歴史から絶景まで!悠久の歴史が息づく平戸の観光・史跡スポット紹介
公開日:2024/10/30最終更新日:2024/10/30平戸
かつて西洋との貿易で栄えた港町・平戸。外国の船が行き交った港、天守閣がそびえる平戸城、キリシタンの歴史や文化を伝える教会など、今でも学生の頃に歴史の教科書で見た異国情緒を感じることができます。また、港町を抜けて進めば、見渡す限りの大草原が広がるなど歴史や文化と自然が共存しているのも平戸の魅力。
かつて異国の風が吹いた城下町の風情ある街並みや、平戸だから見ることのできる大自然を感じてみませんか?
海に架かる優美な姿は平戸のシンボル・平戸大橋
平戸島への玄関口となる平戸大橋。
平戸のシンボルとして多くの人々に愛されている平戸大橋は、その美しい形がとても印象的。
通るときにはグンとテンションも上がりますが、天気が良ければ遠く九十九島まで見渡せるのだとか。
今回撮影したのは平戸側のたもとにある小雪芝生公園。大きな駐車場もある絶好のビューポイントで絶景が堪能できます。平戸大橋は時間帯によって様々な表情を見せてくれるので、ぜひ時間を変えて何度でも訪れてみてくださいね。夜にはライトアップもされるので、平戸に宿泊する際は要チェックです!
関連するスポット
港町一望できる天守閣を持つ泊まれるお城・平戸城
天守閣が美しい平戸城。街のどこからでも見ることができるので、まさに平戸のシンボル的存在。
ちなみに現存する木造天守としては日本最後の建築なんだそう。
城内には、かつての藩主である松浦家の歴史や貿易の様子を伝える展示が充実しており、観るだけでなく体験ゾーンもあるんです!大人から子どもまで楽しめる仕掛けが施されているのは嬉しいですね。
宿泊施設やレストランも併設されているので、お城マニアはたまらないと思います!
各フロアの展示を見ながら階段を登れば、あっという間に天守閣まで登れてしまいます。
天守からの眺めは本当に格別で、オランダ商館やザビエル記念教会など平戸の街並みを一望できます。
関連するスポット
松浦家とともに歴史を刻む神社・亀岡神社
平戸の歴史と共に歩んできた亀岡神社。明治13年に平戸城二の丸跡に建てられました。
当時、平戸城内にあった霊椿神社の老朽化のため、七郎神社と乙宮神社、八幡神社の3社を合祀して建設されました。瓦には松浦家の家紋も入れられているそうです。
御朱印は、通常のデザインと可愛いイラストが入ったオリジナルの2種。お守りもたくさん種類があるので迷ってしまいます。
鳥居から本殿に続く道にはたくさん桜が植樹されているので、絶好のお花見ポイントです。
(写真は冬に訪問した際の様子。また桜の時期に再訪したいです!)
関連するスポット
江戸時代で日本初の海外貿易窓口・平戸オランダ商館
平戸オランダ商館は、江戸時代に海外貿易窓口として栄えた平戸の歴史を今に伝える貴重な施設。1609年に設立された日本最古のオランダ商館を忠実に再現したもの。当時の図面や記録をもとに、細部まで丁寧に作り上げられています。
館内に入ると、まるでタイムスリップしたかのような感覚に。当時の貿易品や生活用品の展示、V R技術による体験コーナーは当時の様子を身近に感じることができます。
2階では特別展も行われているので、定期的にいろんな展示がされています。何度行っても楽しめる点は魅力的です。
日本で初めての西洋石造建築物を忠実に復元しているので、歴史ファンだけでなく建築物ファンも必見のスポットです。
関連するスポット
松浦家の至宝が眠る・松浦史料博物館
鎌倉時代以降、平戸や壱岐など長崎県北部を治めた平戸藩主松浦家に伝わる貴重な史料が一堂に集められています。日本の近世史を語る上で欠かせない重要な文化財の数々が、ここで大切に保管・展示されています。
また、こちらの博物館は明治26年に建てられた当時の松浦当主の私邸だったそうです。(長崎県指定有形文化財)
歴代当主が大切に受け継いできた名品の数々を間近で見られ、展示されている資料はなんと約200点。中には明治天皇から下賜された品や織田信長ゆかりの品など、歴史ファンには涎ものの展示も。
ゆっくりと時間をとって見学したい博物館です。
関連するスポット
時を超えてキリシタン文化を伝える聖地・平戸ザビエル記念教会
フランシスコ・ザビエルの平戸来訪を記念して建てられた由緒ある平戸ザビエル記念教会。
美しいゴシック様式の建物は、日本と西洋の文化が融合した独特の雰囲気を醸し出しています。教会の内部に入ると、まず目を奪われるのが美しいステンドグラス。色とりどりのステンドグラスを通して差し込む光が、神聖な雰囲気を作り出しています。
長崎の教会は「観光スポット」ではありませんが、平戸のキリシタン文化を今に伝える重要な文化財の側面もあり、信者以外の人でも見学が可能になっています。
教会堂内の撮影は禁止されているので写真がありませんが、珍しいエメラルドグリーンの教会は本当に美しいのでぜひ訪問していただきたいスポットのひとつです。
関連するスポット
平戸随一の絶景パノラマ・川内峠
川内峠は、平戸島を代表する絶景スポット。標高約200メートルの展望所からは、生月島はもちろん、遠く九十九島まで見渡せるパノラマビューが広がっています。「日本の夕陽百選」にも選ばれている実力派の絶景スポットです。
展望所に立つと、眼下に広がる青い海と点在する島々の風景に、思わず息を呑んでしまいます。季節や時間帯によって表情を変える景色も、写真や絶景好きな人にはたまりません。
散歩コースが整備されているので徒歩で峠を越えることができますが、一本道なので途中でUターンして車まで戻る必要があります。
デイキャンプもできるので、次はテントとお弁当持参で訪れたいスポットです。
関連するスポット
この記事で紹介したスポット
※掲載情報は取材当時のものです。公式サイトでの事前確認をおすすめします。
この記事を書いた人

森山ゆりこ
文章も書けるフォトグラファー
美しい景観と深い歴史に魅せられ、転職を機に神戸市から長崎市へ移住。
旅が趣味と実益を兼ねたトラベルクリエイター。
フォトグラファーの視点、移住者の視点、働く女性の視点から長崎の魅力を発信しています。
おすすめ周遊コース
おすすめ記事