スタートは「平和公園駅」から。この駅は昭和8年に開業した停留場で、爆心地に最も近かった停留場として認知されています。

原爆落下中心地公園北側、小高い丘にある平和公園は、悲惨な戦争を二度と繰り返さないという誓いと、世界恒久平和への願いを込めています。

こちらの小学校には原爆資料室のほか被爆遺構となっている防空壕跡が保存されています。「あの子らの丘」と呼ばれる広場もあり、恒久平和を願うピースゾーンとなっています。

如己堂は、永井隆博士の病室兼書斎で浦上の人々やカトリック信者仲間達の厚意によって、博士のための新しい住まいとして建てられた2畳の建物です。

正面双塔にフランス製のアンジェラスの鐘が備えられましたが、1945年、原爆により浦上教会は無惨にも少しの堂壁を残し壊滅。現在の建物は原爆投下から約14年後に再建されたものです。

この資料館では被爆の惨状をはじめ原爆が投下されるに至った経過や核兵器開発の歴史など、被爆から現在までの長崎の復興の様子をストーリー性のある展示を交えながら、核兵器のない世界の実現に向けて平和を発信しています。

原爆資料館駅から主要最寄駅までの所要時間の目安（お帰りの際の参考に）

・当駅⇒長崎駅前まで約12分／新地中華街駅まで約20分