【佐世保市街地⇔吉井町3時間ドライブコース】歴史と自然を、学びと食で体感する旅!
公開日:2023/12/22最終更新日:2023/12/22佐世保近郊
洞窟遺跡の数が日本一のまち、佐世保!
全国最多となる30以上の洞窟遺跡の1つで国指定の史跡でもある「福井洞窟」が、吉井町にあります。旧石器時代から縄文時代への激動の時代を生き抜いた人類の歴史を物語るとても貴重な遺跡として、全国から注目されているんですよ。
今回はそんな長い歴史を持つ吉井町の魅力を、学びと食で体感する旅をご紹介。 五感をフルに活用して、思い切り味わってみてください♪
①最新デジタル設備や巨大ジオラマ、体験で楽しく学ぶ
旧石器時代から縄文時代へ移り変わる環境の中、いかに人々は生きる知恵を身に付けたのか。そんな歴史をさまざまな角度から紐解く施設が「福井洞窟ミュージアム」です。
昭和・平成に行われた発掘調査で発見された出土品などの常設展示や企画展示をはじめ、福井洞窟と発掘調査現場の原寸ジオラマもあります。
ミュージアムの目玉・シンボル展示。福井洞窟の中に降り立ち、洞窟から外の世界を見る空間をジオラマと映像で体感できます。
福井洞窟の発掘調査で剥ぎ取り採取された高さ約6mの地層や、3次元の写真測量で原寸大データを再現したもの、炉跡や石敷きの復元レプリカも展示されています。まるで実際に洞窟の中にいるような臨場感をその目で確かめてみてください。
通史展示では、人と洞窟の関わり方が年代順に紹介されています。発掘調査によって発見された各層の遺構や遺物、温かみのあるイラストパネルから、当時の暮らしが伝わってきます。
テーマ展示の1つ、泉福寺洞窟や福井洞窟で出土した土器の復元レプリカ。透明樹脂を使うことで、破片の資料から全体的なイメージが伝わるように工夫されています。
②最新デジタル設備や巨大ジオラマ、体験で楽しく学ぶ
くらし体験室では、旧石器時代や縄文時代の暮らしを体験できます。「勾玉づくり体験」では、実際に石を磨いて自分だけの勾玉アクセサリーが作れて、旅の思い出をそのまま持ち帰れちゃうんです!
旅のお土産にはぜひミュージアムショップへ。常設展示の図録や、ここだけのオリジナルグッズ、佐世保の歴史が分かる本をGETすることができますよ。
NEWリリースのトートバッグは早くも注目を集めているようす。縄文人たちの、まったりとしつつサバイバルな生活が描かれています。かわいいです。
ミュージアムを堪能したあとは、レンタルサイクルで実際に福井洞窟へGO!約3.5㎞の快適なサイクリングを楽しんで、遺跡を肌で体感しましょう。
※レンタルサイクル利用料金
1時間 300円
2時間 500円
3時間 700円
1日 1,000円
関連するスポット
築100年の囲炉裏のある古民家で、自然と食、人にふれる憩いのひとときを♪
「福井洞窟」から歩いてすぐの場所にある、築100年の古民家を活かした「とらいかん」では、軽食やカフェメニューが味わえるほか、各種体験も楽しむことができます。
薬膳カレーや薬膳七草雑炊、薬膳餅ピザなどの薬膳料理や軽食の提供、薬膳教室やヘルシークッキング、生け花などの体験プログラムも多数行っており、国内のみならず海外からの観光客も多く訪れる憩いの場です。
「人や自然とふれあいたい」「健康的な食事にとても興味がある」方には特におすすめの施設です。
“とらいかん”という名前には、
とらい
・いつからでも、トライ、チャレンジ
・渡ってやって来る。外国からもやって来る。渡来、外国の方と異文化交流
・三角形のトライアングルのように、色んな人と関わり合い、繋がって心地良い人間関係を
かん
・みんなが集い、学んで憩える館
・やり遂げ、仕上げたという感動を共有し、支え合ったみんなに感謝
・農業体験や味覚体験、手作り体験などを通して、体を動かし程よい汗を
……という想いが込められています。
築100年の古民家を活かした空間には、梁や天井、柱などがそのまま残っており歴史を感じることができます。
古き良き日本建築の雰囲気に浸りながら、オーナー・柴山さんの真心こもった手作り料理をいただきましょう♪ ※食事は完全予約制です
今回いただいたのは「薬膳カレー定食」。サラダやデザート、ドリンクまでついたボリュームたっぷりな内容です。
古代米をはじめ、自家栽培の新鮮な野菜やハーブ、身近な野草を活かした薬膳メニュー。
素材だけでなく調味料にもこだわり、三年醸造の醤油や本白だし、バランスオイルなどの調味料も使用しているためとってもヘルシーなんです!
なんだかほっとする、昔ながらのいろりを囲んでの食事も素敵ですね。
冬には「古民家でいろり体験」も実施しています。させぼ・おぢかの観光情報サイト「海風旅。Experience」で申込をすることができますよ。
笑顔と豊かな自然、歴史に囲まれた空間で、特別なひとときを過ごしてみませんか。
この記事で紹介したスポット
この記事を書いた人
山本 千尋
フリーライター
佐世保生まれ在住のライター、演劇人です。地元の興味深いヒトコトモノを夏休みの自由研究のように楽しくて奥深い記事にし、それを本にする生活をしていきたいです。
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