【チャリ旅】伊王島の灯台を訪ねる!長崎チャリ旅のススメ
公開日:2022/9/29最終更新日:2022/9/29深堀・香焼・伊王島・高島
ちょっとユニークな旅を楽しみたい方にオススメなのが、自転車での「チャリ旅」。長崎には、市街地を少し離れたところにも、見所がたくさんあります。真っ青で綺麗な海、歴史的な史跡、隠れた名店などなど、普通の観光ではお目にかかれないチャリ旅スポットを今回ご紹介します。
南へ約20kmサイクリングします
今回は、長崎駅近くをスタートし、南に約20km進んだところにある、伊王島灯台まで自転車を走らせていきます。
まずは自転車をレンタルしよう
レンタサイクルが充実しているROUTEさん
電動自転車をレンタルしました
まずやってきたのは、JR長崎駅から徒歩で数分のところにある「カフェと宿 ROUTE」さん。こちらで自転車をレンタルします。種類が豊富かつデザインもお洒落な自転車が揃っているので、旅のテンションが上がります。今回は、やや長距離の旅ということもあり、電動自転車をレンタルしてみました。
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歴史的建造物を横目に市街地から深堀へ
まずは、長崎駅正面の大通り(国道202号大波止通り・路面電車沿い)に沿って、出島方面へ進みましょう。今回は基本的に海沿いの大通りを通っていきます。ほんの数分走るだけで、老舗のカステラ屋文明堂さん、出島、旧香港上海銀行長崎支店などなど、歴史ある建造物が続きます。そして、市街地を出てしばらく進むと、世界遺産の小菅修船場の入り口が見えてきます。
世界遺産の「小菅修船場跡」
形状から「ソロバンドック」の愛称で親しまれた
道中、世界遺産の「小菅修船場跡」に寄っていきましょう。小菅修船場は、外国船の修理を目的に、トーマス・グラバーと薩摩藩士(小松帯刀・五代友厚ら)との協力の元、明治元年に建設されました。当時、日本は海外から多くの艦船を輸入していたのですが、中古のため故障が起きるなどの背景もあり、この小菅修船場は作られました。日本の近代化の歴史を彩る、重要な史跡の一つです。
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女神大橋をくぐって深堀エリアへ!
長崎の港の玄関口にかかる女神大橋
神々しい名前のバス停
しばらく南下を続けると、長崎港のシンボルとも言える女神大橋が見えてきました。近くで見てもスタイリッシュなフォルム。ちなみに、近くにあるバス停の名前(「女神」!)が面白いです。女神大橋をくぐって、どんどん先に進みましょう。
お墓が立ってるところの標高の高さ...!
ユニークな地名・バス停名探しも面白いかも?
地元民に愛される「一八ラーメン」で腹ごしらえ
ここで大通りを右に曲がります
しばらく進み「江川」という交差点で右に曲がって深堀エリアに入っていきます。お昼手前の時間に差し掛かったため、深堀散策の前に、近くでお昼ご飯を食べていきます。
住宅地エリアの中にあります
今回やってきたのは「一八ラーメン」さん。江川の交差点から自転車で十数分くらいで到着します。実は、今日のルートで一番楽しみにしていたのはこのお店。人気のお店と噂を耳にしていたのですが、今回初めて来ることができました。
ボリューム満点
暖簾をくぐると、平日のお昼時でも、地元・近所の方らしきお客さんで賑わっていました。お店に入った瞬間に「ここは良いお店だな!」と感じる雰囲気です。今回はちゃんぽんを注文。ボリューム満点です。麺はやや細めで、スープは塩味ベース。新鮮な野菜と、味のよくしみた豚肉・海鮮が...うまい!!!自転車漕いできた甲斐がありました...(涙)
食後、店主さんと少しお話できたのですが、とても明るく気さくなお人柄。「一八ラーメン」の名前の由来は「人生一か八か」から来ているそう。深堀に来た際には、必ずまた食べに来よう!と胸に誓い、先に進みます。
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深堀を散策して香焼の展望台へ
深堀ふれあい広場で情報収集
城下町深堀には見所がたくさん
一八ラーメンでお昼をいただいた後は、深堀エリアを散策していきましょう。深堀は、城下町の佇まいを残す歴史あるまちで、面白い見所がたくさんあります。「深堀ふれあい広場」に、深堀エリアの見所や歴史情報がわかりやすく掲示されているので、こちらで情報収集をしてから、周辺散策に出かけてみましょう。
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体力に余裕があれば、香焼総合公園の展望台へ
海の青さを感じられるサイクリング
深堀を散策した後は、香焼を通り、伊王島に向かいます。この辺りから、真っ青な海を見ながらのサイクリングが楽しめます。もし、この時点でまだまだ体力に余裕があれば、香焼総合公園の展望台に寄るのがオススメです(結構坂を登るので、電動自転車だと楽です)。
香焼総合公園
展望台入り口
遠くに女神大橋と長崎の港が見えます
これから進む伊王島方面
香焼総合公園の展望台からは、長崎の港、そして今から向かう伊王島が大パノラマで楽しめます。天気の良い日は、海の青さが映え、吹き抜ける風もとても心地良いです。
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山を登り伊王島灯台へ!
