400年の伝統と技が息づく「三川内焼の里」を訪ねる旅
2024/8/23 公開
三川内・早岐・針尾島
|半日コース
西九州自動車道「佐世保・三川内IC」を降りてすぐ。主に将軍や大名家への献上品として重宝されていた、長い歴史をもつ三川内焼の里へ。国の伝統工芸である三川内焼(みかわち焼)の超絶技巧の技と作品に触れるコースです。
スタート
1
三川内焼美術館
滞在時間
50分
三川内焼の里山を訪れる前に、みかわち焼の深い歴史が解かる「三川内焼美術館」へ。ここへ訪れると江戸期から明治期にかけての貴重な白磁の作品や名窯元競演による現代作家のコーナーがあり、三川内焼古美術の逸品と400年の伝統を受け継ぐ現代三川内焼の秀作の数々を拝見することができます。
クルマ7分
2
三川内山公園
滞在時間
5分
次は、三川内焼の里山[三川内皿山]へ。三川内皿山は細い道が多いので運転が苦手な方は、ここ三川内山公園の駐車場へクルマを停めて歩いて巡りましょう。(※注意:駐車できる台数は多くないので満車の可能性があります)
徒歩5分
3
光雲窯(こううんかま)
滞在時間
20分
最初に向かう窯元さんは「光雲窯」。こちら光雲窯さんは、公園からゆるい坂道を登り、酒屋を過ぎて左手の細い道に入り少し進んだ先に在ります。十四代続く光雲窯には、長崎らしい鯨(くじら)をモチーフにした絵柄の作品も多く並ぶ人気の窯元さんです。
徒歩3分
4
平戸松山窯(ひらどしょうざんかま)
滞在時間
20分
続いて光雲窯さんから3分ほど坂を登ったところに在る「平戸松山窯」へ。平戸松山窯は、江戸時代より三川内焼を代表する唐子の器を作り続けてきた窯元さんで、さまざまな愛らしい唐子たちが出迎えてくれます。またこちらの展示場は松山窯工房に併設されているので職人たちの作業風景もご覧いただけます。(三川内焼平戸染付技術⇒長崎県無形文化財)
徒歩1分
5
啓祥窯(けいしょうかま)
滞在時間
20分
6
平戸洸祥団右ヱ門窯(ひらどこうしょうだんうえもんがま)
滞在時間
20分
続いて、啓祥窯のお隣りに在る「洸祥窯(平戸洸祥団右ヱ門窯)」へ。菊花飾(きっかかざり)の細工法を用いた装飾品をはじめ、蕪の絵柄を代表とする日用食品も多数制作している窯元さんです。菊花飾細工は、職人の手で一枚ずつ花弁を切り出しており、形成から焼成まで綿密な計算と高度な装飾技法が特徴です。(平戸菊花飾細工技法⇒長崎県無形文化財)
徒歩5分
7
平戸藤祥五光窯(ひらどとうしょうごこうかま)
滞在時間
20分
続いて向かう窯元は、三川内公園すぐ下に在る「五光窯(平戸藤祥五光窯)」。こちらは光を通す極薄手磁器「卵殻手(らんかくで)」を手ロクロで制作する高度な技術を持たれています。また三川内焼は青の染付が印象的な焼き物ですが、多様な色彩の焼き物を作り上げることでも有名な窯元さんです。
徒歩3分
8
嘉久正窯(かくしょうかま)
滞在時間
20分
9
平戸窯悦山(ひらどかまえつざん)
滞在時間
20分
最後は、嘉久正窯さんの隣に在る「嘉久房/平戸窯悦山」へ。こちらは透き通るような白の美しさが際立つ、選りすぐりの陶石を使用した「白磁専門」の窯元です。美白を極めた三川内焼 細工技術の陶芸作品に感銘を受けます。 (三川内焼 細工技術⇒長崎県無形文化財)
※お帰りの三川内山公園駐車場まで徒歩約5分です。
ゴール
この周遊コースを紹介した人
STLOCAL編集部
読むとちょっとおでかけしたくなる、そんな記事を発信しています。2022年春「STLOCAL」をリリースしました!サービスエリアは長崎市を皮切りに順次エリア拡大中!アプリと一緒に、長崎のまち歩きを楽しんでください♪