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美味しさも楽しさも日本一! アジフライの聖地・松浦

公開日:2025/2/13最終更新日:2025/2/13
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松浦

https://d3ufri3nvnsbrn.cloudfront.net/images/contents/2860/1?t=17418880910751
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“アジフライの聖地”としてすっかりおなじみの松浦市。「なぜ聖地なの?」といったキホンから、飲食店ごとの個性的な味わい方、食べるだけじゃない楽しみ方まで丸ごとお伝えします。この記事を読めば、きっと松浦市へ足を運びたくなるはず。保冷バッグを持って、いざ出発!

なぜ松浦市は〈アジフライの聖地〉なの?

松浦市が“アジフライの聖地”を宣言したのは2019年。その背景にはまず、アジの水揚げ量が日本一であることがありました。多くの真アジが松浦沖の五島対馬暖流域を回遊しているため、年間を通じて月平均1,000トン以上の水揚げがあるそうです。
 
「もともと刺身として提供していた新鮮なアジを、あえてフライにしてみてはどうか?」という、友田市長のアイデアで実現。産地やクオリティ、おもてなしにこだわる〈8ヵ条のアジフライ憲章〉を掲げた連携店も増え、まち全体がアジフライの聖地として大きな盛り上がりを見せているのです。

アジフライの聖地の名に違わぬ、松浦市のすごさ。


1.〈瀬付きアジ〉と〈外洋アジ〉の2種類が一年中味わえる
瀬付きアジは“居着きアジ”とも呼ばれ、その名の通り伊万里湾に住みつき、良質なプランクトンを食べて育ちます。厚い脂身と濃厚な味わいが特徴です。また、外洋アジは“回遊アジ”とも呼ばれ、対馬海域から五島海域の外洋を泳ぎ回って育ちます。身はほどよく上品な脂がのり、キュッと引き締まった美味しさが特徴です。お店によっては、松浦市のブランド魚〈旬あじ(ときあじ)〉を扱うところもあります。
 
2.店舗それぞれのこだわり調理法
水揚げしたアジを新鮮なうちにすぐ調理するお店もあれば、じっくりと一晩寝かせて脂と旨みを浸透させるお店もあります。もちろん、そのどちらもが正解◎。ぜひ両方味わってみてください!
 
3.徹底したフローズン技術
松浦市のアジフライは、〈ノンフローズン or ワンフローズン〉を徹底したこだわりっぷり。ノンフローズンとは一度も凍らせずに作ったアジフライのことを指します。ワンフローズンとは、その日に水揚げされた、刺身で味わえるアジを捌き、その日のうちに粉付けまでをして凍らせたアジフライのことです。
 
4.「食べる」を越えたデザイン性の高さ
「まさかそうくるとは!」な、オリジナル性抜群のアジフライデザインが各所で見られるのも松浦市の面白さ。旅の思い出に、ぜひお気に入りのアイテムをゲットしてみてください♪
 
 5.本気のフォトスポット
松浦市内には“アジフライの聖地”宣言への本気がひしひしと伝わるフォトスポットがあるのをご存知ですか? 全部制覇すれば、あなたも松浦市アジフライマスターになれるかも。
 
ここまでが松浦アジフライの基本編。ここからは実践編です! 最後までぜひご覧くださいね。

超個性的アジフライを制覇せよ!

あなたはソース派? 醤油派? それとも味ぽん派……?
 
それだけにとどまらず、アジフライの味わい方は、実はフリーダム。
 
市内3つのエリア【松浦・鷹島・福島】にある35の飲食店や宿泊施設(2024年3月時点)では、各店こだわりの仕入れや調理法はもちろん、味付け、調味料やソースに至るまで個性豊かなアジフライがラインナップ!
 
