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まずはここから!北九州を代表する観光スポット

公開日:2025/9/18最終更新日:2025/9/18
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北九州

https://d3ufri3nvnsbrn.cloudfront.net/images/contents/3072/1?t=17581646504876
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九州本土の最北端に位置する北九州市。海と山に囲まれた自然豊かな都市では、景観やグルメが楽しめるだけでなく、産業都市としての歴史や文化が、観光資源として体感できることもまちの魅力です。今回は定番(プラス通好みも加えた)人気スポットを中心にご紹介します。

【門司区】海と歴史的建物物の最強タッグ!眼福なレトロ地区を散策

明治から昭和初期にかけて、国の重要な貿易拠点として栄華を誇った港町・門司港。趣のある建物がまちの至るところに点在しており、ノスタルジックな観光エリアは「門司港レトロ」と呼ばれています。


門司港駅舎は1914年(大正3年)に建てられ、1988年(昭和63年)には、駅として初となる国の重要文化財に指定されました(現役の駅舎で指定されているのは、門司港駅と東京駅の2つだけ!)。2019年(平成31年)に修理・復原工事を終え、大正時代の創建時の姿が甦りました。


駅のホームにはベンチや看板などが無く、一直線に抜けた光景は、逆に新鮮!


まるでクラシックホテルのような佇まいの駅コンコース

門司港駅を出ると、徒歩圏内に観光スポットが点在しています。お散歩感覚で巡れる3カ所をご紹介します。


旧門司三井倶楽部
 
国指定重要文化財に指定されている、三井物産の優雅な社交倶楽部。見どころは1922年(大正11年)にアインシュタイン博士夫妻が宿泊した3つの部屋を再現した「メモリアルルーム」と門司出身の作家を紹介する「林芙美子記念室」。


旧大阪商船
 
1917年(大正6年)の建築当時「港の美貌」とも称されたオレンジ色の化粧煉瓦が目を惹きます。施設内には北九州出身の漫画家、わたせせいぞう氏のギャラリーも。
 

旧門司税関

煉瓦造りの外観が特徴的なこの建物は、2代目門司税関庁舎として実際に使用されていました。現在は門司税関の広報展示室や、果物を使ったスイーツが人気のカフェがあります。

【門司区】関門海峡の壮大な歴史が多角的に楽しめるミュージアム


さまざまな歴史の舞台となってきた関門海峡の壮大な物語を、迫力の映像や展示、体験を通じて楽しむことができるミュージアムです。


5階「展望デッキ」と4階「プロムナードデッキ」は、関門海峡の景色を一望できる贅沢な空間。「プロムナードデッキ」では豪華客船をイメージさせるソファに腰掛けて、カフェのドリンクや軽食を楽しむことができます。


2〜4階は有料展示エリアとなっており、関門海峡の歴史をさまざまな手法で楽しませてくれます。中でも圧巻なのは「海峡アトリウム」。2階から4階までを貫く国内最大級のスクリーン(18m×9m)に投影される音と映像で、時空を超えた海峡の魅力に没入できます。


2階の「海峡体験ゾーン」では、いろんな体験ゲームで遊びながら海峡のことを学べます。面白くて、思わず大人も夢中に!


1階から2階は、大正時代の門司港を再現した街並みが出現する「海峡レトロ通り」。お土産コーナーや門司港バナナ資料室などがあります。
 
「関門海峡をまるごと楽しむ体験型博物館」というコンセプトに思わず納得!大人も子どもも遊びながら学べるおすすめの施設です。

【小倉北区】日本一面白い城を目指して!進化を続ける小倉城


1602年(慶長7年)に細川忠興が創建。2度の焼失を経て、現在の天守閣は1959年(昭和34年)に再建されたものです。福岡県内で唯一のお城として伝統的な天守閣を持つ小倉城は、「日本一おもしろき城」を目指して進化の真っ最中!場内には歴史や文化を学べる体験型展示や、個性豊かなイベントを積極的に開催しています。


体験型コンテンツの一つ、流鏑馬


最近では、2025年7月に導入された「XR脱出ゲーム」が話題。幕末の小倉城にタイムスリップし、7つのゲームに挑戦しながら、小倉城が燃えた謎を解き明かし、脱出を目指すというもの。仮想空間と現実世界を融合させた新たな体験型アトラクションは、全国でも珍しいそうです!


さらには「小倉城武将隊」という「スーパー城エンターテイメント集団」が存在し、毎日、小倉城武将隊の誰かが必ずお客様をもてなすというユニークな取り組みを行っています。


小倉城の面白さは、まだまだあります。小倉城の最上階には「キャッスルカフェ」が営業中。お城の近隣や敷地内にカフェはあっても、天守閣内のカフェは全国でもここだけとのこと。
城主気分で現在の城下町を眺めながら、一息つけるなんて粋ですね♪



小倉城に隣接する「小倉城庭園」もおすすめの観光スポット。小笠原家の別邸だった下屋敷(御遊所)跡を復元した大名庭園と、江戸時代の典型的な武家書院を再現した文化施設です。


茶道体験が予約不要なことと、目の前で本格的なお点前を見られるのが魅力。形式も立礼席(立礼席)なので、靴をぬいで正座をする必要もありません。茶道の初心者の方も緊張せず、気軽に体験することができますよ!
 
