長崎空港の中には、郷土を代表するおいしいグルメ店が勢ぞろい。どれも長崎を十分に感じさせてくれるお店、メニューばかり。長崎に到着したばかりの人が、まずもって長崎グルメを堪能してみるもよし。目的地とは異なる、別エリアの長崎グルメを楽しむのもよし。はたまた、旅の最後に食べ逃した名物を堪能したり、もう一度堪能し直す「おかわり」も大賛成です！どのお店も、長崎を代表する名店、最高の素材にこだわった名店ばかり。ぜひぜひ、“おいしい長崎”を空港でも味わい尽くしてみてください。

海鮮王国・長崎の自慢の絶品魚介料理を……！

長崎で獲れる海の幸は種類も数も豊富で、新鮮でおいしいものが楽しめることは、ご存じの通り。もちろん、長崎空港内2階に店を構える〈鮨どころ しょうぶ〉もまた、類を違わず、最高に新鮮でおいしいネタを揃え、勝負してくる食事処です。握り鮨に刺身、海鮮丼など、オススメしたいメニューは、それこそ魚種の数ほど……。その中でも特筆したいのは、「穴子刺身」です！穴子を刺身でいただくには、ひと際新鮮さが必要なので、なかなか他所では見かけることすら少ないのだとか。対馬産の穴子は骨がやわらかく、皮が薄くて脂がしっかりのった逸品。肉厚で白身の淡泊さと脂がのった絶妙な味わいで、きっと幸せな笑顔を浮かべてしまうこと、間違いありません！年間を通して楽しめるということなので、ぜひ試してみてください。日本酒との相性も抜群なので、フライト前にバチっと決めこむのもいいかもしれません。

長崎食材たっぷり！郷土の味をワンストップで。

 同2階〈鮨どころ しょうぶ〉のお隣に並んでいるのが〈麵どころ つばき・牡丹〉。長崎の麺と言うと、何を思い浮かべますか？多くの人はそう、「ちゃんぽん」を挙げることでしょう。食通は五島列島のご当地料理「五島うどん」を思い浮かべるかもしれません。このレストランではどちらが楽しめるかというと、「どちらも！」です。以前1階で営業していた〈中華レストラン 牡丹〉と〈五島うどん つばき〉を集約させて2階に移転しているので、この「２大長崎麺」を中心としたメニューが同時に楽しめるのです。もちろん、どんぶり物や中華料理も多数用意されていて、長崎産食材もたっぷりと使われています。広々とした空間に配膳ロボットなども用意されていて、利用しやすい雰囲気も◎。オススメは、細麺ながらコシのある「釜揚げうどん」と、鶏と豚で取った濃厚スープがたまらない「長崎ちゃんぽん」。ぜひ、どちらにしようか迷ってみてください。

長崎県は、長崎市方面の「南側」と佐世保方面の「北側」では、ガラリと雰囲気が変わるんです。同じ異国情緒でも長崎市側は中国とヨーロッパのテイストが融合した「和華蘭文化」、佐世保は米軍が駐在する「アメリカン」な雰囲気で、それぞれの魅せどころがあります。ぜひどちらも堪能してほしいですが、目的の場所が南側や県央地域で、県北には今回足を運べない……。そんな人には、ぜひ県北グルメだけでも味わってほしい！ピッタリのお店が、長崎空港内でも待ち構えているんです！ 

佐世保バーガーの名店がお届けする、ボリュームも雰囲気もアメリカンな逸品。

空港1階の〈LOGKIT〉は、おなじみ佐世保バーガーの名店です。ビーフ100％で作るパティと、その味を引き立ててくれるオリジナルマヨネーズがおいしさのポイント。佐世保の米海軍基地内で食べたアメリカンなバーガーを再現するべく、試行錯誤を重ねて生み出したという手作りの味です。搭乗間際のちょっとした時間に、ファーストフードとして楽しもうとするのなら、ちょっと考え直した方がいいかもしれません。アメリカンサイズのボリューム、オーダーしてから作りはじめるこだわりぶりなので、しっかり“堪能する準備”をしてから、臨みましょう！アメリカンダイナー風のスタイリッシュな雰囲気も抜群です！オススメは「スペシャルバーガー（レギュラーサイズ）」と「ヤンキーポテト」の組みあわせ！

