【佐賀県】唐津・伊万里で訪れたいおすすめ観光スポット 10選
公開日:2025/7/17最終更新日:2025/7/17伊万里・唐津
歴史と自然、食と伝統が息づく佐賀県の唐津市と伊万里市。
今回は、定番観光名所はもちろん、地元グルメや伝統文化にも触れられる唐津・伊万里エリアのおすすめ観光スポットを5つずつ厳選してご紹介します。次の旅の参考に、ぜひチェックしてみてください。
唐津に行くなら外せない!唐津市内の定番観光スポット①
唐津観光のハイライト!唐津湾を一望する街のシンボル・唐津城
唐津を訪れたなら、ぜひ足を運びたいのが「唐津城」です。豊臣秀吉の家臣・寺沢広高が約7年かけ1608年に築いた名城で、名護屋城の解体資材を用いて建てられたと伝わります。
その美しい姿が、砂浜に翼を広げた鶴のように見えることから、別名「舞鶴城」とも呼ばれています。
天守閣の内部には、2階に唐津の歴史資料、3階には唐津焼に関する展示があり、この地の文化や伝統を学ぶことができます。最上階の展望所からは、唐津湾を一望する絶景が広がり、写真映えも抜群。海と城が織りなす風景に、きっと心奪われることでしょう。
※2階・3階は撮影禁止
走る、歩く、眺める—五感で楽しむ 虹の松原
日本三大松原のひとつ「虹の松原」は、唐津城の東側に広がる絶景スポット。初代唐津藩主・寺沢広高が20年の歳月をかけ、防風・防潮のために黒松を植えたのが始まりです。約400年の保護活動により、全長約4.5km・幅500mにわたり、約100万本の松が美しく並びます。
全景が見渡せる唐津城や鏡山展望台からの眺望はもちろん、松原を通り抜ける県道347号線をドライブしたり、松林の遊歩道を歩いて森林浴を楽しむのもおすすめです。
唐津焼やお土産探しに!唐津市ふるさと会館 アルピノ
JR唐津駅すぐそば、イルカのマークが目印の「唐津市ふるさと会館 アルピノ」は、唐津観光の拠点として便利なお立ち寄りスポットです。
1階には唐津の銘菓や地酒、海産物、唐津くんちグッズなど地元の魅力が詰まったお土産が勢揃い。カフェや休憩ができるスペースも完備されています。
2階は唐津焼物展示場になっていて、唐津焼の展示・販売に加え、絵付け体験も楽しめます。
唐津での旅の思い出の品やお土産を探すのにぴったりの場所です。
※絵付け体験は要予約。ご予約・お問合せは2階唐津焼展示場まで
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唐津に行くなら外せない!唐津市内の定番観光スポット②
イカで有名な港町の台所!呼子の朝市
唐津市の北西部にある港町・呼子町。ここで開かれる「呼子の朝市」は、石川県の輪島、千葉県の勝浦と並ぶ日本三大朝市のひとつ。100年以上の歴史を持ち、毎朝7時半ごろから正午まで、呼子朝市通りに地元の新鮮な魚介や干物、野菜、果物、加工品などがずらりと並びます。元気な呼子のおばちゃんたちとのやり取りも楽しく、地域ならではの温かさに触れられます。
名物のイカをはじめ、獲れたての海の幸をその場で味わうこともでき、食べ歩きにもぴったり。港町ならではの魅力あふれる呼子の朝市は、唐津観光で外せないスポットです。
玄界灘が刻んだ自然の造形美ー七ツ釜
玄界灘の荒波が長い年月をかけて削り出した海蝕洞「七ツ釜」。高さ40メートルもの断崖絶壁に、まるで七つの大きな釜のような洞窟が連なる姿は、自然がつくり出した彫刻そのものです。断崖の上は遊歩道が整備されており、荒々しい海と奇岩を眺めながらの散策が楽しめます。
また、呼子から出る遊覧船もあり、海から七ツ釜を望むのもおすすめです。波の状況が良ければ船で洞窟の中まで入ることができ、間近でみる柱状節理の岩肌の迫力に圧倒されること間違いなし。大自然の力が作り出した、心を打つ絶景をぜひ体感してください。
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伊万里市内で訪れたいおすすめ観光スポット!①
