2日間で巡る!旧軍港のストーリー、日本遺産「鎮守府」護守印【DAY1】
公開日:2025/2/5佐世保近郊
|半日コース
旧海軍の鎮守府が置かれた4市(横須賀・呉・佐世保・舞鶴)は、共同で日本の近代化を進めた旧軍港のストーリーを提案して2016年に日本遺産に認定された。今回、日本遺産のPRのため、4市への相互訪問や周遊を増やす取組みとして「護守印」を開始した。
護守印は、護衛艦の「護」と鎮守府の「守」からネーミング。
デザインは4市の日本遺産構成文化財がそれぞれ5種類ずつ計20種類が準備されている。今回は、2日間に分けて、護朱印巡りを紹介する。
※掲載情報は取材当時のものです。公式サイトでの事前確認をおすすめします。
スタート
2
旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設
滞在時間
30分
1922(大正11)年に建設された、日本に残る唯一の長波通信施設。高さ136メートルを誇る3本の巨大な電波塔は、れんが造りに代わる最先端技術として佐世保で発展した鉄筋コンクリート造りの到達点であり、近代建築の金字塔でした。
【護守印配布場所:針尾送信所施設案内所】
3
無窮洞
滞在時間
30分
1943(昭和18)年、第二次世界大戦中の最中に教師と小学生たちが掘った巨大な防空壕。内部には、避難中でも授業や生活ができるように、教壇まで備えた教室をはじめ、トイレや炊事場、食料倉庫などが作られています。実際に全校生徒約600人が避難したこともありました。
【護守印配布場所:無窮洞】
4
旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館
滞在時間
20分
第一次世界大戦での佐世保鎮守府所属艦艇の活躍を記念して、1923(大正12)年5月に建てられた建造物。外壁にはれんが、内部列柱には鉄筋コンクリートが用いられた古典主義的デザインの外観が特徴です。完成した当時は、海軍関係の催しに使用されていました。
【護守印配布場所:旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館】
5
黒島田代砲台発電所跡
滞在時間
10分
1945(昭和20)年5月ころに本土決戦に備えて名切砲台と田代砲台が建設され、この施設は田代砲台に電力を供給するための発電所。鉄筋コンクリート造洞窟式の施設で入口に爆風除けの壁が設けられています。戦後は発電機ごと地元に払い下げられ、島に初めて電気が供給されました。
【護守印配布場所:黒島ウェルカムハウス】
6
松浦鉄道橋梁群
滞在時間
5分
松浦鉄道橋梁(きょうりょう)群は、軍港佐世保と北部の炭田、商港伊万里への陸上輸送路を確保する目的、また佐世保港の軍商住み分けのために建設が推進された。佐世保の急激な市街化のため市街部は九州初の 高架鉄道となった。
※下記「詳しく見る」は、橋梁群の代表として「福井川橋梁」を紹介しております。
【護守印配布場所:福井洞窟ミュージアム】
7
福井洞窟ミュージアム
滞在時間
15分
佐世保市は、洞窟遺跡日本一のまちです。福井洞窟は旧石器時代から縄文時代の洞窟遺跡であり、洞窟でのくらしと文化の移り変わりを知るうえで重要な史跡です。
発掘調査で発見した出土品は国の重要文化財に指定され、福井洞窟ミュージアムにて展示されています。2024(令和6)年10月に国指定の特別史跡として指定されました。
明日は黒島を巡ります。
※使用写真はすべて佐世保観光コンベンション協会より提供。一部文章は佐世保観光コンベンション協会の公式HPから引用。
ゴール
この周遊コースを紹介した人

「海風の国」観光マイスター
佐世保・小値賀の案内人
「海風の国」観光マイスターは、「海風の国」佐世保・小値賀観光圏として連携して観光地域づくりに取り組んでいる、 佐世保市と北松浦郡小値賀町の観光に関する豊かな知識(地理、歴史、文化、食、観光地、観光施設等)と、おもてなしの心を持った案内人です。地域の魅力を発信しますのでチェックをお願いします!
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