお惣菜もズラリ!鶏レバー煮やハーブ鳥を使った唐揚げに……


おつまみにもぴったりな唐揚げスティック、焼き鳥串やコロッケもあり、どれにしようか迷ってしまいますね。


田中精肉店オリジナルの焼肉たれもお土産におすすめ。本醸造醤油をベースに、玉ねぎと落花生、ごまを加えた具材感たっぷりのたれは、焼肉やしゃぶしゃぶ、炒め物など幅広く大活躍してくれます!


美味しい焼き鳥やお惣菜を片手に、小腹を満たしながらまちを散策してみましょう♪

暮らしに彩りとビタミンを!くだものと生花の「ふるふる京屋」

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一度聞くと忘れられないインパクトを誇る店名の「ふるふる京屋」は、くだものと生花のお店。俵町商店街のなかでも85年の歴史ある老舗です。


フラワー&フルーツでふるふる(fl&fr)なのかな?と想像したり。
 
看板に書かれている“やさしさをあなたに”のフレーズが沁み入ります。


日よけに縫いつけられた可愛いパッチワークは従業員さんお手製です。よく見てみると布の柄がお花とフルーツで、細部に宿るこだわりに親しみを感じてしまいました。
 
「かわいいですね!」とお店のお姉さんにお伝えすると、最近パッチワークにオレンジの布の色が移ってきてるのよ……と素朴なお悩みが返ってきました。


優しさが表情からあふれ出る店主さん!お花と果物のことなら何でもござれ。


店内には毎日市内の青果店から仕入れた旬のフルーツが彩り豊かに並びます。贈り物やお供え物にぴったりなフルーツ飾りかごもあり、全国発送も可能です。


お花はドライフラワーや生花ともに、お盆花やお祝い、ちょっとしたギフトなど用途に応じてアレンジしてもらえます。


秋ごろに食べ頃を迎えるピオーネ。粒がとても大きくて美味しそう~!
 
「くだものは昔と比べると、出始めのタイミングのものも美味しくなりました。農家の皆さんが丹念に育てた大切な作物を、一番美味しい時期に召し上がってほしいですね」


店主さんの言葉に心から頷きながら、ここの人気商品「フルーツポンチ」を手に取りました。
 
新鮮な旬のフルーツとぷるぷるゼリーがたっぷり詰まっていて、がつんとした甘さがたまらない美味しさです。なんだか子どもの頃を思い出す懐かしい味。


季節に応じて内容は替わるので、その時々のくだものとの出会いをお楽しみに♪


くだものの美味しい見分け方や食べ方など、店主さんにお話を聞いてみると新しい発見がいっぱい!これぞ対面販売の醍醐味です。
 
やさしいビタミンを摂取しに、ぜひ訪れてみてくださいね。
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毎日コツコツと丁寧に。「元祖甘酒まん頭 毎日屋」①

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そうだ、甘いものが好きなあの人にお土産を買っていこう。あげる方も、もらう方も気が楽で、コーヒーやお茶にぴったりなものといえば、お饅頭!
 
“元祖甘酒まん頭”の文字が大きく躍る「毎日屋」は、創業75年。地元民にとても愛されている饅頭の製造販売店です。

3代目店主の堀さんと仲良しスタッフさんたちの4名が、毎日明るく楽しく切り盛りしています。

創業から製法を受け継ぐ手作りの饅頭はすべて100円以下(2023年7月現在)。今も昔も嬉しいおやつ価格です。春限定で桜餅が登場しますよ。

この店の看板「甘酒饅頭」は、午前中で完売してしまうこともある人気商品。
 
せいろ1つで20個ほどを蒸し上げますが、まとめ買いのお客さんも次々とやって来るのであれよあれよと空っぽになってしまいます。
 
小豆の食感がしっかりとしていて滑らかな餡を、自家製の甘酒を使用したふんわり生地が包む、素朴ながらも洗練されたおいしさに“日本一”の声が挙がるほど!

お話を聞きながら、お米と米麹で丸一日かけて手作りした甘酒を特別にいただきました。酸っぱくて爽やかな味で夏の疲れが一気に吹き飛びました。

やぶれ饅頭やかしわ餅も人気。さつまいもの入った「いしがきだんご」は、ご飯にもなりそうなボリューム感です。

仕込みは毎朝3~4時からスタート。お店の開店時にはスタッフさんも含め、素早い手さばきで饅頭を次々と包み、蒸していきます。
 
ふかふかの出来たてを食べて欲しいから、作る量は少しずつ。売れ数に応じて作り足していくとのこと。
 
夏は暑く、冬は寒い。大変な作業なんだけど、皆さんどこか楽しそう。

毎日コツコツと丁寧に。「元祖甘酒まん頭 毎日屋」②

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饅頭のカギともなる毎日屋の特製あんこ。なんと、わざわざ単品で買い求めに来るお客さんもいたそうです!
 