駅などでゲットできる〈松浦アジフライ食べ歩きMAP〉を参考に、ぜひとも全店制覇してみてください。

味楽(あじよし)きらく

その中から今回ご紹介するのは、今福町にある〈味楽(あじよし)きらく〉。大衆食堂として長年親しまれている老舗で、具材たっぷりの長崎ちゃんぽんや、市内唯一の無煙ロースターを使った焼肉も人気です。


令和元年に松浦市が行った“アジフライの聖地”宣言と共にスタートした〈極旨こだわり鮮魚 釣りアジのアジフライ定食〉(1,500円)は今や看板メニューの1つ。多い日で70〜80食は出るという人気の定食なんですよ。

フライや刺身に使用するアジは、店長の下久保さん自らが松浦の今福沖へ出向いて豪快に一本釣り。フライ用のアジは鮮度を失わないよう締め、一晩寝かせて脂を落ち着かせて旨みを浸透させます。
 
170から180℃の高温でサッと揚げることで、衣が立ってカラッとザクザク、身は驚くほどフワフワで旨みもたっぷり!

セットで付いてくるアジの刺身は、獲れたてをすぐに締めて、この店独自の技法で美味しさを最大限に引き出した逸品。まずは何もつけずにそのままお召し上がりください。新鮮なアジ本来の風味を楽しめます。

きらくオリジナルのニラソースは、蒸したニラの風味豊かな爽やかさと、醤油とオースターソースをブレンドしたコクのある味わいが見事にマッチ。

あまりの美味しさに白ご飯が進むこと間違いナシ! 白ご飯とお味噌汁は一杯までおかわりOKなので、いろいろと味変しながらアジフライを存分に堪能してくださいね。
※タルタルソース派の方は注文時にお声がけください。


おすすめしたいのがもう1つ。アジフライ型のインパクトあるフォルムが特徴の〈アジくん焼き〉(1本280円、4本セット1,000円)は、ほくほくと優しい甘さの餡子をカリッとした衣で包んだ和スイーツ。地元の老舗和菓子店〈福井製菓〉とのコラボメニューで、テイクアウトも可。揚げたてはぜひその場でガブッと味わって♪

また、きらくでは、店主・下久保さんのライフワークでもある一本釣りと絶品アジフライが楽しめる体験プランもあります。
 
2月までの冬はオフシーズンなので、予約は3月以降の春先がおすすめです♪
 
★ご予約など、詳しくはこちらまで。
 
「いつでも新鮮で美味しいアジを召し上がっていただきたいです!ぜひお越しください」と、笑顔の素敵な下久保さんご夫妻にも会いに来てくださいね。
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「うまいアジフライが食べられる」コンビニ!

松浦市内で唯一、絶品アジフライが買えるコンビニがあります。〈デイリーヤマザキ松浦小島店〉です。

実はこのお店も、れっきとした“アジフライの聖地 松浦”連携店のひとつ

〈松浦漁港のアジフライ〉(一枚税込118円)。近くの漁港から直送されたアジなので新鮮そのもの! 部位はフィレで、おやつにもお手頃なサイズ感です。
 
デイリーヤマザキの揚げ物は、吸油量を抑え、カラッとザクザクに仕上げるヘルシーオフ製法。揚げたては5分ほど提供時間がかかります(1~2枚の場合。枚数や、混雑時などによって提供時間は変わります)。

身はフワフワながらも引き締まり、衣とのバランスも◎。1枚ペロッといけちゃうおいしさ!

ちなみにこのアジフライ、その場で食べるにとどまらず、自宅用でも差し入れでも大人気。一度のオーダーで、最大90枚を売り上げたことがあるのだとか……!
 
旅の途中にぜひ立ち寄ってみてくださいね。

自宅でも松浦市のアジフライを堪能したい人へ

「震えるほど感動したアジフライの美味しさを、自宅でも味わいたい」。きっとそう思う方は多いはず!松浦市内にある物産店や直売所では、冷凍アジフライを購入することができます。今回は数ある直売所のなかから、松浦魚市場内にある〈旬(とき)市場〉をご紹介します。
 
ここは、松浦漁港で水揚げされた鮮魚をお手頃価格で販売しているうえ、干物といった加工食品に至るまで幅広いラインナップで取り扱っています。
旬(とき)という読み方はブランド魚〈旬あじ・旬さば〉から。対馬海峡から五島海域で4~8月の期間で獲れる新鮮かつ栄養の豊富さが自慢なんです!
 
