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長崎くんち2024③諏訪神社で行われる神事「流鏑馬」・「お下り」・「傘鉾パレード」・「お上り」

2024/9/26 公開

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長崎市

https://d3ufri3nvnsbrn.cloudfront.net/images/contents/2682/1?t=17296120609943
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諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」の成功、長崎の発展を祈願するため、流鏑馬(やぶさめ)神事が10月7日朝に、諏訪神社の中庭で行われ、いよいよという雰囲気になります。

【流鏑馬】「大祭成功」矢に込め 流鏑馬神事

諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭「長崎くんち」の成功、長崎の発展を祈願するため、流鏑馬(やぶさめ)神事が7日朝、諏訪神社の中庭で行われ、長崎諏訪流鏑馬奉賛会の会員らが奉納します。

馬上の射手が、馬が駆け始めると弓に矢を構え、木製の四角い的(縦横45センチ)に放ち、「パーン」と音を立てて的が割れるたびに歓声が上がります。流鏑馬は的に当てて、悪いものを打ち払う意味のほかに、自分の願いを射止めるという意味があるようです。

江戸時代の長崎くんちでは、諏訪神社参道から現在の松森天満宮(上西山町)の通りで神事として奉納。神社の神殿が火災で消失した1857年以降、途絶えていましたが、奉賛会の働きかけなどで2013年に156年ぶりに復活しました。
流鏑馬で勇ましく矢を放つ射手(2014年の様子)

諏訪神社
住 所:長崎県長崎市上西山町18-15
開催時間:11:30~12:00 ※当日の進行状況により変更になる場合があります
電話番号:諏訪神社 095-824-0445

【お下り】みこし担いでの全力疾走に沸く沿道

諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭「長崎くんち」が開幕する前日(まえび)の7日、諏訪神社の祭神である諏訪、住吉、森崎のみこし3基が長崎市元船町のお旅所に渡る「お下(くだ)り」があり、沿道は大勢の見物客でにぎわいます。

神様の霊力が潮風を浴び清まることで再興されると考えられていることから、海の近くに設けられたお旅所で〝2泊3日〟の巡行をしています。

7日午後1時、祭事を取り仕切る「年番町(ねんばんちょう)」の関係者や伝統衣装に身を包んだ子どもたちが行列をつくり、打ち上げ花火の合図で出発。途中、「神輿守町(みこしもりちょう)」の若者らがみこしを担いで全力疾走し、ご神体をゆすることでご神霊・霊力の再生を図る「もりこみ」が披露されると、沿道から大きな拍手が湧き起こります。約2キロメートルの道中で休憩する際、みこしの下をくぐると御利益があるとされており、見物客はくぐったり、さい銭を投げ入れたりします。

今年の年番町は馬町、東浜町、八坂町、築町、銅座町、広馬場町の6か町。神輿守町は小島連合会。それぞれ持ち回りの順番が決まっており、町一体となって長崎くんちを支えています。
諏訪神社の石段を勢いよく下る3基のみこし(2014年の様子)

■出発 諏訪神社 住所:長崎県長崎市上西山町18-15
■到着 お旅所  住所:長崎県長崎市元船町17
開催時間:13:00~15:00 ※交通状況などにより変更になる場合があります
電話番号:諏訪神社 095-824-0445

【傘鉾パレード】100キロ超の傘鉾、垂幕なびかせ競演

「お下り」の神輿行列に続いて各踊町の傘鉾(かさぼこ)が、旧長崎市役所周辺から旧県庁前までパレードします。傘鉾は、演(だ)し物が踊(おどり)馬場などに入る際に先頭に立つ町の印です。「飾物(だし)」「垂れ」と呼ばれる上部の飾りと周囲に下げる布の意匠は町ごとに異なっています。

途中、全踊町の担ぎ手が重さ100キロを超える傘鉾を一斉に垂幕をなびかせながら回すと、見物客は演技を褒めたたえる「ヨイヤー」の掛け声を上げ、華麗な姿に拍手を送ります。
多くの見物客を魅了した「傘鉾パレード」(2014年の様子)

■出発 長崎市立桜町小学校 住所:長崎県長崎市勝山町30-1
■到着 旧県庁前  住所:長崎県長崎市江戸町2-1
時間:13:30~14:00 ※交通状況などにより変更になる場合があります
電話番号:長崎伝統芸能振興会 095-822-0111(平日、9:00~17:00)

【お上り】坂道を一気に「お上り」沸く

諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭「長崎くんち」の最終日、後日(あとび)の9日、諏訪、住吉、森崎の3基のみこしが「お旅所」(元船町)から諏訪神社(西山町)に帰る「お上(のぼ)り」があり、3日間の幕を閉じます。

9日朝から、各踊町が諏訪神社などでの奉納を終えた後、「お上り」は午後1時にお旅所を出発します。前日(まえび)の7日に行われた「お下(くだ)り」と同様に、祭事を取り仕切る「年番町」の関係者や伝統衣装に身を包んだ子どもらの行列が諏訪神社を目指します。旧県庁前の坂などで、みこしを担いで全力疾走し、ご神体をゆすることでご神霊・霊力の再生を図る「もりこみ」が披露され、沿道は大いに沸きます。

各踊町は、諏訪神社での神事が終わっても、7日から続く「庭先回り」に繰り出し、街中で演し物を披露。踊町によっては夜遅くまで町を練り歩きます。
多くの見物客が見守る中、勢いよく坂を駆け上がる3基のみこし(2014年の様子)

■出発 お旅所  住所:長崎県長崎市元船町17
■到着 諏訪神社 住所:長崎県長崎市上西山町18-15
開催時間:13:00~16:00 ※交通状況などにより変更になる場合があります
電話番号:諏訪神社 095-824-0445


「長崎くんち2024の楽しみ方」記事はこちらよりご確認ください。

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STLOCAL編集部

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