小豆を水でしっかり柔らかくしてアクを抜き、2度炊きして砂糖と水で練り上げる。最後の仕上げに水飴を加えるのが、独自のなめらかさを生むコツだそう。

手間ひまかけた特製あんこを贅沢にいただけるおはぎは、お盆やお正月にはまとめ買いが集中!お抹茶やコーヒーで、幸せを感じつつほおばりたいなぁ。

お土産にと思ったけれど、やっぱり自分の分も買ってしまおう。帰り道でたぶん全部食べてしまうかもしれないけれど……。
 
包んでいただくオリジナルの包装紙がこれまた可愛くて、思わず笑顔がこぼれちゃうんです。

「毎日」の文字が顔のようになっているデザインが素敵ですね。

「こんなに長く愛されるお店ってすごいですね」とお伝えすると、
 
「何も特別なことはしとらんよ。毎日やるべきことをただ、コツコツとやりよるだけ」と微笑む堀さんと、堀さんを支えるスタッフの皆さん。
 
日々の生活に丁寧に寄り添うその姿勢、わたしも見習いたいです!

お買い物の帰りにはぜひ、お店の看板を見上げてみてください。“毎日”の文字が、あなたの背中を優しく押してくれるかもしれません。

まちの日常に寄り添い、灯りをともす「珈琲舎のだ」①

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古くから交通の要衝として、多くの人々が行き交ってきた俵町。

その賑わいの一角に長年小さな灯りをともし続けているのが「珈琲舎のだ」です。
先ほどご紹介した商店街から歩いてサクサク歩いて5分ほど。


キュートなおヒゲの看板が見えてきます。
 
「珈琲舎のだ」が誕生したのは1976年。40年以上もの時を刻んだその佇まいはこの街並みに溶け込んでいます。
 
ちょっとドキドキしながら扉を開けると……

心落ち着く白熱灯のあかりに照らされた木とレンガ、アンティークなインテリアが目に飛び込んできます。

時間が染み込む空間に、昭和の懐かしさとちょっとした非日常感を覚えることでしょう。
 
カウンターの奥から「いらっしゃいませ」と微笑むのは2代目マスターの田﨑さん。「のだ」は初代オーナーさんのお名前だそうです。

お店のトレードマークでもあるおヒゲが素敵なナイスガイ。
 
かつて老舗フランス料理店「ふらんす亭」で修業を積んだ田﨑さんは、20代の若かりし頃独立。ご縁のあった初代オーナーからこの店を引き継ぎました。

とても気さくで、まるで親戚のおじちゃんとお話しているかのような親しみを感じる田﨑マスター。
 
政治、経済からはたまた人生のお悩みまで(?)。マスターとの会話を楽しみに毎日のように通う常連さんも多いとか。
 
ご自身で描いたという、エプロンのおヒゲマークとともにお客さんを温かく見守ります。
 
メニューはコーヒーをはじめ、ピラフやカレー、パスタなど軽食も充実。どれもが美味しくてボリューム満点!
 
もし常連さんがいたら、勇気を出しておすすめを聞いてみてください。
 
普段チョイスしない味に出会うのも旅の醍醐味です。

大人気の「焼肉ライス」(650円)は、ピラフに野菜と焼肉が載った逸品。甘辛なタレが絡んだお肉が、シャキシャキ野菜とあっさり味付けされたピラフによく合います。
 
気がつけばペロリと完食。大満足です。

「カツカレー」(700円)もぜひ味わってみて!
 
サクッと揚がったぶ厚いカツに、マスター特製カレーがたっぷり。まちの定食屋さんのような優しい価格設定では、と思いますが皆様いかが? 
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まちの日常に寄り添い、灯りをともす「珈琲舎のだ」②

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喫茶店と言えばコーヒー。「珈琲舎のだ」では、水出しのダッチコーヒーが味わえます。
 
独自にブレンドしたコーヒーの粉(季節や気候などによって比率を変えているそう!)に、冷水を1滴ずつ落としてじっくり時間をかけて抽出しています。

その一杯は、深いコクと芳醇な香りがありながらもすっきりとした飲みやすさ。
 
1滴1滴にコーヒーの香りや風味がしっかりと閉じ込められているのと、水抽出によりカフェインなどの苦み成分が抑えられているからなのだとか。
 
優しい味わいにふっと体の力が抜けていくようです。

喫茶店といえば「ミックスジュース」も外せません。
 
牛乳にバナナ、シロップみかん、パイナップルのみで仕上げた元気が出る甘さが魅力。
 
運が良ければ“おかわり”できちゃうかも!

夏の暑い時期には日本人の心くすぐる古き良き「かき氷」。手回しでガリガリ削った氷はくちどけふんわり、バテた心と体にエールをくれます。

マスターや常連さんたちと会話に花を咲かせながら、テレビのスポーツ中継を真剣に応援しています。
 
創業当初からこのお店を彩ってきたアンティークなものに混じって、お客さんからのお土産やプレゼントがちらっと顔を覗かせているのを眺めるのも楽しい。
 
これまで歩みながら繋がり続けてきた“珈琲の輪 人の輪”が、そのまま形になったかのような空間がここにはありました。

旅モードで構えていたのが、いつの間にか自然体になっていることにあなたは驚くはず。
 
コーヒーの香りと笑い声に包まれに、きっとまた訪れたくなる。

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この記事を書いた人

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山本 千尋

フリーライター

佐世保生まれ在住のライター、演劇人です。地元の興味深いヒトコトモノを夏休みの自由研究のように楽しくて奥深い記事にし、それを本にする生活をしていきたいです。

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写真提供:長崎県観光連盟写真・記事提供:公益財団法人佐世保観光コンベンション協会
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