自転車で伊王島大橋を渡ります
香焼を過ぎ伊王島大橋を渡れば、本日の目的地、伊王島に上陸です。伊王島大橋では、両サイドに青い海を見ながら、島に向かってスーッと道を下っていくのが、とても爽快。
小高い丘の上にあるカトリック馬込教会
伊王島はレジャースポットとしても人気
伊王島上陸後は、ひたすら大通りを直進して、灯台へ向かいます。道が広く自転車専用レーンもあったりするので、自転車が漕ぎやすいです。ちなみに伊王島は、スパ・レジャー施設で最近人気のエリアで、家族連れなど多くの人で賑わいます。
山を登ると伊王島灯台はもうすぐ
青空に映える白い灯台
しばらく自転車を漕ぐと、本日のゴール、伊王島灯台に到着です。伊王島灯台は、日本で初めての鉄造六角形の洋式灯台で、1866年に建てられました。灯台近くには、セルフ式のカフェがあり、自分で淹れたコーヒーやお茶を飲みながら景色を楽しむこともできます。
波の音が聞こえるのが印象的
透き通るような青さ
香焼総合公園展望台からの景色が大パノラマだとすると、伊王島灯台からの景色はより海に近く、透き通るような海の青さや、寄せては返す波の音を楽しめるのがポイント。なお、もし時間に余裕があれば、灯台を下ったところにある「長崎市伊王島灯台記念館」もチェックしてみましょう。
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長崎にはフェリーで帰還
伊王島港ターミナル
フェリーの本数は多くないので要注意
帰りはフェリーで楽々!
伊王島灯台までの自転車旅、流石にここまで自転車を漕ぐと、だいぶ疲れます。が、ご安心ください。嬉しいことに、帰りは「伊王島港」からフェリーで長崎駅近くまで戻ることができるのです!(自転車も追加料金にて持ち込み可)。また、もしフェリー乗船時間に余裕があれば、近くに日帰りで入れる温泉もあるので、そこで時間を調整するのもオススメ。
※ フェリーの本数が数時間に1本程度と少ないため、自転車の返却時間に間に合うよう、くれぐれもご注意ください。
長崎に帰還
ということで、今回は自転車で長崎から伊王島までサイクリングするコースをご紹介しました。いかがだったでしょうか。ぜひみなさんも、自転車でちょっとユニークな旅を、楽しんでみてください!
※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。
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この記事を書いた人
品川 正之介
Youtuber/Podcaster
1991年生まれ、神奈川県横浜市出身。大学卒業後、プラントエンジニアリング会社で約2年、IT系スタートアップで約3年働いた後、2020年2月に東京から長崎(長崎市)へ移住。現在は「外から来た人の目線で、長崎の魅力を掘り起こし、伝え、生かす」をテーマに、Podcast(「ながさきラジオ」)やYouTube(「長崎暮らし」)での情報発信を行う。口癖は「長崎は銀河系で一番面白い」。
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