旅の始まりは桜町駅から。桜町駅は1919年に豊後町停留場（ぶんごまちていりゅうじょう）として開業したそうです。

日本に黄檗宗（おうばくしゅう）を伝えた隠元禅師の孫弟子、鉄心道胖禅師により創建された聖福寺。廃材の瓦を積み重ねてできた「瓦壁（かわらべい）」は目を引く造形美で、国指定重要文化財となっている大雄宝殿・天王殿・鐘楼・山門などの建造美も見どころです。

建築家黒川紀章設計の瓦屋根と美しい白壁や石垣に囲まれた復元奉行所と黒い切妻屋根の本館は、和風建築と近代建築が融合したアートな建物。約400年に及ぶ海外交流の歴史を物語る貴重な歴史的資料や美術工芸品を楽しめます。

長崎くんちで有名な長崎市「諏訪神社」は鎮西大社と称えられる長崎の総氏神様です。諏訪・森崎・住吉の三社がおまつりされ、 厄除け・縁結び・海上守護の神社として崇敬されています。

諏訪神社に隣接している「月見茶屋」は風情のある心が落ち着くお茶屋。明治18年に創業された歴史ある甘味処として有名で、ここの“ぼた餅”は地元のみならず観光客からも人気の名物となっています。

諏訪神社駅から主要最寄駅までの所要時間（お帰りの際の参考に）

・当駅⇒長崎駅前まで約9分／出島駅まで約11分／大浦天主堂駅まで約18分