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【飲み歩き】住吉町周辺で大人の食と美酒に酔いしれる

2023/3/22 公開

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浦上・平和公園

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長崎市中心部の繁華街から少し離れた住吉町周辺エリア。住宅街や大学が近くにあり、若者からお年寄りまで幅広い年代の人で賑わっています。お酒を楽しむ夜のお店も多種多様で、学生向けのリーズナブルな居酒屋から、一品ずつゆっくり楽しむ大人の酒処まで豊富に揃っています。今回は住吉エリアで食とお酒をじっくり楽しめるオススメのお店を2箇所紹介します。何度でも通いたくなる空間とおいしさで、きっとあなたも常連客に仲間入りしたくなるはず。

蕎麦と日本酒で落ち着いたひと時を堪能

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住吉町の繁華街から少し離れたビルの2階に店を構える「蕎麦屋ぎん水」は、県内では珍しく手打ちの本格的な信州そばが楽しめるお店。ランチタイムだけではなくディナータイムも営業しており、蕎麦以外にも天ぷらやお寿司、一品料理など多彩なメニューとお酒を堪能できます。
店内にはテーブル、座敷、カウンターがあり席数が豊富。店舗がビルの2階なので窓からの視線も気にすることなく、隠れ家的なプライベート時間を満喫できます。ちなみに奥にはそばを打つためのスペースもあります。
店主の有馬忠介さんは、もともと長崎市民の台所である築町市場の鮮魚店で働いていたそう。新鮮な魚を料亭や居酒屋などに卸す中で板前の方から声をかけられ、料理の道に進むことに。今でも魚の目利きや捌く技術は抜群です。その後は割烹や居酒屋、寿司屋などさまざまな店で経験を重ねて、ぎん水の店主となります。
そば打ち自体は独学とのことですが「上手い人を参考に試行錯誤しながら料理を覚えてきました。そばを習得するのも同様で、自分の努力と技術次第だと感じています」と有馬さん。もともと将来はそば屋をしたいというイメージもあったそうです。お店ではビールや日本酒がよく頼まれるそうで、そばとの相性を考慮してセレクトしています。
いよいよお待ちかね、ぎん水自慢の料理の登場です!看板メニューである「ざるそば(並)」800円は、長野県からわざわざ取り寄せたそば粉を使用。適度な食感と香り、そして麺自体の味わいが豊かで満足感があります。
「お寿司の七品盛り」1,500円も人気。長崎らしく歯応えのある新鮮なネタが楽しめます。なかなか蕎麦屋さんでお寿司というのも珍しいかもしれません。
一品料理は「天ぷらの盛り合わせ」700円の他、その日仕入れた魚の煮付けや塩焼きなども用意。一期一会の料理を気ままに注文しながらお酒を堪能し、そばと日本酒をいただく…そんな大人な夜の過ごし方もいいですね。
夜は通い慣れた地元の常連客が中心ですが、初めて訪れた方もあたたかく迎える有馬さん。「お客さんとの交流こそ個人経営の店の醍醐味。これからも自分の経験を活かしながら、おいしい料理でもてなしたいです」。これぞ料理人というまっすぐな人柄が伝わってきました。

選び抜いた素材が輝く料理を気軽に楽しむ

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住吉電停から徒歩2分の場所にある「居酒屋たさき」は、本格和食を提供するお店。海鮮料理を中心に、多彩なメニューで楽しませてくれます。2018年オープンと比較的新しいですが、すでに多くの常連客に親しまれています。
店内はゆったりとした空間で、団体にも対応可能。アットホームな雰囲気です。コースや単品とメニューが豊富で、旬の食材を使った季節限定のメニューが人気です。もちろん長崎産の魚を使った料理もたくさんあります。お酒のバリエーションは自慢の一つ。日本酒や焼酎が店内にズラリと並びます。
店主の田崎賢太郎さんは長崎県出身。地元の調理士専門学校を卒業後、京都の割烹店や寿司店で腕を磨いてきました。「正統派の和食もできますけど、このお店では肩肘張らずに食べられる料理と空間を大切にしているので、緊張せずに楽しんでください」と笑顔。それでも細かな盛り付けや器づかい、そして奥深い味わいに、確かな経験と技術が感じられます。
それでは実際に料理を紹介していきます。人気メニューの一つが「甘鯛の西京焼き」900円。ジューシーで濃厚なおいしさが見ているだけでも伝わってきます。日本酒や焼酎が合いそうです。焼きものでは他に「かますの幽庵焼き」650円など、居酒屋らしからぬ本格的な逸品も。
「並にぎり8貫」880円には、自然豊かな佐賀県多良岳で育った本わさびを使用。注文を受けてからすって提供しますが、ツーンとくる辛さよりも豊かな香りが際立ち、上品な味わいを感じさせます。
そして多くのファンがいるのが手作りの「餃子」600円。パリッとした皮が特徴です。こうしたジャンルにとらわれないメニューの豊富さもお店の魅力です。
もともと魚釣りが趣味で、自分で釣った魚を捌いていたことから料理の世界に興味を持った田崎さん。今でも休日は県内で釣りを楽しんでいるそう。店内には大きな魚拓が飾られています。かなり本格的な様子ですが「お客さんの中には『自分の方が大きいのを釣った!』と自慢される方もいますよ」と笑う田崎さん。ちなみに釣れた魚を使った料理がメニューに並ぶこともあるそう。 「4.6キロのヒラスズキが釣れた時は一貫10円で握りを提供しましたが、それでも売り切るのに苦労しました(笑)。今後も何か釣れた時は、インスタにアップしてお知らせします」。おいしい魚を食べてほしいという田崎さんの心意気に、こちらも思わず笑顔になりました。

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この記事を書いた人

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藤本編集局 藤本明宏

ライター

長崎県在住のライター・インタビュアーです。人とまっすぐ向き合い、心のこもった文章を書いていきたいと思います。また普段から、インタビューで長く、ゆっくりと話を深めることに意識を向けています。

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写真提供:長崎県観光連盟写真・記事提供:公益財団法人佐世保観光コンベンション協会
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