長崎の洋風グルメはココで決まり！オシャレ＆気軽に使えるフードコート風老舗レストラン

1階の奥側に位置するレストラン〈蜂の家〉も、佐世保では超メジャーな人気店。1948年創業で、当時はまだまだ甘いものが珍しかった時代に登場した、果物たっぷりでスカッチソースをかけていただくオリジナルシュークリーム、日本人の味覚に合うように開発した欧風カレーで、佐世保の人たちを長らく魅了させてきました。2022年夏に誕生した空港店は、老舗の堅苦しさを感じさせない入りやすくオシャレなフードコート風の雰囲気、オーダーもタッチパネルで出来る気軽な感じもうれしいですね。レモンステーキやビーフシチューといった佐世保グルメはもちろん、デミソースが特徴のトルコライスなど、長崎の“洋”な郷土料理もしっかりと網羅されています。

空港の滞在時間って、余裕を持っていたつもりが、お土産選びや手続きなどで意外と時間を消費しがちだったりしませんか？「すぐに動かなきゃいけないほどではないけど、食事するほどには……」みたいなケースに遭遇するのも、少なくありません。

そんな時にオススメなのが「ちょっと一杯」を叶えてくれるこの2店。〈お酒の美術館　長崎空港店〉は、ウィスキーをメインに150～200種類のお酒が用意されています。カウンターを中心としたスタイルで、テイクアウトもOK！チャージフリーで利用できるのもうれしいですね。お土産エリアのすぐそばに位置していて、購入したお土産をツマミにお酒を楽しむのもナイスアイデアです。

そして、手荷物検査場目の前にある〈スターバックス 長崎空港店〉も、時間調整に最高の場所。出発遅延もスターバックスがあればへっちゃら、お見送りの人たちにも重宝されています。出発までしばし一服のお時間を、ぜひお楽しみください。

空港にあって他所にないもの。それはズバリ、飛行機です！意外と見落とされがちなこんな魅力も、ぜひ堪能したいものです。飛行機ファンだけでなく、地元長崎の人も、ぜひチェックしてみてください。空港3階屋上の展望デッキでは、飛行機の発着陸を見ることができます。ベンチも用意されているので、飛び立つ／降り立つシーンをゆったり眺めることができます。飛行機や空港で働くクルマの解説が書かれてあり、ちょっとした学びにもなります。そのほか、小さい子どもが遊べる芝生とすべり台のスペース、フォトジェニック感◎な顔出しパネルやフォトパネル「幸運の羽」、幸せの鐘など、盛りだくさんな仕掛けが揃っています。

長崎空港では、もっと多様化した活用法も用意されています。時間をより有効に使えるサジェストや旅の付加価値増強、ビジネスにも心強いサービスなども揃っています。2階の手荷物検査場すぐそばの〈ビジネスラウンジ アザレア〉は、到着後・搭乗前の時間を有効に利用できます。提携クレジット会社の特定会員カードと当日の搭乗が確認できるものがあれば、2時間無料で利用可能。デスクや電源、無線LANがあり、全席にコンセントとUSBポートを設置、更衣室なども利用できます。クレジットカードがなくても、1,100円で2時間利用できますよ。

3階の展望デッキそばに位置する〈coto Nagasaki Airport〉は、空港内のサテライトオフィス＆コワーキングスペース。15分単位でスポット利用できるので、ちょっとだけ仕事を片付けたり、オンラインミーティングするのにもピッタリ。 運航状況がわかるモニターを完備しているので、搭乗までの不安も解消できますね。

最後に紹介するのは、この〈STLOCAL（ストローカル）〉のショップ。ストローカルのアプリを利用して貯まったSTLOCALクーポンはグッズ購入時に使用しましょう。長崎や、就航路線の先のエリアの地図などをモチーフにしたグッズを中心に、いろんなアイテムが店内所狭しと並んでいます。一部V・ファーレン長崎のグッズも取り扱っているので、試合観戦後のお土産としてもオススメです。

空港を出て隣の建物へ移動すると、ちょっと趣向の異なるレンタカーショップが。〈アナザーレンタカー〉は、旅や日常に新しい価値を提案してくれるんです。 一般的な国産車種はもちろん、外国車やオープンカー、話題の電気自動車など、いろんなクルマが用意されています。長崎旅を特別なクルマで乗り回しちゃうのも◎ですね！

STLOCALでアナザーレンタカーのレンタカーチケットも販売していますので、ご利用ください‼

長崎空港は、映画「ターミナル」のトム・ハンクスも驚かんばかりの充実ぶり。長崎の旅の最初と最後を演出する特別な場所・空港で、最高の想い出をぜひ紡いでみてください。