長崎グルメ:長崎県産酒
長崎県壱岐と言えば麦焼酎発祥の地とされ、長崎の「食」の魅力を引き出すのに欠かせないお酒。焼酎や日本酒、クラフトビール、さらに長崎の歴史と深い関係のある「クラフトジン」など、一挙ご紹介!
島焼酎・地焼酎
麦焼酎発祥の壱岐島より広がる、歴史と文化の味海に囲まれた長崎は、対馬や壱岐、五島列島などの島々がなんと971もあり、全国トップクラスの数を誇ります。その中でも、壱岐島は500年もの歴史を誇る麦焼酎の発祥としても知られる場所です。長崎県下で2番目に広い穀倉地帯を持つ壱岐島では、古代より稲作や麦作が盛んで、豊富な米麦と良質な地下水で焼酎作りが行われていました。その伝統的な製法が世界に認められ、「地理的表示」の産地指定に。ウィスキー:スコッチやブランデー:コニャック、ワイン:シャンパーニュなどに並ぶ蒸留酒として、高い評価を受けているのだとか。麦焼酎は魚料理との相性も抜群で、海産県・長崎のおいしい魅力を相乗効果で高めてくれます。
地酒
長崎の料理にピッタリな相棒・県産酒たち長崎の日本酒は、さらっとしつつも濃厚な味わいが楽しめる香りや旨味が特徴だと言われています。六十餘洲、杵の川、本陣、長崎美人など、県内各地で醸造されています。日本酒は寒冷地を好み、温暖な気候の九州・長崎は、日本酒造りに最適でないのだとか。そんな地であってなお、蔵元たちが伝統の技とチャレンジ精神により、ほかでは寒冷地では見られない、「南国の日本酒」が造られています。長崎は、三方を海に囲まれ、豊かな海産物や潮風を受けた牧草で育つ畜産物など、良質な食材の宝庫。長崎産の料理にマッチした味わいで、長崎の夜をおいしく飾りたててくれます。
クラフトビール・クラフトジン
【クラフトビール】異文化交流の地・長崎生まれの特製ビールクラフトビール最大の魅力は、大量生産で造る画一的な味わいではない、手づくり感たっぷりの個性派ビールであるということ。規模は小さくても、いえ小さいからこそ、強い情熱が込られていて、他にはない独特のテイストが味わえるのです。【クラフトジン】日本で初めてジンを造った、長崎の味長崎のクラフトジン の歴史も、実は深い物語が。物資の供給が立たれたオランダ商人のために、日本人の手で初めて醸造したことが、日本のクラフトジンのはじまりと言われています。長崎では、当時に想いを馳せて現代風にアレンジを重ねた「妄想復古」のジンから、県産米や長崎県産の果実などを使ったもの、ボタニカル素材を使って生まれた五島産ジンなど、多様性に満ちたジンが県内有数の酒造メーカーから登場しています。