自然と歴史と文化が調和した鍋島藩窯「大川内山」
伊万里市の南に位置し、かつて鍋島藩の御用窯が置かれた大川内山。最高峰の技術の流出を防ぐため、関所が設けられ、明治時代になるまで一般にはその存在は知られていませんでした。ここ大川内山には、今もその将軍家や大名に献上された高級磁器「鍋島」の伝統と技が息づいています。
山水画のように美しい山々に囲まれた町並みには窯元やギャラリーが点在し、散策しながら伊万里焼の魅力を間近に感じられます。春の「鍋島藩窯 窯元市」、夏の「風鈴市」、秋の「鍋島藩窯秋祭り」など四季折々のイベントも充実しています。
伊万里焼の歴史にふれる商家跡ー伊万里市陶器商家資料館「丸駒」
江戸時代、多くの陶器商が活躍し、陶器商家が約80軒も並んでいた伊万里のまち。「伊万里市陶器商家資料館 丸駒」は、当時屈指の陶器商・犬塚家の邸宅を修復し、今もその名残を感じられる外観を残した資料館です。
館内には古伊万里や家具、調度品が展示されていて、常駐する観光ボランティアガイドの方がわかりやすく案内してくれます。当時の陶器商人の生活や伊万里の歴史と文化を知ることのできる貴重なスポットです。
お菓子とのご縁がつながるー伊萬里神社
770年より鎮座する伊万里の総鎮守「伊萬里神社」。お菓子のルーツとされる、ときじくのかぐのこのみ(不老長寿の霊菓)が日本でこの地に最初に植えられたことに由来し、かつては香橘神社と称されていました。その後、岩栗神社、戸渡島神社とともに三社が合祀され、今の伊萬里神社に。境内には様々な神様が祀られています。
本殿の横には“お菓子の神様”を祀る「中嶋神社」や、少し登った所には伊万里出身の製菓王・森永太一郎の像もあり、お菓子との深いご縁が感じられます。落ち着いた雰囲気で散策にもおすすめです。
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伊万里市内で訪れたいおすすめ観光スポット!②
伊万里のおいしさがぎゅっと詰まった「伊万里ふるさと村」
国道202号線沿い、伊万里市北東部に位置する道の駅伊万里「伊万里 ふるさと村」は、令和7年3月にリニューアルオープン。地元産の新鮮な野菜や果物を扱う直売所に加え、伊万里の特産品やお菓子も豊富に揃います。
ふるさと村限定の手作り饅頭やジャム、「こいが伊万里メンチ」など、ここだけの味も。物産館内には地元産素材を使った軽食コーナーもあり、食の楽しみが盛りだくさんです。
また、敷地内には伊万里牛を販売する畜産加工所や遊具付きの広場も。休憩や家族連れのおでかけにも最適な立ち寄りスポットです。
旅先の疲れた身体に!伊万里温泉 白磁乃湯
「伊万里温泉 白磁乃湯(はくじのゆ)」は、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉の日帰り温泉施設。広々とした大浴場や露天風呂、ジェットバス、サウナなど多種多様な湯船が揃い、旅の疲れをゆったり癒すことができます。館内にはリラクゼーションルームやお食事処も完備され、のんびり過ごせるのも魅力。地元の人々にも親しまれる温泉施設で、旅の合間のリフレッシュや、観光後の日帰り入浴におすすめのスポットです。
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この記事を書いた人

Miyako
Webライター/トラベルクリエイター
長崎県大村市出身。海外渡航国数は36ヶ国。海外・東京での生活を経て、現在は長崎を拠点にノマド生活をしながら旅と地域の魅力を発信中。農のある暮らし、サステナブルなライフスタイルデザインも研究・実践している。(2024年現在)
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