※写真提供(流鏑馬、V R画像、小倉武将隊、小倉城庭園):TEAM城下町小倉共同事業体

【小倉北区】北九州の台所・旦過市場で食べ歩き

「北九州の台所」と呼ばれる旦過市場。大正初期に誕生して以来、肉や魚、野菜などの生鮮類、郷土料理や加工品まで、さまざまな店舗が軒を連ね、市民や観光客など幅広くに愛される場所です。
 
 
市場に足を踏み入れると、威勢の良い掛け声があちらこちらで聞こえてきます。対面販売の醍醐味を味わえるのも、市場の魅力のひとつですよね。
旦過市場は現在、市場の老朽化から再整備事業が進められています。市場の一部は工事中ですが、工事のために移動を余儀なくされた店は、市場内にある「旦過青空市場」に移転済み。未来のために形を変えながら、「北九州の台所」としての役割を果たしています。
 
 
「旦過青空市場」の入口。工事が終わるまでの仮店舗となりますが、角打ちの有名店「赤壁酒店」や海鮮丼や定食が味わえる「お食事処あらまき」をはじめ、個性豊かな店舗が元気に営業しています。
 

市場で好きなものを買ってきたお客さんが「ソラメシ」を体験中
 
市場の味をその場で味わってもらいたいと「燻製処いぶしや」が「ソラメシ」(ご飯と小鉢付きで200円)を販売中。市場で売っているものを購入し、青空市場に設置したテーブルで味わえます。
各店舗が、いろんな取り組みで市場を盛り上げています。
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【八幡東区】驚きと発見の連続で、ワクワクが止まらない博物館

 
展示総数9000点以上!総合博物館としては西日本最大級の規模を誇る自然史・歴史博物館です。「いのちのたび」をテーマに、地球誕生から46億年にわたる生命の進化、人類の歴史までを大迫力の展示で楽しめます。
 
 
館内に入ってすぐ出迎えてくれるのが、自然史ゾーン「アースモール」の恐竜たち。ティラノサウルスやトリケラトプスといった大型恐竜の骨格を復元した標本がずらりと並ぶ光景は圧巻です!
 
 
約1億3,000万年前の北九州を360度のジオラマで再現した「エンバイラマ館」では、光や音の演出とともに恐竜たちがリアルに動き出すという、迫力満点な展示が見どころ。
 
どのゾーンもエンターテイメント性が高く、最初から最後まで驚きと発見の連続!リピーターが多いというのも納得の施設です。

【八幡東区】駅からすぐ!親子で楽しめる大規模アウトレット

(本記事で使用している画像は全てイオンモール提供)
 
J R鹿児島本線「スペースワールド駅」から徒歩2分。ブランドショップをはじめファッション、雑貨、飲食など約170店舗が出店する「THE OUTLET KITAKYUSHU」と、隣接する「イオンモール八幡東」を合わせると、約300店舗を展開する複合商業施設です。
 

アウトレット店舗には、世界を代表するインポートブランド、アウトドア・スポーツブランドからセレクトブランドなどまで、選りすぐりのショップが軒を連ねます。
 

「THE OUTLET KITAKYUSHU」の中央通路。
 
写真上、通路を挟んで右側には福岡・北九州ならではのグルメが味わえるフードコート、左側には地元で人気のベーカリーや果物専門店が営むフルーツパーラー、紅茶専門店などがあり、お店のジャンルも多彩です。
 
広大な敷地内には国内最大級のプラネタリウムをはじめ、英語を体験し、学べる施設「KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAY」、ゲームや遊具を集めた「ASOBLE」なども。ショッピングやグルメに加え、知的好奇心を満たしてくれる機会が満載です!

【戸畑区】緑豊かな丘の上で、美術に触れる贅沢な時間を

 
緑豊かな丘の頂上に2本の筒(チューブ)が突き出た、独特な外観が目を引く「北九州市立美術館」。設計を手掛けたのは、のちにポストモダン建築で知られる建築家 磯崎新氏。「建物自体が作品のひとつ」と言われており、50年を経た現在もなお新鮮さを感じさせます。
 

左右対称(シンメトリー)が徹底されたエントランス。2006年に公開された人気映画「デスノート」のロケ地として使われました!
 
開館以来、国内外の近現代美術を象徴する多角的な作品を収集。ルノワール、ドガ、モネなどの印象派、江戸から明治にかけての浮世絵、絵画や版画を中心とする20世紀美術、西日本地域を中心とする地元作家作品など、収蔵ラインナップは多彩です。
 

丘の上という立地から、正面玄関や館内のカフェからは市街と響灘の景色を堪能できますよ!
 
お出かけの際は、展覧会情報など耳よりな情報をSNS(X、Instagram)で随時発信しているので、ホームページと合わせてチェックしてみてください!
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【戸畑区】戸畑と若松を3分で結ぶ、若戸渡船でプチクルーズ

 
J R鹿児島本線「戸畑駅」から洞海湾の方に向かって歩くこと約5分。若松と戸畑を結ぶ「若戸渡船」の戸畑乗り場に到着します。
 
 
若戸大橋のたもとにある渡し場から若松までは、約3分。通勤、通学の足として欠かせない存在である一方、若戸大橋を下から見上げながら、手軽にクルージング気分が味わえるため、観光客にも大好評。料金もお手頃なのが嬉しい限りです♪
 
 
若戸渡船では、令和7年4月から全国でも人気の「御船印めぐりプロジェクト」(主催;一般社団法人日本旅客船協会)」に参加し、3種類の御船印を販売しています(1枚300円)。※「御船印」とは、神社仏閣などの「御朱印」の船バージョンです。
販売は戸畑乗り場のみ。若松乗り場では販売していないのでご注意ください!

この記事で紹介したスポット

この記事を書いた人

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谷口 淑子

編集者・ライター

ある年齢以上の人なら知っている、かつて存在した北九州のタウン誌で編集長をしていた人。退社後はフリーで取材、執筆、編集を生業としていますが、一番得意なのはディレクションです。北九州ライターズネットワーク所属。

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