【バスと自転車で】外海一泊二日の旅【世界遺産のまちを巡る】<後編>
公開日:2021/12/21最終更新日:2021/12/21外海
長崎には、市街地中心部から少し離れたところにも、観光名所・見所スポットがたくさん存在します。その一つが、市街地から車で北に1時間程のところにある外海エリア。外海には、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産となっている出津集落と大野集落があり、歴史的・文化的な見所がたくさん。またそれだけでなく、美味しいグルメや美しい夕焼けの景色を楽しむこともできます。
今回は、そんな外海を「公共交通(バス) × 電動自転車」という、新しい旅のスタイルで実験的に巡ってみました。外海一泊二日の自転車旅、<後編>の記録を皆様にお届けします!
是非前編もチェックしてみてください。
大野集落周辺へ
次の日は少し早起きして、近くの海辺を散策してみました。ほのかに淡く、日が昇っていく景色がとても綺麗でした。外海は、夕も朝も、景色がたまらなく美しいです。朝からすっかり感動し、幸先良く2日目がスタートしました。本日は、大野集落周辺に向かいます。
大野教会堂今回の外海の旅で、中でも一番感動した訪問地が、この「大野教会堂」。こちらもド・ロ神父による設計で、現地で取れる木材・石材を用いて、信徒とともに建設されたそうです。
一部を除いて全ての建材は当時使われたもののまま今回の外海の旅で、中でも一番感動した訪問地が、この「大野教会堂」。こちらもド・ロ神父による設計で、現地で取れる木材・石材を用いて、信徒とともに建設されたそうです。
ド・ロ壁。100年以上の歳月、この場所に佇む。大野教会堂で特に惹かれたのは、この地でとれる玄武岩を用いた通称「ド・ロ壁」という、建物の壁の作り。地域の石積みの技術をベースに、ド・ロ神父独自の工夫が加えられています。純粋にパステル調の色合いが美しいことに加え、この素朴な作りの壁が、100年以上の年月、雨風に耐えこの地に残り続けていることに、大きな感動を覚えました。ただただ、見入ってしまい、なかなかこの場所を離れることができませんでした。
大野教会堂のすぐ近くです
お昼は、大野教会堂からすぐ近くにある「cafe OZIMOC」さんにやって来ました。古民家をリノベーションしたという店内は、お洒落かつ落ち着く雰囲気。またそれだけでなく、石造の壁のデザインに、大野教会堂のド・ロ壁に感動した直後ということも相まって、感激してしまいました。
古民家をリノベーションした店内はとてもお洒落
海を一望できる抜群のロケーション
スパイシーキーマカレーをいただきました
我慢できずにケーキとコーヒーも注文してしまいました今回頂いたのはスパイシーキーマカレー。ピリ辛のキーマカレーと、野菜のみずみずしさ、半熟のたまごがマッチしてとても美味しいです。食事を楽しみつつ、ふと遠くを見ると、外海の青い海の景色が広がります。お料理・店内の雰囲気・景色、どれも素敵で、大野教会堂を訪れた方には、ランチでもカフェ利用でも全力でオススメできるお店です。
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電動自転車だからこそのディープスポット巡り
お昼を頂いたあとは、時間が許す限り、大野エリア〜神裏周辺の見どころスポットを巡っていきます。坂が急な山道も、電動自転車なら楽々。そして坂を登り切ったところから時折見える空と山と海の景色は、最高です。山道サイクリングは、普段味わえない爽快感があります。
自転車だからこそ小回り良く様々な場所を巡れました外海開拓の歴史を物語る「ド・ロ神父 大平作業場跡」、日本人キリスト教伝道師が潜んでいたという「バスチャン屋敷跡」、雄大な自然を感じられる「大中尾棚田」、日本一の清流の一つに選定されたこともある「神浦川」(そとめ神浦川河川公園)などなど...。帰りのバスの時間まで目一杯、近隣の見所スポットを巡り、最後は神浦からバスに乗って市内に戻りました。
改めて振り返ってみると、外海には、歴史・文化・自然・風景・グルメ、魅力が満載なことに気づきました。そして電動自転車だと、そんな魅力や見所スポットを小回りよく巡ることができます。「公共交通(バス) × 電動自転車」の旅、ちょっと通な(?)な巡り方ですが、体力に自信のある皆様は、ぜひ試してみてください!
今回の旅の様子は、Youtubeにもまとめているので、こちらもご参考に!
それでは皆さん、良い旅を!
※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。
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この記事を書いた人
品川 正之介
Youtuber/Podcaster
1991年生まれ、神奈川県横浜市出身。大学卒業後、プラントエンジニアリング会社で約2年、IT系スタートアップで約3年働いた後、2020年2月に東京から長崎(長崎市)へ移住。現在は「外から来た人の目線で、長崎の魅力を掘り起こし、伝え、生かす」をテーマに、Podcast(「ながさきラジオ」)やYouTube(「長崎暮らし」)での情報発信を行う。口癖は「長崎は銀河系で一番面白い」。
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