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【長崎市役所展望フロア】と立ち寄りたいカフェ・スイーツ店

2023/12/25 公開

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風頭・寺町・中島川

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2023年1月に開庁した、長崎市の新庁舎。もともと長崎市公会堂のあった魚の町の場所にできた建物は、なんと19階建てという高さを誇ります!その最上階は展望フロアとなっていて、一般の人が気軽に立ち寄ることができるスポットとなっています。長崎を一望する景観スポットといえば、稲佐山や鍋冠山が挙げられますが、街の中心部の長崎市役所からは一味違った景色を楽しむことができます。今回は展望フロアと、周辺にある老舗&ニュー立ち寄りスポットもご紹介。レトロな空間で老舗のカステラとコーヒーを堪能するもよし、インスタ映え抜群&贅沢なパフェを楽しむもよし。長崎の新しい景色と魅力が再発見できるまちあるきに出かけましょう。

歴史ある港町を一望できる新市役所の展望フロア

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もともと長崎市桜町にあった長崎市役所ですが、建物の老朽化によって新しく建て替えることになりました。近くの魚の町にできた新庁舎は、周りの建物と比較しても一段と目立つ高さです。展望フロアからどんな景色を見られるのか、早速上がってみます。


展望フロアには、正面玄関右手の高層用東エレベータや西エレベータ4号機で向かいます。フロア案内版の「19」という文字、長崎では見慣れませんね(笑)。平日のお昼過ぎでしたが、他にも展望フロアを訪れる方がいました。取材日時点でまだ完成して1年経たないこともあり、注目度の高さが感じられます。



まず向かったのは展望スペース。予想以上の絶景に思わずびっくりしました!大きなガラス窓からは、長崎港や女神大橋、三菱造船所まで見渡すことができます。案内板には市内の観光名所の場所が載っているので、実際の景色と照らし合わせながら探すことができます。


長崎市内の景色を眺める場合、普段は山からまちを見下ろすことばかりですが、この新庁舎はまさに街のど真ん中にあります。建物との距離が近く、迫力ある景色です。何気なく通る道路沿いのビルの屋上を見られるのも不思議な気分でした。また展望スペースでは、長崎のまちの成り立ち・交流の歴史を映像で紹介しています。初めて知る内容もあり、景色の見え方が変わってきます。


展望スペースの横は、広々とした屋上庭園となっています。心地よい風を感じられて、芝生の上でくつろいだり、景色を眺めながら散歩したりするのにピッタリ。飲食可能なので、お弁当や軽食を楽しむのもいいかもしれません。



開放時間は午前8時15分から午後9時30分まで。今回は日中に足を運びましたが、夕暮れ時や夜にはまた違った景色を満喫できそうです。アクセスに優れた新しい長崎の夜景スポットとして、市内中心部の観光とともにオススメしたい場所でした。
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レトロ喫茶でカステラとこだわりのコーヒーを堪能

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景色を楽しんだ後は、近くのレトロな喫茶店で休憩しましょう。市役所から道路を挟んだ隣にあるのが、340余年という歴史を誇るカステラの老舗「松翁軒」本店。その2階にあるのが「喫茶セヴィリヤ」です。重厚な階段を上がると、なんともレトロかつ上品な空間がお出迎え。赤い絨毯に歴史を重ねた照明や家具など、まさに非日常感に溢れた雰囲気です。


1980年の本店ビル新築に合わせてオープンしたお店で、もともとは食事も提供していたそう。オムライスが人気で、今でも思い出の味となっている地元客もいるとか。その後、喫茶として生まれ変わり、看板商品であるカステラとコーヒーがメインとなっています。店内に飾られた絵画や器は、先代の社長のコレクションとのこと。どれも見応えがあります。ちなみに階段横のステンドグラスはとても貴重なもので、同じ大きさやクオリティのものを探してもそうそう見つからないようです。


窓際の席は、長崎市役所のすぐ近く。SNSの投稿でお店を知った観光客からも人気だそう。確かにこんなに素敵な空間なら、メニューや店内を撮影したくなる気持ちも分かります。もちろん地元の常連客からも親しまれていて、季節替わりのカステラを求めて定期的に通う方もいらっしゃるそうです。


定番の人気メニューが「松翁軒カステラセット」850円。ドリンクと2種類のカステラ(松翁軒カステラ・チョコラーテ)がセットになっています。熟練の職人が一枚ずつ丁寧に手焼きしたカステラは、贅沢な甘さと豊かな香りが感じられます。


そして「喫茶セヴィリヤ」のコーヒーは、カステラとの相性を追求したこだわりのオリジナルブレンド。苦味・酸味・コクのバランスに優れたマイルドな味わいです。持ち帰り用にディップスタイルのコーヒーバッグも販売しているので、カステラと一緒に渡すお土産にも最適です。


最後に紹介したいのが「セヴィリヤ・スケッチ」という素敵な企画。これはイラストレーターの泗水綾子さんが、訪れた方に簡単なインタビューをしながらその姿をスケッチするというもの。柔らかなタッチが特徴的で、見ていて気持ちが和んできます。スケッチは数ヶ月に一度のペースで開催中で、フリーペーパーやHP、SNSに掲載されます。レトロなお店で過ごす時間が、より一層思い深くなりそうです。
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インスタ映え間違いなしの贅沢パフェ

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次に訪れたのは、打って変わってイマドキな新しいお店。市役所近くの中島川沿いにある「Parfait de SAPIN(パルフェ ド サパン)」は 2022年12月オープン。豪華なパフェのテイクアウト専門店です。


諫早市にある「Cafe SAPIN(カフェ サパン)」の姉妹店で、こちらはパフェに特化したメニューを揃えています。インスタなどのSNSで口コミが広がり、今では多くの観光客が訪れています。


今回は定番人気の3種類のパフェを紹介します。まず最初は、チョコ&バナナという間違いない組み合わせの「チョコバナナ」720円。クッキーとアイスが相性抜群で、甘いもの好きな人にオススメしたいパフェです。


次は色鮮やかな「ショコラベリー」730円。ベリーの酸味がいいアクセントとなっています。見た目もかわいくて特にインスタ映えしそうです!ちなみにお店の前の中島川沿いにはベンチがあるので、景色を眺めながらゆっくりパフェを堪能することができます。


そして最後は、個人的に一番お気に入りの「抹茶あずき」700円。抹茶アイスに白玉、あんこという和の組み合わせで、程よい甘さのおかげでパクパク食べられます!底に隠された抹茶プリンで後味もスッキリ。ちなみに3つとも食べ応え十分ですが、お好みでトッピングのおかわりが可能です(+250円)。味変するのもいいかもしれません。


他にも季節限定のメニューやスムージー、長崎らしい「パフェ屋のミルクセーキ」500円など多彩なメニューを揃えています。もはやパフェというよりスイーツ感覚。暑い季節だけではなく、一年中足を運びたくなるお店です。

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この記事を書いた人

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藤本編集局 藤本明宏

ライター

長崎県在住のライター・インタビュアーです。人とまっすぐ向き合い、心のこもった文章を書いていきたいと思います。また普段から、インタビューで長く、ゆっくりと話を深めることに意識を向けています。

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