ぜひテイクアウトでオススメしたいのが〈エンマキプレミアム〉1500円。
熟練した目利きで厳選した旬のアジフライを、マイナス35度で急速冷凍したこだわりの味です。自宅で揚げれば、まるで漁師さんのおうちでいただくご飯のような、新鮮でフワフワ、うまみたっぷりのアジフライがいただけます。
 
また、お土産にも人気なのがアジフライグッズです。
オリジナルTシャツや保冷バッグ、ステッカーやミニのぼりまで、プレゼントにして贈るもよし、日常使いにするもよしなアイテムです。
 
取材日の晩御飯は、もちろんエンマキプレミアムのアジフライ♪ 〈アジフライに合う!?お茶〉と一緒にいただきました♪

魚市場の雰囲気もセットで楽しめる〈旬(とき)市場〉。訪れる価値アリです!

旅の思い出にアジフライグッズはいかが?

食べるだけじゃない楽しみがここにある! アジフライをオシャレかつ、キュンとするデザインに落とし込んだオリジナルグッズも見逃せません。
 
松浦鉄道松浦駅構内にある〈まつうら観光物産協会〉でゲットできる〈アジフライキーリング〉(550円)。一つひとつ手作業で仕上げられており、どんなインテリアやファッションにも馴染むフシギな存在感♪ スチール製の良い重量感も心地良いアイテムです。

旅のお供にピッタリなアクスタもあります。松浦アジフライ大使としても大活躍中の、松浦鉄道(MR)の『鉄道むすめ®』・西浦ありさちゃんのアクリルスタンド(880円)です。
可愛いっ!! 『15th鉄道むすめキャラクター総選挙』でベスト10入りしただけはあります。
 
松浦アジフライ大使として活動する際には、憧れの西日本魚市株式会社「セリ人」永田弘樹氏を真似て漁業関係者のユニフォームとアジフライTシャツを着こなす。(松浦市公式ホームページより引用)
 
設定もこれまた可愛い! そんなけなげさも、ありさちゃんの魅力。
 
アクスタのデザインには、そんな憧れのセリ人・永田さんをリスペクトしたピンクの作業服、セリ人が使うスピーカーに、松浦魚市場を見学できるよう専用帽子まで散りばめられており、松浦愛が存分に感じられます。
 
ぜひゲットして、旅に連れて行ってね。
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SNS映え必至なフォトスポットも見逃せない!

市内各地には、ぜひ写真におさめてほしいフォトスポットがたくさんあります! その代表的なものに、これからも“アジフライの聖地”であるという覚悟を示したユニークな石工モニュメントがあります。

〈道の駅 松浦海のふるさと館〉の敷地内にて。

松浦鉄道松浦駅の沿線にも!

他にも鷹島エリア、松浦市役所にもありますので、ぜひ市内を巡ってコンプリートしてみましょう!

出逢えたらラッキー!アジフライ列車

4台限定で走っているという、松浦鉄道の〈アジフライ列車〉。オリジナルのアジフライロゴマークをあしらったヘッドセットや、社内のつり革にぶら下がったまるで本物のようなアジフライがとってもフォトジェニック。出逢えたらラッキー♪

全国でも珍しい!? 鯵塚がある【今福(いまぶく)神社】

最後にご紹介するのは〈今福神社〉

アジの水揚げ量日本一を誇る松浦市ならではな“あるもの”が設置されている神社です。それは、なんと〈鯵塚〉。アジフライの聖地・松浦ののぼりが目印です。

松浦の海の恵みであるアジに感謝の思いを込めた〈鯵塚〉の左右には、2枚のアジフライをかたどったモニュメントが施されています。キラキラの金箔がゴージャスでご利益がありそうです。

ぜひ、そっと手でふれてみて。運勢がアップする(揚がる?)かもしれませんよ。
 
また、ここでは〈アジフライのお守り〉もGETできます! カラーバリエーションも豊富なので、ぜひお気に入りを探してみてください。
 
私はやっぱり〈金〉にしました。今年も良い一年になりますように。



【記事作成協力・参照・引用】
一般社団法人 まつうら観光物産協会様
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この記事を書いた人

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山本 千尋

フリーライター

佐世保生まれ在住のライター、演劇人です。地元の興味深いヒトコトモノを夏休みの自由研究のように楽しくて奥深い記事にし、それを本にする生活をしていきたいです。

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