2001年にオープンした居酒屋「はち蔵」がお店を構えるのは、長崎新地中華街から徒歩5分の場所。

入り口にはV・ファーレン長崎の手作りの順位表が張り出されています。

何を隠そう、お店を営む坂本さん夫婦は大のサッカーファン。V・ファーレン長崎がまだJリーグに加わる前の、九州リーグ時代から熱狂的なサポーターとして最前線でチームを応援してきました。

 

あたたかな雰囲気の店内には、お店を訪れた選手や地元アーティストのサインがズラリ。中でも目を引くのが、サッカー日本代表監督を務める森保一さんのサインとツーショット写真！「以前、妻の実家の茂木で育てたびわを贈ったことがあって。長崎市出身の森保さんが帰省の際に顔を出してくれたんですよ」。

壁側には大型スクリーンがあり、V・ファーレン長崎の試合中継を観戦することもあるそう。「お客さんから『今日はパブリックビューイングしないの？』なんて聞かれることもあって」と笑顔の坂本さん。ちなみに団体客が持参したDVDを流すことも可能。

アットホームな雰囲気でワイワイ盛り上がれます。コース料理の内容は予算に応じて提案。「小さい子ども連れも大歓迎！」とのことでした。

地元の食材を使ったメニューの中でも、やはり目玉は「お刺身盛り合わせ」1,300円。朝から市場で仕入れた魚は新鮮そのもの。またカリッと揚げた「茂木エビの唐揚げ」はビールとも相性抜群です。

そして「はち蔵」ならではの名物メニューが、マヨネーズとニンニクでパンチのきいた味わいに仕上げた「とうふパチャンゲロ」650円。アツアツの鉄板から食欲をそそる香りが広がります。ご飯と一緒に丼にして食べる人もいるそうで、間違いないおいしさです。

ちなみにメニュー名のパチャンゲロは、スペイン語で馬鹿騒ぎという意味。「長崎弁だと“のぼせもん”みたいなものですね。昔、V・ファーレンの試合で『NAGASAKI PACHANGERO』という応援幕をスタジアムに掲げていたんですよ」と坂本さん。熱い思いが伝わる逸品です。

長崎市に完成する新しいスタジアムに期待が高まります。「ナイターが終わった後も営業時間に間に合うので、祝勝会でも、反省会でも、とにかく気軽に立ち寄ってもらえたら」。もちろんサポーター以外も大歓迎。アットホームな雰囲気で、誰もが馴染みのお店としてくつろぐことができます。

観光通り電停から徒歩2分の繁華街にある「五人百姓」は、創業50余年という老舗。地元の市場で仕入れた新鮮な魚を活かした料理や、長崎らしい鯨料理などを扱う居酒屋で、気取らず食事と会話を楽しめる昔ながらのお店です。

ゆったりとした店内は、少人数でも団体でも過ごしやすい空間。ステンドグラス調の照明にも長崎らしさを感じます。カウンターには新鮮な魚がずらり。仕入れに合わせた日替わりメニューが豊富なので、いつ訪れても飽きることがありません。

取材日の日替わりメニューの一つが「ごまヒラス」880円。ヒラス（ヒラマサ）をごまだれで和えた一品で、噛むごとに旨味が広がります。コリコリとした食感からも新鮮さが伝わり、地元客も唸るおいしさです。

「五人百姓」では長崎の酒蔵で作られた日本酒や焼酎などを豊富に揃えています。地魚と地酒はもちろん相性抜群。オススメの一杯を店主の方に聞いてみましょう。飲み放題付きのコース料理は一人5,000円から用意されています。

そしてお店の外せないメニューといえば鯨料理です。長崎は鯨の一人当たりの消費量が全国トップ。「五人百姓」でも、くじらカツやくじらステーキ、テレビでも取り上げられるほど人気のくじらしゃぶなど豊富なメニューを揃えていますが、県外から訪れてまず注文したいのが「くじら食べくらべ」1,980円。鯨はいろんな部位ごとに味わいが異なり、それらを一度に食べ比べることができます。定番のくじらベーコンや赤身のほか、さえずり（舌）、百広（小腸）、生畝須（下顎から腹にかけての希少部位）、末広（畝須を茹でた縁起物）など充実した内容です。

 長崎と鯨料理の繋がりは深く、今もお正月や結婚式などお祝い事でも提供されています。こうした食文化を実際に味わいながら知ることで、より一層長崎が親密に感じられるはず。せっかく旅をするなら、こうした地元の個性が感じられるお店に立ち寄りたいものです。

路面電車の電停「長崎駅前」から徒歩2分の場所にある「ボンボヤージ」は、地産地消にこだわった洋食居酒屋。豊富なワインや地酒とともに、長崎食材を使った充実したメニューを楽しむことができます。

グループでも利用しやすい店内は、自然と会話が弾む賑やかで陽気な雰囲気。奥に飾ってある舵輪は、オーナーが創業当初から大切に持ち続けているもの。テーブル席の反対側には、最大20名まで利用できる掘りごたつの個室があるのも魅力です。長崎ならではの料理を堪能できるコースもオススメ。

充実したご当地メニューの一つが「生からすみ」935円。口に入れた瞬間に豊かな香りが広がり、程よい塩味がお酒と相性抜群です。

もちろん長崎名物として欠かせない鯨も用意。「クジラ3種盛」2,860円はポン酢とともに召し上がれ。まだ食べたことがない方もきっとクセになる味わいです。

そして洋食居酒屋らしい豪快な逸品が「長崎和牛のサーロインステーキ」3,630円。脂身の甘さ、赤身のジューシーさは全国の品評会でも高く評価される長崎和牛の特徴です。こちらはワインとともに堪能したいメニューです。

「ボンボヤージ」はランチタイムも営業中で、ちゃんぽん麺を使った「チャポリタン」が看板メニュー。

夜だけではなく、お昼の食事でも訪れたいお店です。

今回ご紹介した3店舗は「STLOCALクーポン」がゲットできるSTLOCAL登録店。クーポンはSTLOCALショップ、またはMap Design GALLERY 長崎スタジアムシティにてお買い物券として利用できるので、長崎の食を楽しんだ後にぜひ立ち寄ってみましょう。きっと素敵なお土産や思い出になるアイテムが見つかるはずです。

 

○STLOCAL長崎駅前店

○STLOCAL長崎新地店

○STLOCAL長崎空港店

○Map Design GALLERY 長崎スタジアムシティ