〈長崎港Vol.4〉長崎で食べたい!長崎港の歴史にまつわる長崎伝来グルメたち
公開日:2021/12/21最終更新日:2021/12/21思案橋・丸山
長崎港の歴史にまつわる「長崎伝来グルメ」
長崎港開港以来の450年の歴史のなかで、長崎にはたくさんの海外の文化が流入しました。
その歴史に思いを馳せながら、長崎伝来のグルメに舌鼓を打つ、そんな町めぐりはいかがでしょうか。
今回おすすめしたいのは、長崎伝来といわれる「チョコレート」、そしてポルトガルから伝わったといわれる「長崎天ぷら」。
港町の歴史を感じながらゆったりとすごしたい、雰囲気のある喫茶店もご紹介していますよ。
伝来の地で味わう、長崎らしい「チョコレート」たち
江戸時代にオランダから伝わったとされる「チョコレート」。
長崎港を訪れた外国人が、遠い母国から持ち込んだこの黒くて甘い食べもの。
チョコレート伝来の地長崎で、この土地ならではのかたちに進化したおいしさをぜひ堪能してみて下さい。
加加阿伝来所
“長崎港パッケージ”で贈り物にもピッタリ!「和のボンボンショコラ」
・「和のボンボンショコラ」8個入り…税込2,260円(箱代込)
・「和のボンボンショコラ」12個入り…税込3,340円(箱代込)
松翁軒 本店
「チョコラーテ」0.6号・10切れ…税込1,188円
天つゆ不要!衣に味の付いた甘い天ぷら「長崎天ぷら」をいただく
ポルトガル人から伝わり、江戸時代中期には既に作られていたと言われている「長崎天ぷら」。
「天ぷら」という言葉もポルトガル語が語源となっているのだとか。
この「長崎天ぷら」、衣に砂糖や酒が使われていて味が付いているのが特徴。天つゆなどは付けずにいただきます。貴重な油をたっぷり使って調理するため、当時は高級品だったそうです。
天ぷら・割烹 のだ
2020年11月にリニューアルオープンしたばかりの〈天ぷら・割烹 のだ〉。
卵黄を多めに使用した黄色い衣が特徴、本格派の「長崎天ぷら」があじわえるお店。
予約すればランチでもいただけます。
四季を感じる懐石料理もおすすめ。
長崎ならではの味をぜひ楽しんでみてください。
・天ぷら定食…2,750円(税込)※ランチのみ
・天ぷらコース…5,500円~
長崎和食 草 花洛(そう からく)
長崎ならではの郷土料理や懐石料理が味わえるお店でいただく「草 花洛」。
「長崎天ぷら」はもちろん、名物「鯛の塩釜焼き」もおすすめです。
・長崎天ぷら…1,320円(税込)
関連するスポット
割烹 とし
長崎ならではの新しい味を開拓し続ける〈割烹 とし〉は、リーズナブルに料亭の味が楽しめるお店。
シーボルトが飼っていたヤギから着想した「長崎真薯」は、乳酸菌がたっぷり入った店主こだわりの逸品。
島原産の豚肉を使用した角煮は、「iTQi (国際味覚審査機構)」で最高の三ツ星や二つ星などを2013〜2017年にかけて獲得したもの。
ぜひ、一度ご賞味あれ。
※「iTQi (国際味覚審査機構)」とは、「食のミシュラン」と評され、ベルギーで開催される世界的な審査機構。「割烹 とし」が、日本ではじめて角煮で受賞したものである。
・長崎真薯…700円(税込)
・豚の角煮…600円(税込)
港町の歴史を感じる「カフェ・喫茶店」
港町として栄えた長崎には、その歴史を感じながらゆったりと過ごしたい、そんな雰囲気のあるカフェや喫茶店がたくさんあります。
ここでは長崎港からも程近い2軒をご紹介します。
異国情緒あふれる紅茶の専門店「紅茶の店 エイトフラッグ」
関連するスポット
昭和44年から歴史を刻むノスタルジックなお店「喫茶ルパン」
※現在お店は閉業しております。(2022年3月現在)
長崎港にまつわるお話を全4回でお届けしてきました。
開港から450年の長い歴史に思いを馳せると、見慣れた長崎のまちも、いつもとちょっと違って見えてくるかもしれません。
※情報は取材当時のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。
この記事で紹介したスポット
この記事を書いた人
ながさきプレス編集部
長崎のタウン情報誌
長崎県唯一のタウン誌「ながさきプレス」編集部では、長崎の魅力を発信するべく、グルメや観光スポットなど幅広く取材し、最新&旬な情報を届けています。「ながさきプレス」のほか、「長崎ごちそう大図鑑」、「長崎カフェおさんぽBOOK」、「島原半島BOOK」など、各種MOOK本も発行中!
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